旅行記



2012/09 新千歳


今年の夏からLCC(格安航空会社)が成田空港からの国内線に就航した。
夏の時期は高いため機会を伺っていたのだが、
9月になりだいぶ値段が落ち着いたので日帰りで新千歳まで往復してきた。
行きはジェットスタージャパン、帰りはエアアジアだ。
どちらがどうなのか比較できておもしろいはず。

行き 成田 10:10→新千歳11:55(定刻)
帰り 新千歳13:30→成田15:05(20分くらい遅延)

値段は安いが、休日は平日の1.5倍以上することが多く、平日がおすすめだ。
また、LCCはキャンセル料100%(払戻し不可)のため、天気を見て前日購入だ。
その点、とりあえず先に購入しておくスカイマークとは作戦が異なる。
(スカイマークは2ヶ月前に買っても当日買っても同じため。)
今回は前日23時に購入したが、空席が多いと直前は結構安いらしく、
そこそこな値段で購入することができた。
なお日帰り往復なので有料手荷物は申し込まなかったが、
エアアジアは7kgが無料の限度で、1泊の旅行だと引っ掛かるかも。
座席の指定は有料で可能のため、もちろん指定した。
(エアアジア300円、ジェットスター250円など)
エアアジアの場合、有料で指定しない場合、
重心とモーメントの関係から中央部に詰め込むという噂で、
最後方はガラガラ(1人で3席使った)だったが中央部は満員だった。





チェックインカウンター。
綺麗な感じでLCCっぽい雰囲気はあまりない。



バスで駐機場へ。このほうが撮影できるのでお得。



安い運賃で攻勢しているスカイマークはそこそこ搭乗率があるようだが、
こちらはどうなのかというと行きは9割程度、帰りは6割程度だった。
どちらも隣が空席だったため狭いのは気にならず快適である。




機内販売のメニューはこんな感じ。ドリンク200円はどうなのよ。
ちなみに大手は無料、スカイマークは100円だが、
あまりにも高いのも、エコノミークラス症候群予防の観点から好ましくない。
持ち込んだ飲み物を飲むのはご遠慮くださいと言っているし尚更だ。
まあ国内線で長くても2時間ちょっとなら問題ないとは思うが・・・。




そして離陸だ。
B滑走路から北向きに、滑走距離1300mほどで離陸した。



筑波山。



あとは東北新幹線の上をどんどん飛ぶ。



福島県郡山市のあたり。
高度は7000m程度と低いのは謎。
A320でも11000mは可能だろうと思うのだが。



福島市。
3分に1駅の計算で東北新幹線沿いを北上する。



蔵王連峰。最高峰の刈田岳とその神社も確認できる。



青森県へ。



再び新幹線と交差。



北海道へ。ここで電子機器使用禁止となる。



シートピッチはこんなん。



新千歳もいい天気。



チェックイン時間は、ジェットスターは30分前・エアアジアは45分前が締切だ。
(ただし、エアアジアは、1時間前〜45分前は1000円が別途必要になる)
スカイマークは20分なのでだいぶ短いが、遅延防止のためのとのこと。
余裕を持って空港に到着するのが望ましい。
飛行機なので安いから遅いということはなく、飛べば速度はほぼ同じ、
A320でM0.82であるが、B747で0.86なので5%ほど違うが無視できる。
というかM0.78しか出ないB737-800よりも速い。
とはいえ、空港に到着する時間が早くないといけないこと、
そもそも成田空港が遠いこともあり、最終的な所要時間は大きい。
今回の場合、特急を利用しても、8時に東京駅出発でギリギリといったところ。
そうすると札幌駅到着は、定刻の飛行だったとしても13時過ぎとなり、
所要5時間以上であるから、北海道新幹線よりは時間が掛かってしまう。
成田博多の場合はもうちょっと短いが、それでも新幹線とタイである。




展望デッキへ。


F-15が離陸していった。



遅延については、ジェットスターが遅延常習犯のようだが、
午前便ということで無事に定時出発だった。
最終便だと成田の門限に間に合わず欠航となることがあるようだが、
そういった事態でも何とかなるように、日程には余裕を持つのが大切だ。
ちなみに成田の門限にギリギリ間に合うかの瀬戸際になった際、
高空を巡航するJAL便を追い越しながら、
20000ft・420kt(=300〜310KIAS)の高速巡航だったことがあり、
かなりの遅延を回復できるはずだが、使用燃料は膨大だったはず。
なお、南北方向に飛ぶので偏西風の影響はほとんど無視できる。




次に乗る飛行機が遅れて着陸してきた。



帰りはエアアジアだ。



機内食もあるが、このくらいの搭乗時間ではいらないな。
空港での待ち時間で飯食べればいいし。



ANAの場合はA320で166席のところを、
ジェットスター・エアアジア・Peachともに180席の詰め込み仕様である。
スカイマークはJAL/ANAと同じ席数なので意外にも余裕がある。
どうしても狭いというのであれば有料で広い座席も指定できるが、
個人的には必要性は感じないところ。



岩手県の山中を飛ぶ。
帰りも巡航高度が7000m程度と低いのは謎。
速度はちゃんと800kmh程度出ているが、これでは燃費はやや悪そうだ。



早池峰。



どんどん南下する。北上駅上空。



新幹線も見える。新幹線で一番長い橋梁である北上川橋梁だ。



古川駅。



田んぼは、津波で浸水したところは作付けができないのか、
明らかに色が違っている。


福島第一原発。
色々と作業中なのが上空から見ても分かる。
周辺の街には自動車が走っている気配はなさそうだ。
なおこの写真で距離は約35kmであるが、
飛行禁止区域は3kmまで縮まっているので、
以前のようにほぼ直上を通る航空路も使えそう。



ここで反対側(進行方向右側)の席に移る。空席が多いので移動し放題だ。
茨城空港。



霞ヶ浦だ。



霞の上には、富士山が見える。



到着。



今回もバスでターミナルへ。お得だな。



帰りはアクセス特急で帰る。



秋葉に寄ってから家に帰還。

以上、無事に帰還。総費用20k。
(航空券関連14.5k+空港交通費3.5k+食費1k+減価償却費1k)




参考 飛行ルート(空港付近はフライトレーダーの航跡より推定)
行きについてはスカイマークよりやや西に寄っている。
スカイマークはこのルートで20回位乗ったがここまで西だったことはないのだが。
帰りは順当なルートだ。