旅行記



2014/09 雲取山


雲取山は、東京都の最高峰で2017mの山である。



秩父鉄道三峰口駅からバスに乗る。
三峰口駅から三峰神社へのバスは、
途中の国道140号が崩落により通行止めとなっているため、
川又のあたりまで迂回しての運行となっており、
20分ほど余計に時間がかかる。
これならば(大型車は無理だが)大陽寺経由のほうが
速いのではないかというレベル。



三峰神社から歩き始める。
バスの時間が遅いため11時スタートだ。
あと2時間早い便があれば雲取山日帰りも可能なのにな。



どんどん進む。写真は白岩小屋。
いまは避難小屋になっているがやや荒廃が進んできた。



雲取山荘。
テント場では5張しかなく、
空いているようなので奥多摩小屋テント場を目指す。




雲取山荘も大賑わい。



頂上。




なかなか良い展望だ。




埼玉県側が展望がないのが残念。



頂上の東京都の山頂標識が新しくなっているが、
「雲取山」としか書いてないのはちょっとやっつけ感が…。
少なくとも、標高2017mとの表示は入れ、
「東京都最高峰」などの表示もあるといいのでは。



三角点。
トレーニングとしていつものノートPCも持参。
こういうことしてるからザックが重いんだよな。



避難小屋。



小屋の前からは石尾根が見渡せる。



だいぶ疲れたため、テント場まで行くのを諦め、ここに泊まることにする。
避難小屋利用の際には、テント持参が当然のマナーである。
(人が多く、泊まれないことも予想され、
 また本当に避難している人で一杯になる可能性もあるためだ。)
なお、ここがもちろん、「東京都で一番高い宿」だ。



日が傾いてきた。雲取山の影が見える。



山頂へ。



日が沈んでいく。
日没後にも夕陽を浴びて高空を通過する飛行機が見える。



夜には帝都の夜景が見える。
夜景が一面に見え大変美しい。
はるか遠く、東京上空に複数の飛行機が飛んでいるのも分かる。
しかし、夜の山は恐ろしい。
避難小屋に6人なので全く問題ないが、1人なら結構怖いな。



このあとやることも無いので1930就寝。
同宿者はなかなか錬度が高い山屋だったようで、
7時にはささやかな宴会が終了され就寝していた。
(錬度が低い山屋はたいてい遅い到着で寝るのも遅く、マナーも悪い)



翌朝。
日の出だ。




朝陽を浴びる。



雲取山の影が見える。



もちろん、こいつも持参だ。



ストックにくくりつけてパノラマ写真するとこのとおり。



南アルプスの北岳と間ノ岳が見える。



先週行った甲武信ヶ岳がはるか先に見える。
あそこまではテント泊の場合は丸2日掛かるが、
それでも歩いて2日で行けるんだからすごいもんだ。
甲武信ヶ岳のあたりは、左から木賊山・甲武信ヶ岳・三宝山だ。




木賊山の左には八ケ岳の先っちょだけが見える。




気温は外気温5度、室内8度といったところ。
モンベル#3で着込めば余裕で熟睡だな。
しかし、テント泊の場合はやや寒かったかもしれないな。
僕が最後になったので、清掃をしてから撤収。
ありがとうございました。



では下山に掛かる。
鴨沢ルートは三峰ルートの5倍くらいの人数が居そうだ。




途中の奥多摩小屋。
テントが2張り設営されていた。




鴨沢に下山。
バスは午前中は本数が少ない。



奥多摩駅。
埼玉県の三峰口から東京都へ。国を越える山行は楽しいな。




しかし、そこから電車で帰るのは大変しんどい。
奥秩父山塊のまわりを電車半周しなければならんわけだ。
青梅線の東青梅〜奥多摩間はずっと単線のためなかなか遅い。
山岳路線のためやむを得ないが、並行する国道といい勝負だ。
奥多摩〜新宿は1時間40分くらい要するため、
土休日はホリデー快速がもっとあると嬉しいな。
ライナー券300円取られても乗る人は結構居そうだ。


以上、無事に帰還、総費用8k。