旅行記
2011/09 槍ヶ岳
槍ヶ岳は長野県にある3,180mの山である。
直下の3060mにはキャンプ場があり、これが「日本最高地点にあるキャンプ場」である。
(※富士山の頂上にはキャンプ場はないため。)
早速泊まってみたいと思い、友人と計2人で行ってみた。
行程
1日目 (自宅→最寄駅→長野駅→上高地)上高地→横尾→槍沢ロッジ→槍ヶ岳山荘
2日目 槍ヶ岳山荘→槍ヶ岳→槍ヶ岳山荘
3日目 槍ヶ岳山荘→横尾→上高地(上高地→長野駅→最寄駅→自宅)

今回は日程の都合上、前夜出発ができなかったため、朝自宅を出て上高地を目指す。
なお、首都圏の場合、新宿から松本行き「あずさ」に乗るよりも、
一見遠回りではあるが、長野新幹線に乗って長野まで行き、
長野から上高地直行バスに乗るのが一番速い到着が可能だ。
この場合、11時に上高地に到着する。

佐久平駅あたりでは、最近開通した中部縦貫自動車を通過する。
ちなみに無料である。

長野駅からは上高地直行バスで。
なお往復5000円であるが、松本⇔上高地が4200円であることを考えると安い。

上高地に到着。
出発準備をし、11時25分にスタート。
槍ヶ岳山荘まではコースタイム9時間であるが、
最近は結構短縮率が良いのでなんとか到着できるだろう。
ただし、20kgの重荷である。

なんとか18時30分に到着する。
あまりの疲労と暗さに写真はなし。
一気に標高差1600mのUPと、距離22kmの歩きはしんどかった。
空身であれば楽勝だが、20kgの重荷はきつい。
なお山小屋泊まりであれば、こんな無茶はできないが、
テント泊だから辿り着けなくてもビバークには問題ないわけだ。

20時就寝・5時半起床。
翌朝の日の出だ。
かなりの強風であったがつぶされるテントもなく、
山岳用テントの耐風性能を実感した。
というか友人はテントポールを忘れて、三脚で設営したのだが、
それでもなお十分な耐風性能を見せ付けた。
寝袋はモンベル#0(マイナス16℃まで)で全く寒くない。
テントサイトの整地はほぼ完璧でマットなしでも寝心地はGOOD。
しかしサイト1つ1つが狭く、せいぜい200cm×150cm程度か。
3人用までなら問題ないが、6人用などの大型物件は設置場所が限られる。

小屋では雨水を1L200円で販売している。
貴重な水である。
ミネラルウォーターは1L600円と、山小屋にしては非常に安い。
これなら苦労して4L(2400円相当)を担ぎ上げる必要はなかったかも。


なかなか快晴だ。
穂先まで往復してくる。
やや渋滞しているが問題ない。
山荘の隣はヘリポートで、こちらも日本最高地点のヘリポートである。
(3100mにある北穂小屋は着陸不可(○Hのヘリポートではなく○Rのヘリパッド扱い))
3070mとヘリ泣かせの高度と風がきつい。
とはいえ、穂高岳山荘よりはマシのようで、
いままで墜落事故等は起こっていない。

なんども交換された祠。

槍ヶ岳山荘は相変わらず凄いところに建っている。

下には綺麗に殺生ヒュッテが見える。
槍ヶ岳山荘に比べて人がかなり少ないのは、
立地が悪いのと名前の問題か?
しかし山荘が混雑しているときには絶好の場所になりそう。
テントでも、殺生ヒュッテなら風は弱いはず。
何人かトレイルランナーの姿もある。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-133135.html
たとえばこれ。
まあ、合戦尾根の登りで560m/時なので僕と同じくらいのランナーだ。
下りも槍ヶ岳山荘→新穂高温泉で4時間20分。
こちらは槍ヶ岳山荘→上高地で4時間40分(ただし荷物20kg)だった。
その気になればランナーなら十分日帰りは可能のはず。
とはいえ、高地に泊まる楽しさは大きいので、日帰りはちょっともったいない。


小屋内部はこんな感じ。
300人程度の宿泊だったようで、今回は1人1畳は確保されているようだ。
小屋には使い放題のインターネット端末もあり、
使った感じ、僕のB-Mobile300kbpsより速そう。
まあここならFOMAの電波が入るので、1万円/月を払えば3.6Mbpsで接続できる。
10年前の下界以上のインターネット環境である。

小屋で夕食を食べることにした。2000円。
ご飯・味噌汁等は全て食べ放題なので非常にお得。
3杯も食べてしまった。
1泊2食で宿泊すると9000円もするが、
1泊1食でテントだと僅か2500円で非常にお得。

そして夕暮れ。

暗くなるテント場。
しかし、こんな場所にテントを張れるなんてすごいな。
風が弱く過ごしやすい。


翌朝の日の出だ。

高空の朝日は非常に美しい。



さて、とっとと下ることにする。
7時40分、下山開始。

一気に下り、12時20分、上高地到着。所要時間4時間40分。
相変わらず重荷がきつかったが、一般人よりは速く下山できた。
長野直行バスまでは3時間以上時間があるので、上高地温泉に寄っていく。
ちなみに上高地長野直行バスの往復権に、この温泉の入浴券がついてくる(通常800円)。
とはいえ、この上高地温泉は上高地で唯一の温泉ではあるが、
バスターミナルから往復40分を要する。
20kgの重荷から開放され、空荷になると羽がはえたように体が軽い。
おかげでジョギングで10分弱て到着した。

帰りは上高地→長野と行き、長野からは新幹線に乗り、帰還する。

以上、無事に帰還。総費用25k。