旅行記
2012/05 雲取山
雲取山は東京都の最高峰で2017mの山である。
東京に近く(というか東京だし)、アクセスも優れるため、多くの人でにぎわう。
今回、GWの前半には奥多摩小屋・雲取山荘でテント200張を記録、
テント場は延長200mにも及んだとか。
200張といえば涸沢の国直轄キャンプ場の500張には及ばないものの、
かなりのテント数である。
面白そうなのでさっそくテントを背負い、雲取山に行くことにした。
秩父鉄道で三峰口駅まで行く。
そこからバスで三峰神社まで。
バスは大混雑で2台運行された。
しかし、始発のバスが三峰口駅0935と遅いのが難点。
鴨沢側みたくあと1〜2時間早ければ、登山用にも結構便利だと思うんだが。
大混雑とあって遅れて三峰神社に到着したので、
急いで準備をして1050に歩き始める。
どんどん進む。冬よりも葉が茂っており展望が少ない。
雲取山荘では4時間で到着。
コースタイムが4時間50分なのでそこそこのペースで到着できたか。
すでに多くのテントが設営されているのでこちらも設営する。
雲取山荘のテント場はそれほど展望がないのが難点だが、
一番下のテントサイトは北側に展望が開けている。
僕はどうしようかと思ったが、
周りから隔離されている個室サイトがあいていたのでそこに設営する。
周囲とは5m以上離れており近くのテントの騒音には悩まされない。
なお寝袋は今回もモンベル#0でぬくぬく快適。
おかげで今回はアイゼンピッケル等がないのに70L満載なのが難点。
右下は今回新兵器のサンダル。
これでテント設営後にぐだぐだするときにいちいち登山靴を履かなくて良いというわけ。
サンダル自体は大昔にマレーシアのホテルを予約したときに貰ったものである。
昼食にする。
今回はカップめん(詰替用)をそのままお湯を注ぎ食う作戦。
詰替用でもお湯を入れるには十分な強度があるし。
そのほか、石井スポーツのアルファ米シリーズだ。
ちなみに飲み物はコーラだが、昨日の宴会の残りもの(おいおい)。
マリブをコーラで割って飲むのがおいしくて呑み過ぎてしまった。
しかし他の人の食事を見てみると大変面白い。
今度はチーズでも持っていくか。
腹ごしらえしたので頂上へ。
頂上では多くの人が休憩していた。
頂上の三角点。もう何度訪れたことやら。
相変わらずの良い眺め。
さて雲取山荘に撤収する。
夜になると満月が昇ってきた。
テントはだいぶ増えたが、これでは60張といったところか。
まあGW前半のようなベストコンディションではないからこんなもんだな。
7時なったので寝るが、個室サイトは快適で、周りの騒音は一切なかった。
4人用以上のテントとは距離をおくのは基本である。たいていソロ用テントは静かだ。
翌朝。
4時半起床で頂上へ。頂上へは10分くらいだ。
なお、雲取山荘の中をのぞくと大賑わいであった。
朝食が4時半からなんだそうだ。
「早出早着」を推奨しているため、飯の時間は早いらしい。
ちょうど日の出の時間。東京の空とは思えないくらいきれいだ。
よく見ると下界は雲海になっている。東京は曇りなのか。
しかしこの標高2000m程度で雲海になるとは思わなかった。
東からは太陽が上がってきたが、西からは黒い雲が急接近。
天気予報では昼からガス後雷雨の予報だったのだが、
ずいぶん早いなと思ったら、急に降り出してきて大騒ぎ。
急いでテントに戻り、テント内で撤収準備をしていると雨が止み青空になった。
しょうがないので山荘前で朝食にする。
三峰神社へ下山する。
三峰神社へ下山。
帰りは3時間(CT3時間55分)。
しかしシーズン初めということもありテント泊の荷物で体が重い。
埼玉県の山岳警備隊が30kg以上(推定)の荷物で
僕の空身トレランごっこと同じくらいの速さで登っていったのとは大違いである。
三峰神社に参拝。ダイナミックレンジ16倍。
ダイナミックレンジ16倍。
ダイナミックレンジ16倍。
なおこのあとバスで三峰口駅に戻るが、駅についたらものすごい雷雨に(11時)。
事前に天気予報で仕入れていたため、10時前には下山する予定だったが、
普通は11時に夕立になるとは思わないわな。
これにはかなり多くの人がやられたようだ。
以上無事に帰還。総費用9k。
雲取山は手軽に行け、交通費も安く時間もそれほどかからない。
森林限界以下のキャンプは風などの影響を受けにくく、快適。