旅行記



2012/06 関西・新千歳


久々に北海道に行ってきました。
東京からの飛行機の便は需要も多いこともあり、運賃は高止まりの傾向にあるが、
関西空港からの便はLCCなどの参入で競争が激しく、安い運賃で行くことが可能。
東京から大阪までの夜行高速バス代金(4700円)を考慮に入れても安い。
そのため、関西空港経由で新千歳を往復してくることにした。
帰りは気分の問題(旅程の最後に高速バスに乗りたくない)もあり羽田到着だ。



代々木駅にあるJR新宿高速バスターミナルから、青春中央エコドリーム号に乗る。
エコというのはエコノミーの略である。
青春とあるだけでもエコなのにさらにエコなんじゃどんだけエコクラスなんだ。
中央なので中央道経由になるが、別に東名を経由しようが中央道経由になろうが、
中の人にはどうでもいいことである。
東名三ケ日IC至近にあるベースで乗務員交代を行うため、
なお東名道経由であっても、新東名は経由しない。
そのため、乗り心地についてはどちらでも大差ないが、
中央道経由のほうが制限80区間が多いため、所要時間が+30分ほど掛かる。
ということもあり中央道経由便のほうが人気が少ないようだ。
つまり空席率も高いことになる。


2階建て4列シートのバスだが、激安ツアーバスと異なりちゃんとトイレがついている。
どうせすぐ寝てしまうのでトイレは使わないが、トイレの有り無しは安心感が違う。
ちなみに隣席は居なかったため、快適に2席使用して熟睡できた。
しかし、こういうときに1人旅はつらいところで、
バスに限らず列車なども2人席というのは多いので、
2人であれば隣席が確定するために安心感が大きいが、
1人利用だと隣にどんなのが来るのか判らない不安感は大きい。





大阪のOCATに到着する。
ここから関西国際空港までは1000円のリムジンバスが出ているが、
既に9時間バスに乗った後なので、電車で行くことにする。
電車の場合は、OCATに隣接している難関電鉄なんば駅から所要1時間弱だ。
急行の場合は890円、空港特急の場合は、+500円で計1390円だ。
スカイライナーが+1200円掛かるのと違い良心的な値段。
スカイライナーも、800円くらいにしてくれればかなり違うと思うのだが・・・。
とはいえ、スカイライナーの俊足と違い、南海の特急は遅いのが難。
こちらが空港特急のラピート。



写真のスーパーシートは特急料金500円に更に+200円の良心価格。
でもあんまり乗ってなかった。
まあ関西空港まで特急で40分なので、+200円も微妙といえば微妙か。
速いわけでもないし。



関西空港。
展望デッキはランウェイエンド近くにあり面白いが、バスで6分かかるのが難。




早めにチェックインしてぐだぐだすることにする。
今日は大阪から札幌まで移動するだけなので日程も余裕で、
関西12:30→14:25新千歳の便に乗るだけある。
関西新千歳は3往復あり、1便目は関西9:00なのだが、
この便だと、進行方向左側の席が逆光になってしまう。右側の席は海しか見えない。



有名なスカイマークの苦情は受け付けませんの案内文。
だいぶ丸い表現になったな。
まあ安く安全に運行してくれれば普通の人は文句はつけないわな。

格安だから危ないという話もまことしやかに語られるが、SKYの場合、
・B737-800の単一機材のため、部品ストックが十分確保されているほか、
 整備手順が1機しかないため、多数の機材を抱えるJALANAより整備ミスがでにくい。
・会社の平均機齢が3年と、新造機が多く、
 航空機そのものの劣化に伴うような致命的な故障をしにくい。
・主要路線にしか就航していないため、比較的滑走路が長い空港の利用が多く、
 さらに小型のB737-800で短距離運行のため必要滑走路長に余裕があり、
 オーバーランなどの事故リスクが低い。
 (例えば羽田は3000mの滑走路があるが、B737短距離便では1400mあればOKだ)
など、安全面でのメリットも考えられる。
どうしてもそれでも心配だというのなら、
 ・日出前や日没後に離着陸する便は避ける。
 ・台風後など風が強いときには乗らない。
 ・視界が悪い降雨時には乗らない。
 ・空港まで自家用車で行くのは避ける。
などの方法もある。



さて出発だ。






雲の切れ目から時折地上が見える程度。
こちらは大阪。




もう一気に秋田だ。



はるか先、隣の航空路を同じ方向に飛ぶ飛行機が見える。
飛行機雲を引いているのでわかるが、隣の航空路というと距離は30km程度か?
おそらく3m先に置いた米粒と同じ程度の大きさなので、やはりこの程度だろう。
ところで、30kmだと互いに正面から接近すると交錯まで1分といったところ。
衝突コースの場合は見かけの位置が動かないので発見は困難だ。
フライトシミュレータで試してみると衝突の3秒前くらい(距離1.4kmくらい)で
風防に貼り付けた米粒くらいのサイズに見えるようになるが、
このサイズでも動いてなければ発見は困難で、おまけに3秒前だともう間に合わない。
衝突の0.1秒前になると風防一杯の大きさに見えるようになるが・・・。



