旅行記



2012/05 八ヶ岳


久々に晴れが予想されたため八ヶ岳である。
前夜発は大変だし、八ヶ岳ならば朝発1泊2日でも十分というわけで、
さっそく特急あずさに乗って八ヶ岳に行くことにした。
今回ももちろんテント泊である。
テント泊を考える場合、八ヶ岳には森林限界以上のテント場が1つもないため、
適当な森林限界以下のテント場に泊まることになるが、
森林限界以上のところは今の時期では結構気象条件が厳しい。
今回は行者小屋2350mにテント泊することにしたが、このあたりが妥当なところ。


朝一のあずさで茅野駅まで行く。



激込で指定席は満席だったそうだが、
事前に「あずさ回数券(@4200円)」に指定席を予約していたため着席できた。
というかいつも自由席なので指定席に乗ったのっていつぶりだろう?
去年7月にはやての指定席に乗って以来かも(あれは全車指定だし)。
途中の中央道との並走区間では自動車に負けるのが残念。
GPSで読むと100km/h程度しか出ておらず、やはりカーブがきついのが敗因か。
中央道も80制限だが、こちらより速い車はメーター読み120程度出しているか。
しかしトップスピードで自動車に負けるんじゃ、
ドア2ドアの所要時間は鉄道では勝負にならない罠。


茅野駅からはバスで美濃戸口まで行く。
ここから歩きがスタートだ。


自家用車ならさらにコースタイム1時間奥の美濃戸まで入れる。
公共交通利用だとハンデがあるが、まあしょうがない。


ずっと森林を歩くが、標高2000mあたりからちょっと雪が現れる。
行者小屋近くまで来るとずっと雪上歩行となる。


途中で有名な外国人トレイルランナー+犬に出会う。
美濃戸→赤岳で2時間だそうだ
CT3h50minなので約2倍速だし、標高差1200m=600m/時のペースなので、
僕くらいでも空身なら不可能ではなさそう。
っていうか中の人よりも、それについていく犬のほうがすごい。



行者小屋まで到着。
まだ13時なので、とりあえずテントだけ設営して、赤岳を往復してくる。
空身なら往復は2時間くらいだろう(一応、5Lのサブザックに荷物を詰込む)。
心配なのでペグを雪に深く打ち込んで厳重に設営した。
(ペグ8本持ってるのにまともに全部使ったことなし)


赤岳には、文三郎尾根と地蔵尾根ルートがあるが、
厳冬期だと地蔵尾根は危険なナイフリッジがあったりして、
嫌な予感がしたので文三郎尾根ルートだ。
結構急斜面のトラバーなどがあるが、雪は厳冬期よりかなり緩んでおり、
僕のいい加減なピッケルさばきでも十分停止できそうな雰囲気。
これなら10本アイゼン+Btypeピッケルでも十分に登ることができるな。
厳冬期だと12本アイゼン+Ttypeピッケルか、ザイルの確保が必要だ。
ネットには同じ日に4本アイゼンで挑んで途中敗退した記録もあった。


どんどん登り赤岳頂上。


標高2899m、もちろん360度の展望だ。
赤岳神社がある。
甲府の眺めもなかなかいい感じ。飛行機でよく見る眺めである。


ブロッケンだ。


甲府方面


浅間・佐久方面



横岳・硫黄岳の岩壁がかっこいい。


三角点は2899.2mである。
下の岩盤が削れてきているため、移設になった場合、
60cmより下に移設されると八ヶ岳の標高が2898mに下がってしまい影響が大きそう。


行者小屋が見える。
さて、下ることにする。


赤岳頂上小屋。営業はしていないが、中の人はいるようだ。
ヘリでの荷揚げをやって営業への準備をしているところだろう。


赤岳天望荘は営業中だ。


どんどん戻り行者小屋に下る。

さてハラ減ったのでメシにしよう。
水場が出ているのが非常にありがたい。


テント場は雪に覆われていたが、
モンベル#0にホッカイロ4枚を追加してぬくぬく快適に熟睡。
なお行者小屋はこの時期は営業していないが、
同じ経営の赤岳鉱泉から料金徴収員が来て1000円/人を徴収されるが、
その代わり水場や仮設トイレが使用可能だ。


夕日が穂高のあたりに沈む。



目が覚めるとちょうど薄明るくなったところだった。時間は3時50分だ。
日の出までは50分くらいあっていい時間だな。


準備して出発。


地蔵尾根のリッジはあまりたいしたことがないことが判明したため、
今日は地蔵尾根経由で登ることにする。
ピッケル+10本アイゼンがあれば不安はない。


太陽がまぶしい。


赤岳天望荘。


再び頂上だ。


最低気温は2720mの天望荘でマイナス7℃だったそうで、結構さむい。


雪の北アルプス。
こちらは当然真っ白になっている。


中央アルプス。
千畳敷カールが見えるが、真っ白だ。まあスキー場が営業中なくらいだし。
まだ頂上での幕営は無理だな。


南アルプス。
こちらは雪のラインはかなり上がってきた。
6月にはまた北岳あたりも登ることができるようになるが、
シーズンはやはり7月からだ。


白山が見える。石川県の山が見えるのは結構すごい。
もうはるか遠くといった感じだ。


飛行機からいつもよく見えるおなじみの諏訪湖。
中央道の岡谷JCTも確認でき、
おそらく100kmくらいの範囲の中央道が見えている。


さて下山することにしよう。


行者小屋でテントを撤収する。


11時には登山口まで戻ってきた。ここからはバスで茅野駅まで戻る。
日曜日なので早めに下山し混雑する前に東京方面に帰ろう。






帰りも特急あずさの指定席だ。2人席を嫁と2人利用で快適(窓枠に座ってるけど)。

途中で人身事故があるなどして新宿には15分ほど遅れて到着したが、
渋滞でえらいことになる中央道よりはだいぶマシだわな。
行きはともかく帰りは荷物の大きさがつらい。
山屋の70Lのザックは容積は自分自身(50L)よりも大きいが、
ミュージシャン(ギター)・ゴルファー・太公望・サイクリストなどよりも小さいはず。
とはいえ、高収入層が多いゴルファーはあまり電車は使わないし、
ミュージシャンは荷物を持ってあまり長距離を移動しないはず。
釣竿は華奢だし電車は大変だ。自転車も大きく重く大変である。背負えないし。


なお帰りもあずさ回数券で指定席だ。
あずさ回数券は都区内までの乗車券がセットなので、
埼玉県内方面に帰る場合は浮間船渡からの乗車券をセットすれば精算可能だ。


小淵沢のあたりかたは八ヶ岳が見える。
赤岳も見えるな。下界から見るとなかなかかっこいい。
山はまだまだ雪山だが、下界はすっかり春といった感じ。

その後は無事に帰還。総費用16k。

八ヶ岳は、そこそこ遠く交通費も要するものの、
1泊2日のテント泊で十分に頂上を満喫でき、おすすめ。