旅行記
2015/05 尾瀬(燧ケ岳・至仏山・景鶴山)
5月連休なので山開きした尾瀬である。
今回は4泊5日で尾瀬の山に登る作戦だ。
1日目 鳩待峠→山ノ鼻→至仏山→山ノ鼻
2日目 山ノ鼻→燧ケ岳→山ノ鼻
3日目 山ノ鼻→景鶴山→山ノ鼻
4日目 山ノ鼻→至仏山→山ノ鼻
5日目 山ノ鼻→鳩待峠→至仏山→鳩待峠

行きは友人の運転で一気に戸倉を目指す。
車は新型のアクセラスポーツ(1500cc)。
連休初日のため高速道路が混雑する予報であるため、
朝3時半に出発して渋滞を回避する作戦だが、それでも混んでいる。
このため(そうでなくても)安全速度で走行。

で、戸倉からバスに乗り鳩待峠へ。
そこからは山ノ鼻に物資を搬入する。
ザックは70L+25L=95Lの体制だ。

完全に雪山だな。

山ノ鼻に到着後、テントを設営してから至仏山を目指す。

森林限界を超えるとめちゃくちゃ暑い。

70Lのザックは搬入用で、搬入後は25Lのザックで十分対応できる。

頂上。
1年ぶりの至仏山だ。

天気がよいこともあり凄い人出になっている。

三角点。
なお、近くの武尊山と巻機山にそれぞれ1等三角点があるため、
こちらは2等三角点となっている。

帰りはシリセードで高速下山。
至仏山は勾配がシリセードに最適なうえ、雪面も綺麗だ。
おかげで大量に落し物が発生している模様(至仏山荘の店員談)。

途中からは沢に入り込まないようにルートを気をつけて下る。

テントに戻ってきた。

山小屋内部も快適だな。


今回搬入食料。5日分なので大量である。
かなり激しく運動しても、1日3,000kcalあれば十分対応できる。
しかし、4泊分で12,000kcalともなると大量だな。
物にもよるが、1gあたり3kcal換算でも4kgになるうえに嵩張る。

快適な別荘生活だ。

夕日が沈む。

燧ケ岳は非常に遠い。
明日はあそこの頂上まで日帰りをする予定だ。
2日目

朝4時起床で出発準備をする。
友人パーティは1泊の予定のためここで分かれる。

朝のテント場は静かだ。
もちろん、もう起きている人が多い。

4時45分出発で燧ケ岳を目指す。
目指すのは正面の山だ。

尾瀬ヶ原は雪が腐ると歩きにくいため、
日の出前後くらいまでに通過したいところだ。

日の出。

滑らかな水面が鏡のようだ。快晴無風。
朝の尾瀬ヶ原は幻想的だ。

見晴の山小屋群に到着。

そこからは無雪期は通行止めの見晴新道を通り、燧ケ岳へ。
土石流で登山道が流出したが、雪があれば問題なく通過できる。
また、実際に通っている人が多い。
雪にもよるが、昼間ならピッケルはいらないな。

途中からは尾根に乗ると雪がなくなる。

燧ケ岳の頂上だ。

もちろん、こいつも持参だな。

尾瀬ヶ原と至仏山がかっこいい。

で、三角点があるほうのピーク(俎ー)へ。
雪がかなりあり急勾配でなかなか怖い。ここはピッケル必携だ。
しかしある程度進むと下が水平となる区間になる。
ここなら滑落停止の練習ができると思い、
4往復ほどやってみるが意外と止まらない。

無事に通過。

こちらも至仏山と同様に2等三角点。

あちらが頂上のピーク(柴安ー)だ。なかなか急勾配。

燧ケ岳からは、下界がほとんど見えないのがすごい。
実際には桧枝岐村の集落がわずかに見える程度である。

帰りも急勾配を慎重に通過。

燧ケ岳頂上からの展望図(横3200p)

下山にかかる。

見晴まで戻ってきた。
ここから地獄の尾瀬ヶ原の通過だ。
下り勾配10%でも平坦のように感じるくらい雪が腐っているから、
平坦の尾瀬ヶ原では登り10%勾配相当ということになる。
山ノ鼻までは距離7km、つまり登り700m相当というわけだ。そりゃ大変だ。

