旅行記


2011/12 長崎

久々に長崎である。
久々といっても今年は3回長崎に行っている。
いつものようにSKYMARKだが、
SKYの長崎便は神戸を経由するため、往復で4回のフライトが楽しめて超おとく。
とはいえ、ANA・JALに比べて2時間ほど余計に時間がかかるため人気がなく、
それに応じて安い運賃に設定されており更にお得である。
もちろんスカイマークなので遅延欠航リスク等はあるが、
高速バスよりもやや高い程度の運賃で飛行機の速さの恩恵を受けられる。



まだ日の出前の羽田空港。
最近は成田利用が多かったから羽田は近くて助かる。
前泊しないでいいのも安くてGOOD。

千歳行きの便など、朝6時5分の出発だから機内から日の出が拝めそうだ。
今回は7時20分出発なので日の出から40分経過しており、
そこそこ日が高くなっておりいい眺めが期待できそう。



出発まで待機しているとだいぶ明るくなってきた。
空港からは富士山も見えていいフライトになりそうな予感。




いざスタート。



関東平野へ、冬型で上越国境の山々は雲に隠れているようだ。



奥多摩の山は2日前の降雪に伴いうっすらと白くなっている。
厳冬期でも奥多摩は常時白くなるわけではないので、
降雪直後などに行けば結構面白そうだ。




八ヶ岳は冬型のせいで頂上部だけ雲に覆われている。




白銀に輝く南アルプス。
2週間前よりもだいぶ白くなっている。


荒川岳〜赤石岳の直上を通過する。




中央アルプス。
冬型が強いせいか、中央アルプスの飛騨側にはべったりと雲がついており、
こういうときは関東は快晴といってもこちらの天気は微妙な可能性が。




名古屋へ。
ここから先は雲に覆われており眺めがない。




神戸空港へ。
神戸空港への進入は相変わらずの明石海峡大橋の直上を通過する。
滑走路端からは18kmの距離があり、空港からみるとはるか遠くだが、
実際には着陸の数分前に通過する感じでやっぱり速い。
ILSで3度のパスで降下するとここでの高度は900m程度になる。





30分で再び出発する。
岡山。




広島を通過。
写真には写っていないが厳島神社の鳥居が見える。
年始にはものすごい繁盛しそう。
さらに長崎へ。
九州方面は雲がべったりとついており眺めはなし。
雲は1500mくらいの場所に出ているため着陸直前でないと景色は見えない。





長崎空港に到着。
長崎空港では折り返し時間が50分あるので、
飯を食べたりカステラを買ったりして多少暇をつぶす。




展望デッキでゆっくりする。



再び出発。
スカイマークの折り返し時間は通常35分だが、
運用の都合で70分取ってあるため、問題なく定時出発だ。




神戸空港へは明石海峡大橋の直上を通過後、サークリングアプローチで着陸。
本日2回目の神戸空港。



とはいえ20分くらいの滞在で再び出発。
中央上部には飛行機雲を曳きながら西行きの飛行機が飛んでいるのが写っている。
米粒にみえる距離だが相対速度Mach1.6なので相当速い。



名古屋。
名古屋は太平洋側とはいえ、日本海側とそれほど高い山を隔てていないため、
冬型が超強いと雪になるそうだが、たしかにちょっと納得の感じだ。




走行中の新幹線が見える。
久々に東海道新幹線乗るのも面白そうだな。沿線の景色は毎回上空から見てるし。



浜名湖よりも南を通過、今日はだいぶ南を通るルートだな、
浜名湖のJR弁天島駅よりも少し南の地点に赤い物体を確認。
あとで調べてみるとこれは鳥居のようだ。
厳島神社みたいなイメージだな。




富士山はかなり雪のラインが下がってきている。
伊豆半島の南端付近を通過。



伊豆大島へ。



11時35分に長崎を出発したはずなのに、
もう夕暮れの雰囲気になっている。
夕日っぽい光に照らされる伊豆諸島。




羽田への進入は舘山木更津上空を通過するルートではなく、
東京湾上を進入するルートでA滑走路へ着陸。
写真は三浦半島だ。



帰りは秋葉によって帰っていく。
秋葉では今後の雪山のためにストックに装着するラッセル用バスケットを買った。
これで豪雪の谷川岳などでもOKだ(ほんとかよ)。
総費用29k。


参考


往復のルート。
青が行き、ピンクが帰り。
空港付近のルートは推測。

行きはほぼ直線ルートに近く問題なさそうだが、
帰りはなぜ伊豆半島を避けるようにして南下しているのかが謎。
東京湾から着陸進入するルートは、市街地の騒音も防げ・燃料も節約できお得な予感。


高度と速度。
上段が行き、下段が帰り。
それぞれ2つグラフになっているのは、神戸空港を経由しているため。
空港付近のデータがないのは電子機器の使用制限のため。
特に偏西風が強かったため、西行きの場合は600km/hを割っている。
逆に帰りは1100km/hを超えておりかなり速い。
偏西風はおそらく250〜300km/h程度だったと思われる。
前回もそうだったが長崎→神戸の低空飛行は謎で、何故か7000m程度。
これならDHC-8-Q400でも飛べそうな予感。
飛行時間は合計3時間50分程度で、
飛行時間1時間あたり5000円となるLCCの常識からすればやや高いが、
それでも大手よりも半額くらいなのはさすがである。
飛行距離は大幅な迂回により2500km程度はありそう。