旅行記
2012/12 雲取山
前回に引き続き、だいぶ寒くなってきたので低い山に移行である。
今回も、東京都最高峰である雲取山(2,017m)だ。
がんばれば日帰りも可能だが、
やはり下界の喧騒から逃れるために2泊3日だ。
1日目 鴨沢→奥多摩小屋
2日目 奥多摩小屋→雲取山→奥多摩小屋
3日目 奥多摩小屋→雲取山頂往復→鴨沢
1日目

今回は東京側からのアクセスだ。
なかなか通過ばかりで宿泊することがなかった奥多摩小屋にテント泊してみたい。
なお、反対側の雲取山荘もテントは可能だが、
12月に入るとテント場が凍結して非常に寒い。
いっぽう奥多摩小屋は南面なので雪もなく快適であるのも今回の選定理由だ。

バスで鴨沢まで。
バスには平日なのにそこそこ登山者が乗っていた。

重荷でどんどん登る。
20kgくらいなのにコースタイムどおり。ずいぶん体力が落ちたな。

石尾根縦走路に出ると明るく快適。写真は有名なツイスト松。

奥多摩小屋へ。

さっそく設営だ。
結局今日は僕だけの1張りだった。

今回搬入食料。
ガスボンベは250g×2本(実際には使いかけで400g)を搬入して暖房使い放題。
400gもあれば16MJも熱量があり、1kWの暖房出力を4時間半維持できる。

水場も生きているので非常に助かる。これなら暮らせるな。

奥多摩小屋の内部は少しさびしい感じだ。

日が傾いていく。
テントサイトは広く、200張りいけるというのは本当のようだ。
しかし整地がよく水平なのは20張りくらいまでか。

ヘリポートから日没だ。

富士山も霞がかっているが何とか見える。


ヘリポートのあたりは広くて快適だ。

日没。

沈んでしまった。

17時には暗くなってしまいやることがないので寝る。
18時就寝、7時起床。余裕で13時間睡眠。
寝ようとしたところでグラッっと大きく揺れる。
ゆっさゆっさ長く低周波で揺れて、まるで3.11の再来のように思えた。
地盤が良い山の上でこれだけ揺れるなら下界は大丈夫か?と思うが、
眼下に見える東京の夜景の明るさは変わっていない(=停電は起きてない)。
携帯で地震情報を取得すると東京は震度4か。
とりあえず大丈夫そう(まあ大丈夫じゃなくても何もできないが)なので寝る。
2日目

夜中にサラサラという音を聞いておかしいと思ったら、雪になっていた。
ここでは積雪は3〜5cmくらいだが一面まっしろだ。
気温はマイナス3℃くらいありそれほど寒くはない。

まっしろ。
テント泊は自分だけなので、まったくの無音だ。
雪のサラサラという音と、風のそよぐ音だけが聞こえてきそうだ。

と、静寂を切り裂いて、遠くからガスタービン音がこちらに迫ってくる。
そしてヘリがいきなり現れ、雲取山へリポートに強行着陸。
雪煙でまっしろになっており機体すら見えない。

ハンターと登山者(?)が数名降りてきた。
ヘリは朝日航洋だな。

再び離陸。

雪煙に包まれ離陸していった。
大手らしく、結構慎重そうな感じだったので、
練度の高さと無茶ぶりで有名な東邦航空とはちょっと違いそうだ。

10分後、2便目がきた。
進入方向は南から北へ抜ける感じに変更したようだ。
こちらのほうが向かい風を有効利用できる。

すごい雪煙だ。超かっこいい。
着陸する。
このくらいの雪を吸い込む程度なら、むしろエンジン出力が向上しそう。

着陸するとコレクティブを下げるのでダウンウォッシュが減って雪煙がなくなる。
やはりハンターと登山者数名が降りてきた。

再度離陸。
機種は朝日航洋で山小屋荷揚げなどで活躍しているJA9584だ。機種はBell412。
よく尾瀬にも飛来する。
高高度が苦手でも雲取山ヘリポートの1750m程度じゃ問題ない。気温も低いし。

ヘリの離発着を見た後はラッセルしつつ山頂へ。
雲取山でラッセルになるとは・・・。

無人の山頂。いつもの三角点。

山頂標識もおなじみだ。

樹氷がついており冬山の様相。

休憩していると人数が増えてきた。
ラッセルが原因か、日帰りで来る朝一組みの到着が少し遅れているようだ。
そのうち30人くらいのツアーパーティがきた。
名古屋から来たそうだ。遠路はるばる大変だな。
まあ僕も登山口までは5時間くらい掛かっており、
自家用車で名古屋から来るのとあまり変わらないが。

いい景色。

甲武信ヶ岳方面は真っ白。

さて山頂で4時間ほどぐだぐだしてテントに戻ってくる。
朝の真っ白がうそのように雪が溶けている。
なおテントサイトは風に強いと思われる樹林の中のサイトもある。
人気が高いのですぐに埋まってしまうが、冬はこちらのほうがいいかもな。

ノートPCも持参。
これがなきゃもう少し足取りも軽かったのでは?という気もするが。

今夜は風が強いようなのでがっちりとアンカーを打つ。

暗くなってきた。
やはりやることがないので18時就寝、7時起床。13時間睡眠。
今日は夜はマイナス11℃まで下がる予報なので、
ホッカイロを10枚ほど使い完全装備(寝袋はいつものモンベル#0)。
しかしモンベル#0は、対応気温-16℃までだが、
実際に-16℃で使おうとすると完全装備でも寒そうで、本当に大丈夫か?
3日目

7時起床で朝食をとるなど準備をし、ふたたび山頂へ。

帰りは七つ石山経由で。
山頂直下には神社もある。

鴨沢に降りてきた。
バスの時間まで1時間ほどあるので、4人で話し合い、タクシーに相乗りする。
鴨沢→奥多摩で1200円。+600円で30分以上早い電車に乗ることができた。

奥多摩駅まで戻ってきた。

帰りは中央線で帰還する。
でかいザックを持って東京の満員電車に乗るのは超気が重い。
以上無事に帰還。総費用13k。