燧ケ岳を振り返る。
中央の深い沢を登っていったわけだ。

一部区間は木道が出ているが、
雪に隠れた木道の下には空洞があり落ちないように要注意。

水芭蕉も咲いている。
山ノ鼻に帰還後は、疲れたために早めに寝る。
というか山のテント場では早寝早起きが基本である。
19時就寝、4時起床を目処にしたいところだ。
日本人の平均睡眠時間は7時間半とのことだが、
山では、疲労やテントでの睡眠の浅さを考えると9時間は確保したいところ。
3日目

今日は朝5時起床で景鶴山を目指す。
山ノ鼻から東電小屋方面へ。
景鶴山は登山道はなく、実質的に5月連休限定の山である。
300名山に指定されているが、このため300名山でもかなり難易度が高い山である。

ヨッピ吊橋からは正規ルートを外れ、景鶴沢を詰めて景鶴山に登る。

途中からは景鶴沢から外れて東側の尾根に登る。
人も少なくなかなか危険である。
僕みたいな初心者が来れるレベルではなく、完全に失敗だった。

人が少ないせいか熊を発見。
カモシカと異なり手足が太いのと、歩き方が明らかに熊だな。
なお、こちらを認識しているようで、遠ざかっていったので一安心。
これまで400日以上山に行っているが、熊を見たのは2回目だ。

群馬県境の尾根に出ると痩せ尾根の通過になる。

ヤブヤブしているうえに、なかなか危ない。

景鶴山の頂上だ。
バックは平ヶ岳。
GWの平ヶ岳も行ってみたいが、上級者専用のため僕には論外だな。

山頂は非常に狭い。

景鶴山の頂上からはまったく下界が見えない。
登山道がないこともあり、ここもなかなか日本の秘境だな。

しばらくゆっくりしていると高崎の山岳会が登ってきたので写真をお願いする。
リーダーやメンバー等、かなり高い錬度と思われた。

帰りは東電小屋の方面へ降りる。
こちらはトレースがはっきりしており一安心。

東電小屋まで降りてきた。
東電は東京電燈の略なんだってさ。

幕営地まで戻ってきた。
今夜は寒冷前線の通過により雨が降るようなので傘を使用。
シングルウォールテントだと雨のときがつらいのが難点だな。

それでもテントは多い。
超巨大テントのパーティが新聞紙で焚き火をやっていてわろた。
なお、燃えた新聞紙はそのまま残置していった模様。

尾瀬なので有料で風呂も入れる。大変ありがたい。
夕方は戦闘機(機種不明)が高空を通過したがかなりの騒音だった。
そういえば今日は平日だったので訓練でもやってんのかな。
その後は寝るが、夜に雨が降ってきた。
テントの雨漏りもなんとかしないといかんなあ。
軽く雨が通過する程度なら支障ないが、1日雨だとかなりまずいな。
4日目

朝には雨はあがっていた。
今日は至仏山に往復だ。
風等への対策で、テントはペグダウンしたままいったん畳んでおく。

なんと昨日夜の雨は標高2000m以上の場所では雪になったようだ。
新雪が2cmほど積もっているこから、3mm程度の降水量だったようだ。

頂上。
なお。今回から新型の登山靴を導入。
1年半(累積山行日数100日)でダメになるので財政的になかなか辛い。

今日は雨上がりということもありかなり展望がよい。

上信越の山々も真っ白でかっこいいな。

相変わらず三角点。

こういう風にタッチした写真を撮るのが流行っているんだとか。

はいはいこいつも。

では、山頂で4時間以上もぐだぐだしたので下山する。

スーパーで買ってきたトン汁の具が、野菜補給等にいい感じだ。
煮込んだあとにインスタント味噌汁の具を入れれば完成だ。
野菜は1日350g目安だが、今回は5日平均で1日100gといったところだな。

日が沈む。
5日目

今日もいい天気だな。

最終日ということもあり人はだいぶ少なくなったか。

テントを撤収し、鳩待峠まで戻り、そこで70Lのザックを預け、
25Lのサブザックで至仏山をピストンする予定だ。

こちらもなかなか人が多い。
半数以上はBCスキーヤー・ボーダーだ。

森林限界を超えるとかなり暑い。半そで1枚でも汗だくに。

頂上。
今回で3回目だ。どんだけ登ってるんだ。

同じようにタッチ。

いい天気。

鳩待峠に戻る。
毎日山に登っているとだんだん体力がついてくる。
鳩待峠〜至仏山往復ならコースタイム4時間50分のところ、
雪があるにも関わらず2時間20分だ。

戸倉まで連絡バス、戸倉〜沼田駅までは関越交通バス、
沼田駅からはJR線等を乗り継いで帰宅する。
以上、無事に帰還、総費用32k(うち減価償却費9k)。