旅行記



2012/04 関西・新千歳


関西国際空港と新千歳空港の間には、
 大手航空会社のJAL・ANA
 中堅のSKYMARK
 日本初のLCC(低価格航空会社)ピーチ
の4社が就航しているが、ピーチがかなりの低価格路線で進攻している。
そのため、スカイマークとピーチでのかなりの勝負になっており、
関西〜新千歳であれば、前日までに買えば1万円以下で行けるような感じだ。
当日になって「ほな、北海道いこか」と思い立つ人は少ないだろうから、
もう実質的に普通運賃が1万円以下の感じである。

東京発だと、発着枠が一杯なのもあって供給が追い付いておらず、
価格競争はあまり行われていないため運賃は高止まりしがちなので、
大変うらやましいことである。

なので、早速この安い運賃を利用して、
成田→神戸→(電車)→関西→新千歳→成田と3便乗り継いできた。



夜の成田空港。
まずは神戸まで行くのだが、こちらは南側(A側)の席がおすすめ。
東京・名古屋・大阪の夜景を望むことができる。



千葉のあたりでベルトサインが消え、電子機器が使用可能になる。



東京の夜景。
ちなみにデズニーランドでは花火が打ちがっていた。
いつも思うのだが下限高度1000ftの東京PCAの直下でよく花火OKだよなあ。



宝石箱をひっくりかえしたような、とは良く言われるが、確かにこれはきれいだな。
古いデジカメだったときは、光量が足りずにまともに写らなかったが、
いまのデジカメに変わって、
レンズの明るさが1段×センサーの高感度性能が1段=計2段ほど有利になったので、
こんなように写すことが可能になった。
ミラーレス一眼なら、これより更にレンズで2段・センサーで2段=4段明るくでき、
もっと良い感じに撮ることができそうだ。

その後は名古屋・京都・大阪と続き、神戸に着陸。



神戸空港からは、ポートライナー・新快速・大阪環状線と乗り継ぎ、新今宮まで。
関西空港までは終電が終了しており行くことができない。
関空まで行けるなら、関空のラウンジなどが24時間営業なので、
そこで夜を明かすことができる(だいたい1晩3000円以下だ)。



新今宮は、大阪市西成区であるが、大阪では非常に治安が悪いことで有名だ。
いわゆるドヤ街となっていることから、安い宿が多く存在し、
安いところでは1000円以下で宿泊できる。



今回は、さすがに1000円のところは怖いので、
2000円のしっかりとしたホテルに宿泊することにした。
もちろん、客層も値段相応となるわけである。
まあ、人並みよりは体力には自信はあるが、怖い怖くないは根性の問題だ。



3畳ほどの部屋で、トイレ・バス共用だがまったく問題ない。
むしろ鍵が掛かる個室である分、カプセルホテルなどより安心である。
こんな宿が空港にもあればいいのにな。
ただ、駅から徒歩0分(駅に隣接)のホテルなので電車の音がうるさいのが難。



夜のあいりん地区はなんだか独特の雰囲気だ。
昔行った香港みたいな感じを思い出した。



翌朝は南海電鉄で関西空港まで。
500円で空港特急に乗れ、50kmほどの距離を考えれば妥当な特急料金。
荷物が多いなら特急がおすすめだ。




関西空港で朝飯にする。
コーヒーは糖尿病予防のためにいつも砂糖無しだ。



このスカイマークの便で新千歳へ。
安いだけあって8割くらいの搭乗率であった。



低気圧が接近しており天気が悪いが、青森県まで来ると晴れてきた。
これは恐山だ。



北海道へ上陸。
雪解け水なのか、川がかなり濁っている。



もう北海道も平地なら雪はないんだな。
まあ本州換算で平地でも標高1300mのわけだし、1300mなら雪はないわな。



北海道の青空がきもちよい。


新千歳空港。



次は成田行きの便に乗る。
こちらも8割くらいは乗っている印象。
夏になればもっと混むだろうな。値段もUPするけど。



天気が悪く、青森県のあたりが見えたがその後はずっと視界なし。



銚子のあたりで雲を抜け、成田空港へ。



成田空港からはアクセス特急で帰る。
アクセス特急は退避が多くて遅いのが難点だが、まあ安いのでよしとしよう。


以上、無事に帰還。
総費用26k(航空券16k+交通費5k+食費2k+減価償却費3k)
しかし、3フライトも乗って26k円は非常に安い。いい時代になったもんだ。



飛行ルート 白地図は(C)craftmap

関西新千歳は騒音や空域の関係で、大阪湾上空で高度を上げ、北東に向かう。
北アルプス上空を飛ぶルートのようなので、
晴れているときならかなり良い眺めが期待できそう。
直江津〜秋田は海上になってしまうのが難点か。
結局、本州を3角形に飛ぶような感じだった。