青森。


北海道へ。


北海道は晴れている。



新千歳空港へ到着。





そこからは快速エアポートで札幌まで出る。所要36分と快適だ。
130km/h運転だが、実際には余裕時間がたっぷりあるため実質120km/hが最高。



白石から先は方向別複々線となっている。北海道で唯一の複々線区間だ。



札幌駅。


こちらは最近電化された学園都市線(名前がかっこいい)。



電車になってだいぶいい感じだ。



札幌駅に停車していたカシオペアのスイート。
しかし列車内とは思えないほど豪華だが、
ここまで広いとビジネスホテルと比較されてしまい、逆に不利のような気がする。
B個室ソロ程度の大きさのほうが、列車内で個室であることの感触が沸いて良いかも。



札幌駅。



メシを食うが、外で食うよりホテルの部屋で食ったほうが落ち着くな。
やることがないので、18時就寝、7時起床。テント生活並みの早寝だ。



翌朝はすぐに新千歳空港を目指す。



やっぱり搭乗率はよいな。



あいにくの雨だが、関東は既に雨雲通過済みでそこそこ良い眺めが期待できそう。



早速離陸だ。



やはり雨雲のトップが低いことがわかる。3〜4km程度か。
これならば、富士山の頂上などが雲から突き出るのもわかる気がするな。




筑波山は風下側が低圧部となって雲が出ている。
ということは今日は北風だから、羽田へは南側からのアプローチか。





成田空港から上がってくる航空路と交差する。
おそらく300mほどの高度差をつけて交差する。
この交差のおかげで、成田の離陸機は一気に高度を上げられないので、
いったん水平飛行が必要になるのが残念。
羽田到着ルートをもっと高度を上げれば千葉の騒音問題も改善するし、
こういう交差も緩和されるのだが。




利根川を横断。



遠くには東京が見える。なお写真には写ってないがスカイツリーも見える。



千葉。




ここから先は電子機器使用禁止となる。
千葉上空をいったん富津まで南下したあと、HND34Rに着陸。
海面を43ノットで高速航行するセブンアイランドを追い越した。
こちらは140ノット前後のはずだ。



着陸。


その後はモノレールに乗り、戻る。


2周目



夜の東京駅新幹線ホームで時間をつぶす。
スタバでMacBookProを使うのが流行の先端なのと同様、
のぞみグリーン車でLet'sNoteを使うのも流行の先端である。おすすめ。


今回は青春中央エコドリームではなく、通常の東名経由の青春ドリーム号にした。
前回乗ったときに、1階の最前列はシートが1人掛けであることを発見した。
席を予約する段階で、クレジット決済であれば、座席を指定できるが、
この1人掛けシートをピンポイントで指定して予約した。
これなら、4列シートバスなのに実質2列で隣なしと非常に快適なバス旅が可能。
実際には、この席はタイヤ部のでっぱりが邪魔で足を伸ばせず、
寝心地が良いとはとてもいえないが、隣が気になって眠れない人にはおすすめだ。


ここに限らず、1階席は後ろを気にせず倒せる席も多く、
階の人数が少ないため変なのが居る可能性も少なくおすすめである。
運転席に近いので運行状況も確認できておもしろい。
ちなみに途中で何回か高速道路の白線を踏んだ音がしたが。
あとは暑いから冷房強くしてくれというオッサンと、
寒いから冷房弱くしてくれというねえちゃんが交互に運転席に行っててわろた。
バスに限らず、乗り物系は何であっても、エアコンの効きは予想不能なので、
冷え性な人はブランケット等を持参するのが基本である。
40℃の猛暑の高速道路から、マイナス60℃の成層圏まで、外の環境は幅広い。
なので、相手の空調を信頼するのはだめだ。

なお今回は56人乗りバスに54人搭乗とほぼ満席だった。



大阪に到着。


関西空港では4時間ほど時間がありヒマなのでラウンジに引きこもる。
高速バスのあとなので、シャワーを浴びてリフレッシュもした。
僕みたいに、たまにしか飛行機に乗らないのであれば、
ゴールドカードを作るよりもラウンジ代をそれぞれ支払ったほうがオトク。
ただ、旭川空港ラウンジみたく500円/2hと安ければよいが、
関空ラウンジは1800円/3hと高いのが難点。



