旅行記
2014/11 甲武信ヶ岳
甲武信ヶ岳は山梨県・埼玉県・長野県の3県境にある2,475mの山である。
甲武信は甲州・武州・信州の頭文字である。
今回は、西沢渓谷から入山し、甲武信ヶ岳頂上を踏んだあと、
甲武信小屋にテント泊をし、
その後は長野埼玉県境を北に縦走し、三国峠まで至る計画だ。

朝一のスーパーあずさ、普通列車を乗り継ぎ塩山駅へ向かう。
中央線特別快速からは富士山が見えた。

自宅からだと秩父山塊を半周以上しなければならず大変遠い。

西沢渓谷からスタート。
ここは標高1,110mのため、小屋までは1300mの登りのみ。
今日の行程はだいぶ楽チンだ。

11月とあり唐松などの葉が落ちて見通しが効くようになってきた。

徳ちゃん新道のほうが道はよいようだ。

途中はシャクナゲのトンネルになっている。

木賊山の頂上を経由して甲武信小屋方面へ。

三角形に尖っているのが甲武信ヶ岳。
その右にあるなだらかな山が埼玉県最高峰の三宝山だ。

甲武信小屋でテント設営後は頂上へ。
これで通算3回目の登頂だ。

記念撮影。だいぶ寒い。

もちろんこいつも持参。

いい天気だが冬型が強く、八ケ岳は雲の中で暴風雪の様相だ。

だいぶ陽が傾いてきた。

遠くには大宮駅などが確認できる。

小屋に戻る。

快適だな。

夕食にする。

マイナス4度と寒い。

日が暮れる。

甲武信小屋の内部。
さすがに今日は1人2畳近いスペースがあるようだ。
暗くなってきたので寝る。19時就寝。
夜はマイナス7℃まで冷え込んで大変寒かった。
モンベル#0にホッカイロ6枚装備でぬくぬく11時間睡眠。
とはいえ、これ以上寒いとテント泊は無理だな。
2日目

翌朝。
日の出が6時15分前後のため6時起床。
テントを撤収して再び甲武信ヶ岳の頂上へ。

八ケ岳や北アルプスは真っ白になっている。
しかしこちらにはまったく雪がないのが助かる。
一応4本アイゼンを持参したが全く使わないな。

パノラマ写真で山名入り。

こちらは三宝山。
埼玉県最高峰だ。

三国峠を目指す。

見晴らしが良いところもあれば、
切れ落ちた岩場などもあり、意外と危ない。

奥深い埼玉県側と異なり、長野側は明るい。

十文字小屋。
むかしの中仙道の裏街道だったようで、
江戸時代には8月の1ヶ月の交通量は300人/月だとか。
もっとも、明治に三国峠(新三国峠)に車道が開通して、
埼玉県と長野県を結ぶ役割は完全にそちらに移った。

小屋内部。

信州側と武州側で地形や植生が異なるのが面白い。
典型的な片峠で、
武州側は深く切れ落ちたV字渓で深い鬱蒼とした森だが、
信州側はなだらかな高原地形で明るい林となっている。
このあたりは碓氷峠のあたりまでこんな状況となっている。

十文字峠〜三国峠間ではだれにも会わず。
コースタイムの設定も他の区間よりの厳しく、玄人向けだな。

三国峠まで到達。
10年ほど前に、免許取立ての友人の車で初めて到達したが、
あまりの山の奥深さ、谷の深さに、車でこんなところに来れるのかと感動。
さらに、中津川林道の延々とダートを通ったあとに出てくる、
明るい信州側の風景にもまた驚いたのだった。
これで、埼玉県境の長野と接している部分を歩いたことになる。
なお、埼玉・長野・群馬の3県境となる三国山へは、
前述の10年ほどまえに行ったことがある。

ここからは林道を9km歩いて梓山バス停まで。
ところどころショートカット可能なところがある。
埼玉県側は倍の18km歩かなければバスはなく、
流石に18km歩くのはしんどいため却下だ。
しかも渓谷が険しいためショートカット不可能。

バス停まで戻る。
バスの時間にはギリギリといったところで到着。
川上村も秘境の村といった感じで紹介されることもあるが、
こちらはやっと人里に降りてきて一安心といった感じだ。

信濃川上駅。
ここで50分ほど待ち時間があるためアルファ米を食べる。
東京へ戻るならば小淵沢経由のほうが安くて速いが、
僕は新幹線で高崎のため、佐久平経由だ。
友人のほうは小淵沢経由であずさのG車で帰るそうだ。

小海線。

佐久平駅からは新幹線に乗る。新型車両E7系だ。
行きは塩山まで中央線で行っているので、
これで秩父山塊を電車で1周したことになる。
以上無事に帰還。
掲載写真は友人撮影。
お疲れ様でした&ありがとうございました。
このエリアは人が少なく、1人で入山するのはリスクが高い。
このため2人で行けて安全・快適であった。大満足。
総費用14k。