旅行記
2011/11 大雪山(敗退)
10月30日から成田⇔旭川にスカイマークが就航したところだ。
最安運賃は980円に設定され(1便1〜20席だが)、全体的にも結構安い。
980円は予約するのは困難(数秒で完売)だが、
3800円・5800円の運賃なら、数分単位で売れ残っているので、十分予約可能だ。
更に成田は羽田と異なり、往復2000〜3000円余計に空港アクセス代が掛るが、
それを考慮してもなお安い。
今回、それを利用して、往復13000円で旭川へ往復してきた。
ところで、旭川便は1日2往復であり、
朝イチの便で行って2便目で帰ってくると、
旭川空港で9:15〜17:50まで8時間35分も時間がある。
レンタカーを借りて近所を走ってくるには良い時間であるが、
せっかくなので大雪山に行ってみることにした。
ロープウェイは11月上旬まで運行しているのでセーフである。
なお11月の大雪山は当然バリバリの冬山であるから、
アイゼンなど冬山装備は必携である。
しかし今回の天気予報は曇り。
曇りということは山の中では吹雪ということになるが、
航空券は3800円のものはキャンセル料3800円(=払い戻しなし)、
5800円のものはキャンセル料3500円(=払い戻し2300円)なので、
とりあえず行くだけ行ってみるほうが損が少ないように思える。
普通の観光旅行と異なり、山行は天候次第で中止もありえるので、
こういう変更ができない系の航空運賃では不便であるな。

前日に成田で前泊するために、京成成田へ。
この時間帯であれば安いイブニングライナーで+400円で特急車両に乗って行ける。
(停車駅も多く、ラッシュ時間帯なので特に速いわけではないが・・・)

成田のホテルに転がり込む。
飯をコンビニで買っていくが、
チェックイン時にキャンペーン中だとかで、缶チュウハイを1本貰える。
酒は飲まないんだけどなあ…。
ちなみにこのホテル、人工ラジウム温泉という大浴場がある。
特許を見てみるとラジウム鉱石を使って、
30ベクレル/Lほどの放射能泉を実現しているようだ。
まあ水道水の場合は200ベクレル/Lまでは飲めるわけだし、
この程度ではどんな効果があるやら?といったところ。

朝一の成田空港。
朝が早すぎて誰もいない。差し込む朝日がなぜか夕日のようで絵になる。
なおアイゼンは預け荷物にする必要がある。
またバーナーの燃料は預けも持ち込みも不可で、空港で没収だ。
ただし旭川空港で売っている。

このスカイマークの便でスタートだ。
なおこのあと今日の成田発千歳行は機材故障により欠航したとか。
成田発着便については機材故障などの会社都合の欠航であっても、
他交通機関への振り替えはなく、払い戻しの対応のみなので要注意だ。
実際、今回の成田での欠航もかなり騒ぎになったようだ。
基本的に行きの場合は家に引き返せば構わないのだが、
帰りの場合は困ってしまう。
旭川の場合、最終便の17:50が直前で欠航となった場合、
すぐにバスと電車で札幌を目指し、札幌22:00の急行はまなす(青森行)、
その後に新青森からの東北新幹線に乗り継げば翌日9:51には東京へ戻れる。
が、那覇便だと完全にお手上げだ。
なおスカイマークの就航率は9月実績で97%だったので欠航する確率は3%だ。
ただし冬季の北海道についてはこれだけ就航できるかは未知数だ。

就航1週間だというのに搭乗率は50%くらい、
隣の席は空席となっているので広々で良いが、
本当にこの搭乗率でこの先大丈夫なのか?
おかげで嫁(運賃無料)と2席占拠して超広々で快適である。
2席占拠ならJALのクラスJよりも快適な雰囲気すらする。

離陸してさっそく大展望だ。
澄んだ空に富士山が美しい。
距離200km以上ある御嶽も見えたが白山は確認できなかった。

東北新幹線の小山駅上空を通過。
ちょうど、MAXやまびこ+つばさの下り列車が通過しているところを追い抜く。
あちらは240km/h程度だがこちらは既に700km/hである。

