旅行記


2011/10 八ヶ岳

というわけで今季3回目ですが八ヶ岳です。
今回は山小屋泊まりで主稜線を縦走することとした。


日程の都合でかなりゆっくりと朝発でスタートする。
最近開通した中部縦貫自動車道。
デフォで無料なので、交通量が少なくて無駄だとか言われない。
誰が考えたんだか知らないが賢い?方法である。




八ヶ岳の登山口の美濃戸へ向かう。
駐車場は1000円/日と高いのが難点。
ここから11時とかなりゆっくりの時間にスタート。



赤岳鉱泉の手前には温泉が流れている。



まずは赤岳鉱泉へ。
かなり賑わっておりなかなか快適そうなベースキャンプの雰囲気。
テントもかなり多く設営されている。
テントでも入浴は可能(1000円)なので面白そう。
ちなみにスノコも用意されており、1000円でスノコを使える。
幕営料1000+スノコ使用料1000+入浴料1000=3000円となるのが難点だが。



硫黄岳の稜線へ上がる。
ここで森林限界になるが、ガスっていてよく見えない。
このあたりは冬季は雪崩危険地帯のようだ。



硫黄岳頂上には避難小屋があるが入口の扉がなく、
本当の緊急用といった感じ。
頂上には三角点もあるはずだが見当たらなかった。
注意して探さないと見つからないようだ。



硫黄岳山荘へ。
やや築年数が経っているが、貴重な稜線上にある小屋である。



200人収容可能で、結構空いている感じがしてラッキーだと思ったが、
このあとツアーの団体様40人が到着して大混雑になる。




大部屋はおおむね1人1畳が割り当てられているが、
予約なしで行くと別部屋に詰め込まれるようだ。
なお、今回僕らは個室で快適だ。


2人用個室はかなり狭いが十分快適。
他にも4人用などの個室がある。




ビールで乾杯だぜえ。



夕食を待つが大混雑。
夕食は3回に分かれており我々は初回の17時から。
1時間はあるため、酒を投入して大騒ぎ。



夕暮れは拝めなかったので寝る。
大混雑で、談話室も19時からは寝室に改造されていた。
混雑した山小屋よりはやっぱりテントのほうが熟睡できるかな。
深夜に外に出てみると諏訪の夜景が奇麗だった。
撮影をしていると人工衛星がゆっくりと通過した(写真左上)。



とはいえ、もう4時半なので東の空はうっすら明るい。




日の出だ。
気温はマイナス5℃でかなり寒い。
テント泊だとマイナスの気温は結構つらいので、
このくらい寒いとそろそろ山小屋がよいかなあ?といった感じ。
まあ、標高2000mくらいの森林限界以下ではもう少しテントでいけそう。



まだ微妙に寝足りないので、また寝ることにする。
結局7時くらいまで寝て、山小屋出発は8時近かった(我々が最後の出発)。
さてスタートする。
今日は最高峰の赤岳へ向けて進行だ。



横岳。
冬期は非常に難易度が高いルートということもあり、
警戒していたのだが、無雪期はなんともないルートだった。
なお、写真では左が阿弥陀岳・右が硫黄岳である。



赤岳天望荘。
ここも快適そうな山小屋である。





最高峰の赤岳へ。
赤岳頂上にも神社があり、諏訪地区の神社は基本的に四隅に御柱がある。
穂高岳頂上の穂高神社は諏訪大社系列ではないので、
諏訪大社系列で最高地点にあるのがこれということになる。




三角点。



赤岳頂上山荘で休憩・昼飯にする。
ここもなかなか快適そうな感じ。
個室は2名用なら4000円と安く、小パーティでもおすすめか。
ソロ派の人でも4000円なら許容範囲か?




で、下山にかかる。




行者小屋。
周囲を高い稜線に囲まれており、「八ヶ岳版涸沢」という雰囲気。



混雑しているがこちらのテント場も賑わっており快適そう。
八ヶ岳はテント場が森林限界以上にないのが非常に残念だ。



駐車場に戻る。



美濃戸までの道路は非常に悪く、バンパーをこする。涙目。
その後は風呂に入る。




飯ももちろん食べる。




帰りも同様に高速道路で帰るが、渋滞にハマってしまった。
以上、無事に帰還。