旅行記
2011/11 セスナフライト
またセスナ172で飛行です。
今回は横浜と、羽田空港上空通過を目論んだ。
羽田空港から半径5マイルの上空は、
羽田発着の旅客機以外の進入は厳しく制限されている。
半径5マイル圏内にあるヘリポートへの着陸などでないと許可はまず出ない。
(迂回しろと言われて終了)
が、高度4000ft以上であれば、東京TCAへの許可を得ることはそれほど難しくないようだ。
ただし、滑走路に対して直角に横切る形であれば、
その飛行場への離着陸機と交錯しないので問題は少ないのだが、
羽田の場合は滑走路が井桁状に配置されているので、
どの方向から行っても滑走路の延長線上を通過する形になってしまう。
着陸機の場合、着陸をやり直すこともあり、その場合に非常に危険である。
とりあえず東京TCAの指示に従えば、レーダー誘導してくれるので、まあ安心である。
今回も桶川飛行場の運用開始と同時に機体に入り、
チェックリストなどを読み上げ(これが意外に時間が掛かる)、朝9時にスタート。

早速離陸。北風なのでランウェイ32の運用だ。

遠くの山がかなりきれいに見える。

大宮駅〜宮原駅間。
大宮停車で減速している新幹線を追い抜く。

大宮駅を通過。高度は3000ftを維持。

さいたま新都心だ。

東京外環自動車道はまさに万里の長城のごとく。

荒川を渡り、東京都に入る。

池袋。
速度は95ktを維持するが、重量が重いせいもあり2250〜2300rpmを維持。
3000ftもあるとミクスチャーをややリーンにする必要がありそう。

渋谷を通過。

一気に横浜へ。

横浜ベイブリッジを通過。
高度3000ftあり高いが、ランドマークタワーも非常に高い。

ここでこれから羽田に入るため、東京TCAにコンタクトする(日本語での交信)。
「HAKUREI_1、横羽線のあたりを維持してください」と釘を刺される。残念。
(※コールサインはもちろん仮称です)
相手はレーダー画面でこちらをロックしているはずなので、素直に従う。
(というか管制官の命令は国土交通大臣の命令なので逆らえません)
ってか横羽線って言われても首都高走った人じゃないとわからないのでは?
「HAKUREI_1、大師橋までに4500ftに上昇できますか?」
可能と返答する。
「HAKUREI_1、では4500を維持してください。」とのこと。
なお「横羽線」と異なり「大師橋」はちゃんと航空図に載っている、
れっきとした目視位置通報点である。

コンビナート地帯の上空を飛ぶ。
このコンビナート地帯も3000ft以下は飛行禁止エリアである。
すみっこにはひっそりと原子力施設もあり、
しっかりと航空図には原子力マークがついている。

徐々に4500ftへ上昇する。
さすがにだんだん寒くなってくる。

雲の上を飛べるのも面白い感覚だ。

いよいよ羽田空港が近い。
ジェット旅客機の速さと上昇力がすごい。
離陸からすぐにこちらと同じ高さまで来てしまうし、その上昇角度も大きいのはさすが。

「HAKUREI_1、着陸機と交錯します。ノースウェストバウンドで離脱して下さい。」
え〜っ。まあしょうがないので北西方向に離脱する。
「HAKUREI_1、ご協力ありがとうございます。」
まあこちらとしてもジェット旅客機とニアミスするのは絶対に勘弁だし、
500人が乗った飛行機を進入復航させちゃったら大変申し訳ない。

遠くの南アルプス・丹沢・富士山などの山がきれいだ。

首都高の大橋JCTが見える。

羽田の管制圏エリアを抜けたところで、
「HAKUREI_1、以上でTCAアドバイザリー業務を終了します。ありがとうございました。」と連絡が。
「HAKUREI_1、今後はどうされますか?」というので、
「3000で東京駅・赤羽駅・大宮駅方面の予定です」と返答する。

臨海地区の上を飛ぶのは面白い。

都心には2000ftくらいの場所に雲が出ているな。

首都高の車をどんどん追い抜く。

少し寄り道して浅草方面へ。

東京スカイツリー!
なお950m以上の高度を維持するか、600mは離れること。
今回は一応その両方をクリアしている。

荒川上空を飛び、川口市方面へ。

首都高の中央環状線だ。

そしてまた埼玉まで戻る。

桶川へのアプローチはストレートインが可能ということで、
まっすぐに滑走路に進入する。
時間が早かったのでスカイダイビングなどは行われていないようだ。
ダイブが始まってホールドされられると面倒なことになるしな。
でもスカイダイビングも楽しそうだなあ。
高度4000mくらいまで上がっているようだ。いいな。
桶川にはPAPIが設置されて非常に便利になったが、料金が高いのが難点だ(涙)。
松本空港に同居する新中央航空とかだと、
空港管理者が県なので、要は税金で管理されているわけでオトクである。
もちろん空港は社会の重要なインフラなので、それでいいわけであるが。

そろそろ着陸。
以降、無事に着陸。その後ラーメンを食べて無事に帰還。
参考

今回の飛行ルート。
緑の円は、羽田から5マイルのエリアで、ここが管制圏となる。
実際にはこの管制圏(0〜3000ft)の上に、
東京PCA(3000〜4000ft)、東京TCA(4000〜10000ft)が乗っている形だ。
せっかく近づいたのに途中で「北西方面に離脱せよ」との指示で遠回りさせられている。

今回の高度と速度。
速度
おおむね巡航速度は2250rpmにて95ktにセットしているため、
風の影響(北風)を除けばだいたい170km/h程度になっている。
途中で一時的に140km/hを割っているのは、高度4500ftへの上昇のため。
また離陸前に30km/h弱出ているのは、滑走路までの地上移動による。
着陸進入中は75kt、その後フラップ30まで下ろし、65ktで進入。
高度
高度は基本的に800〜900mを維持。
ただし羽田エリアでは指示に従い1400mほどまで上昇している。
スカイツリーのあたりでも900m以上を確保し、高度差300mを維持しているが、
距離も600m以上離れており問題はない。
埼玉圏内に戻った後は600mを維持するが、
大宮のあたりから徐々に高度を下げ始め、滑走路へ向かった。