男体山と中禅寺湖が奇麗。
もう中禅寺湖では紅葉が終わりの雰囲気だな。

猪苗代湖方面へ。
地上には雲が出ており地上の様子は確認できない。

飯豊山は真白になっている。
日本海側の2000m級は降雪量が多く、そろそろ根雪になる雰囲気だ。


月山も真っ白だ。

横手の市街地。
飛行高度は7000mと低いので意外とよく地上が確認できる。

田沢湖。
紅葉が見ごろの雰囲気。


そして雲の中をしばらく飛行したあとは旭川空港に向けて高度を下げる。

旭川空港に到着。
久々の旭川空港と、東京とは違う涼しい空気にテンションも上がる。
が、天気は悪く、すでに雨が降っているため大雪山は絶望的。

とはいえ、5合目まで行くだけでも雪山気分が味わえるはずなので、
バスに乗って旭岳温泉を目指す。
1日3往復のバスが出ているが航空便到着の45分後にあり便利。

旭岳ロープウェイに到着。
情報板を見るとすでに雪だそうだ。
日本一初冠雪が早い大雪山である、そうでなくちゃテンションが上がらない。
北海道の山は本州中部山岳に比較して森林限界が1300m低く、
気候的には本州中部山岳換算で+1300mの標高を持っている。
大雪山は2291mだが実際の気候は3600m級となって富士山に次ぐが、
太平洋側にある富士山と異なり、積雪の多い大雪山は雪が降るのは日本一早い。

しかし視界がないのは困ったもんである。

ロープウェイ周辺の散策路については案内ロープがあり大丈夫だが、
登山道に入るとロープがないので道に迷い危険性が大。
もちろんトレースはない。

途中にある避難小屋。
中では大学生と思われる山岳スキーヤーが昼食中だった。
ここもなかなか快適そうな避難小屋だが、
ロープウェイ駅に近いため宿泊はアウトであろうな。
仮にOKなら夕陽を最高のポジションで見ることができそうだ。

とりあえず登り続けるが、標高1820mの6合目で断念する。
ここより先に行っても天候の回復が見込めず、
ラッセルも20cm以上、またルートも不明など、危険要素が多い。

戻る。

とりあえずとっととロープウェイ駅に戻り、温泉へ。

この旭岳温泉には10件ほどの宿があるが、
唯一の日本秘湯を守る会の湧駒荘の温泉は、
いい感じに湯冶湯っぽい雰囲気で満足だ。
せっかく遠くまで来たので温泉に入らないのももったいないし。

帰りもバスで旭川空港へ。
暗くなるまで待って、スカイマークで帰りも同様に戻る。
この便の搭乗率はさらに低く30%くらいか。
おかげで3席を1人で占拠できて非常に快適であった。
横になって寝てるやつもいるし。
これではまた撤退するかもしれないので
今のうちにたくさん乗っておかないともったいないな。

成田が近づくと高度を下げ始め、眼下には茨城県鹿島市の夜景が見える。
しかし暗いために写真撮影は難しい。
超流し撮り状態になってしまった。
こういう動く物の撮影は明るいレンズをつけたデジイチが最強だ。

成田空港へのアプローチは南側からB滑走路へ。
成田空港駅からは京成電鉄で帰る。
以上、無事に帰還。
総費用19k(うち航空券関連費用13k)。
安い航空券を予約さえできれば、日帰りで十分楽しめる。おすすめ。
参考

往復の経路。
空港付近のルートは推測、白地図は(c)Craftmap
福島原発の20km圏内は相変わらず飛行禁止だが、
さらにそれの風下側を避けるルートか。
直線距離よりは長くてちょっともったいない。
成田周辺は混雑のためかなり迂回になるのはやむをえないか。

行きの高度と速度
北海道に向かって天気が悪くなっているため、
飛ぶに従って気圧がさがっているため、ゆっくりと高度が下がっている。
途中で段階的に高度が下がっているのはよくわからないのと、
そもそも全体的に高度が低いのもよくわからない。
さすがに燃費的にはもうちょっと高い高度を飛んだほうがよいのでは。
速度は通常通りなので指示対気速度はそれなりに高いはずで300kt近いはず。

帰りの高度と速度
帰りは一転して高空巡航である。
12500mはB737-800の限界に近い高度のはず。
徐々に高度が上がっているのは南側に行くに従い天気が回復しているため。
なお、旭川までの距離(往復1800km)と搭乗率40%(71人)を考えると、
今回のフライトに伴う航空燃料の消費量は1人あたり115Lだ。