旅行記
2011/06 谷川岳
谷川岳周辺には避難小屋が多くあり、
かなり快適性が高いものから風雨を避ける程度のものまで数多い。
一番快適かつ大規模なのは、谷川岳山頂にある「谷川岳肩の小屋」で
収容人数50人・管理人常駐・寝具設置・食事提供有と超豪華だ。
管理協力費2000円+寝具代1300円+食事代3500円=計6800円となり、
費用は営業小屋に限りなく近くなってはいる。
で、第2に大きな小屋が、茂倉岳避難小屋で収容人数20人、
標高1800mの森林限界以上に建ち、眺めは抜群ながら、
水場もあるという恵まれた条件の小屋である。
早速ここに宿泊してみることにした。

朝発で急ぐため、新幹線を利用する。
上毛高原駅まで行き、ここから谷川岳ロープウェイ行きバスに乗る。
上毛高原まで乗った「たにがわ」は、高崎を発車後、
速度を上げつつ1.0〜1.5%の登り勾配のトンネルに突入、
おそらく最高速の240km/hに達しないうちに、
中山トンネルのR=1500m・160km/h制限区間に突入した。
その後は160km/h制限区間を抜けても上毛高原駅まで10kmもないため、
160km/h程度を維持しつつ上毛高原駅まで滑り込む。
中山トンネルはネットの記録を見る限りでは超スーパー難工事だったようだ。

バスでロープウェイ駅まで行き、ロープウェイに乗る。
バスは片道1100円するし、
ロープウェイは往復2500円(荷物料込み)するので結構かかる。
とはいえ、標高差600m以上をクリアできるためかなり楽チン。

更にリフトで上を目指し、標高1500mの天神峠へ。
リフト代は400円。

一気に歩いて肩の小屋へ。

有名なケルン。

反対側には白毛門・笠ヶ岳・朝日岳が見える。
あちらからこちらに1周縦走するルートも定番だそうだ。
見た感じ、最初に森林限界まで登ってしまえばあとはずっと稜線縦走か。

真下を覗き込むと断崖絶壁。
あのJR東日本の谷川岳の写真にある絶壁の真上に居るわけだ。


山頂標識。

奥の院。

一の倉岳。

頂上にはこんな小さな避難小屋もある。

内部はこんな感じ。
なんとか2人が風雨を避ける程度は可能である。

遠くには清水峠。
JR所有の建物がある。避難小屋はその隣にある小さいものだ。
手前には国道291号が延びているのがわかる。
国道とはいえ、実際にはやや幅の広い登山道程度である。

ここはちょっと注意だがほとんど問題ないだろう。雪もぐずぐずだし。

茂倉岳。

直下にはこんな感じで避難小屋がある。

早速到着し、荷物を放り込もうとしたところ、
ドアが鍵が掛かっていて開かない。
しょうがないので冬季用入口(2階にある)から入ろうとするが、
こちらも何かが支障になっていて開かない。
で、小屋の周りを1周すると、窓の鍵が開いていたのでここから入る。

内部に入り、冬季用入口の鍵を開放し、出入りができるようにする。危なかった。
入れなかったら一晩えらいことになるところだった。
まあ一応そういう場合に備えてテント持ってきてたけどな。
寝袋は一応モンベル#0(マイナス16℃まで)を用意。
このくらいなら#3(0度まで)でも十分かな。

内部は非常に快適。しかも1人での貸切で超贅沢。
雪の圧力に耐えるためにブレースが入っていて頑丈そうだが狭くなるのが難点。
しかしそれでも16人は楽に収用できそう。
(1区画2人×8区画=16人)


眼下には関越道が見える。
土樽駅も見える。
あそこから登ってくるルートも面白いかもしれないな。


夕暮れ。

自動車の灯火がゆっくりと流れて面白い。

そして糸のように細い新月が沈んでいく。
これだけ細い月は地上からだと夕焼けが明るくて見えないが、
高度が高い場所からであれば見ることができる。

そして朝焼け。

片付けして清掃し撤収。快適な宿であった。
ただ、深夜1人で真っ暗な小屋に居るのはさすがに怖い。
混雑するのも考え物だが、1人なのも考え物だな。

帰りは同じルートを下っていく。
肩の小屋がかっこいい。

雪は登山ルート上にはほとんどなく、
唯一まともにあるのが肩の小屋直下の雪渓のみ。
ここも斜度はかなりきつく、滑落したら止まらなさそうだが、
最下部が平坦になっていて、滑落しても最初に戻るだけだったりする。

ロープウェイ駅まで戻ってきた。

戻る。

ロープウェイから見る谷川岳はまさに猫耳のごとく。

電車で水上駅から戻る。

あれ?撮り鉄が居るぞ?と思ったらSLとすれ違った。なるほど。
以上、無事に帰還。
総費用12k(減価償却費を含む)
やはり避難小屋は快適で、雲上の別荘を満喫できた。
大変おすすめ。