スカイマークに搭乗だ。


CAの会話が聞こえてきたが、96人が搭乗しているようだ。




早速離陸し、大阪湾の直上で1周旋回する。
これで大阪市街地を通過するときには高度6000mほどまで稼ぐことができる。


どんどん上昇する。


岐阜のあたりだ。
東海道新幹線と交差する。




槍・穂高連峰。


涸沢カールはそろそろ7月だというのに膨大な残雪量だ。
右上が奥穂高岳。
中央手前のコルに、穂高岳山荘の赤い屋根がはっきりと確認できる。



日本でもっとも標高が高い山塊である。
もちろん単独では富士山が最高であるが。



槍ヶ岳山荘。
600人収容の超巨大山小屋は高度12kmの高空からでもはっきりと確認できる。
またその直下にある殺生ヒュッテも確認できる。

ちなみに槍ヶ岳山荘に泊まろうとすると、普通の人であれば2泊3日くらいの行程になり、
上高地往復も含めて4万円くらいかかるので、
今回のように上空通過するだけのほうが安かったりする。
まあ今回の上空通過は本当に3分くらいしか見れないのが難点だが。



安曇野の市街地も見える。


ちなみに巨大山小屋シリーズのうち1つ、燕山荘も見えた(中央よりやや右上)。
ここも帝国ホテル系列だっただけあって快適山小屋である。



妙高山。
火山であることがはっきりわかる形が印象的。




新潟まで出る。



ここでB747と空中交差。
あちらも派手に飛行機雲を出しており、飛んでいるのがかなりかっこいい。
相当な距離があるはずだが10秒ほどで一気に交差する。
こう見ると、ジェットエンジンの噴射は、飛行速度よりもちょっと高い程度なんだな。
まあそれも当然で、噴射速度がM1.0以下のはずで飛行速度がM0.8程度なので、
飛行速度よりもちょっと速い程度というわけだ。
なお、あちらが飛行機雲を曳いているということであれば当然こっちもだ。
飛行機雲の影が眼下の雲に映っているのがわかった。





今回は高度12000mとやや高めの高度を巡航だ。スピードもそこそこ速い。




新千歳空港に到着。


ここからは前回と同じように札幌駅をめざす。


ホテルはすすきのエリアにある安いホテルである。
夏が近いとホテルも高いのが難点。
ホテルまでは地下鉄で往復400円かかるが、それでも駅前より安い。



翌朝は同じように新千歳空港を目指す。
7時50分の快速エアポートで新千歳空港へ。
これに乗るとちょうどチェックイン開始と同時に空港に到着してちょうどいい。
ちなみに北海道新幹線が函館まで開通して、E5系がまったりと走っている場合、
7時50分の札幌発函館行き「スーパー北斗」に乗れば、
新函館での乗り継ぎを経て14時前後に大宮に到着することができる。
飛行機の場合は、大宮到着は13時半といったところ。

新千歳空港。
今回の搭乗者数は178人乗りの機体に174人とほぼ満員。
2人はドタキャン(NoShow)のようだ。
結構ぎりぎりまで客が入れ替わるのがすごい。
やっぱりぎりぎりになってやっぱり乗れないとかがあるのであろう。



離陸するが曇っており下が見えない。
離陸時には、東千歳飛行場の滑走路跡が見えた。
滑走路跡といいつつ2500m×80mと、
余裕で現代のジェット機が着陸できるのはすごい。



福島まで来ると晴れてきた。
いつもそうなのだが、仙台上空のあたりで1000mほど降下するのはなんでだろう。
あと新花巻上空で「まもなく降下体勢に〜」というアナウンスは早すぎでは?



猪苗代湖がかっこいい。



土浦のあたりで常磐道と交差。


このあとは羽田空港に向かって高度を下げ続ける。
途中はずっと高度4000ft(1200m)で水平飛行を続けて、
かなり地上へはうるさそうだし燃費も悪そう。
こちらとしては低高度で遊覧飛行できて面白いのでいいけれどな。
ILSのグライドパスを5度にすれば、木更津上空で高度2km、
千葉市上空で高度4kmくらいを確保できそうだが・・・、
と思ってたらやっぱり千葉県が高度の引き上げを国に要望しているようだ。



羽田に到着。
そこからはモノレールに乗り帰還。


以上、無事に帰還、2回で総費用66k。
航空券が安いとはいえ、高速バス・宿泊代・空港までの交通費・食費などがかさんだが、
合計4000km以上も飛べて大満足。

参考

飛行ルート。白地図は(C)craftmap
空港付近のルートは電子機器使用禁止のため正確ではない。
どちらもほとんど最短ルートを飛んでおり非常に良い感じだ。
文句の付け所がないな。

行き
関空を北向きに離陸すると大阪市街地を飛び越えるまでに高度を稼げないため、
いったん大阪湾上空で旋回して高度を稼ぐことになっている。
騒音問題というよりも伊丹空港の空域に抵触するためである。
帰り
いずれも羽田へは南側からの進入だったが、前後との間隔の調整のため、
必ずしも最短ルートでレーダー誘導されるというわけでもないようだ。