旅行記



2011/04 北海道フライト

羽田⇔新千歳間は、途中の航空路が福島県を通過しているが、
福島第一原発の飛行禁止区域(原発から30km)ギリギリを通過する。
航空法に基づく飛行禁止措置の30kmよりも安全側をもって、
各社が飛行自粛地区(例えばアメリカなら80kmなど)を設定しているため、
日本の航空会社でも原発を大きく迂回するような航空路となっている。
そのため、普段と大きく違うところを飛べることから、
どんなところを飛ぶのか調べるため、早速乗ってきた。


行き 羽田0605→千歳0745
帰り 千歳1035→羽田1215

蒲田のネットカフェに泊まったのだが、これが大失敗だった。
受付と同じフロアだったので深夜もうるさく、
これだったら疲労度を考えれば明らかに4800円でホテルに泊まるべきだった。
ちなみにネットカフェではなく、完全個室のネットルームというものもあり、
これだと壁に仕切られた個室なのでホテルに近い感覚で泊まれる。
ただしバストイレ共用・部屋が狭く2畳・寝具なし、といった難点がある。
寝具については、超薄手の寝袋を持参すればOKなので問題ない。




羽田空港6時05分というなかなかの早朝フライトである。
そのため、空港には5時40分には到着しなければいけないが、
これが結構厳しく、山手線内あるいは京急の横浜以北でないとだめだ。
そのため早朝の羽田空港はガラガラ。




SKYMARKのB737-800に搭乗。

航空法規則が改正され、地上にいるときでも、
ドアが開いているときには電子機器が使用可能になった。
いままでは離着陸時と同じ扱いで、使用できなかったのだ。


早速スタート!
C滑走路から離陸だ。

まるで天を突き刺すかのごとく建っているスカイツリー。
東京タワーは周囲の高いビルに埋もれている感じだ。



臨海部の埋立地がかっこいい。



東京の奥には守護神のように富士山が。



どんどん北上する。



男体山や中禅寺湖が見える。
中禅寺湖は結構山の中にあるようなイメージ。
その奥には白くのっぺりした山が見えるが、これは至仏山だろう。



ここから福島原発を回避するために進路をやや西よりにとる。
普段は郡山の直上を通るくらいのルートだが、
今回は猪苗代湖の直上を通るルートだ。
これはアメリカ政府推奨の原発から80kmの距離をあけるためか?
航空法上の飛行禁止措置は原発から30kmだが、
NOTAM情報でそれより広い範囲についても注意を喚起していたりする。
でも、仮に原発30km圏を飛んだとしても、せいぜい数分だし問題ない気もするけどな。


裏磐梯の湖は凍結中。


飯豊山は明らかに雪が多く豪雪の山なのがわかる。
さすがにまだ入山者は少ないかな。



月山。
白く輝くなだらかな山容は上空からは一目瞭然。
天気さえよければ山スキーヤーで入山してる人もいるかな。



高度11800mということもあり空がかなり青い。


鳥海山。
以北最高峰だけあってかなり標高が高い印象。
まだ雪が多く登るのはきついかな。



秋田空港。
新幹線が動いてないいまとなっては秋田へのメインルートだ。
大館能代空港と位置関係がややこしいが、誘導路がないのが大館能代・あるのが秋田空港。


秋田の干拓地は直線的な地形が多くて非常に目立つ。



弘前。
桜はまだまだかな。


岩木山。
端整な円錐形で非常に美しい。
平地には雪がなく、少し高いところには着雪があるので、
まるでケーキにパウダーを掛けたような感じに。



北海道新幹線が建設中、のはずだがまだ土木施設は確認できない。
とりあえず青函トンネルの中しかまだ手をつけてないはずだしな。
でもこんな調子で本当に2015年の開通に間に合うのかな?



本州最北端を通過。
地上から行けばそこそこ最果て感があるはずだが、空から見ると函館が目前。



函館。



函館空港は意外と函館市街地に近く、
これでは新幹線の新函館駅のほうが遠そう。



新千歳空港へ向かって高度を下げていく。
建物の感じがやっぱり北海道っぽい。


新千歳空港。
ヤシマ作戦発動中の首都圏東北地方と異なり、節電してる雰囲気はあまりない。
だが、首都圏では絶滅したと見られる単一乾電池は北海道でも売り切れ。



羽田⇔新千歳は、将来的には新幹線と競合することになる。
この飛行機は羽田6時05分、新千歳7時45分で、
東京駅起点の旅程だと5時スタートといったところだ。
仮に東京駅5時→札幌駅9時の北海道新幹線の場合、
盛岡のあたりで新幹線を追い抜くことになる。
その後、札幌駅に新幹線が到着する前に、
エアポート快速で札幌駅まで滑り込めるはず。
所要時間のみで言えば、まだ航空機のほうに分があることになる。



新千歳空港駅。
派手な配色がHDR撮影に適する。



せっかく北海道に来たので味噌ラーメンでも食っていくか。
しかし空港に到着したときには8時にもなっていなかったので店がやってない。
しょうがないので9時の開店を待ってラーメン屋に入る。




展望デッキ。
北海道の涼しい空気が気持ちよい。気温は3℃。
この時期だとまだ首都圏の真冬並みの気温だ。



だらだら眺めていると、F-15がA/Bを焚いてマックスパワーで離陸していった。
千歳基地は滑走路3000mあるのにA/B必要なのか?という疑問はあるが、
まあスクランブル発進とかの訓練なのだろう。
推力は大型旅客機とたいして違わないのに随分うるさいな。



さて再び羽田へ。



八甲田山。
厳冬期から開放されてこちらも山スキーに適する予感。



鳥海山。


庄内空港。
豪雪地帯でももうさすがに4月だと平地ではあまり雪にはならないのだな。



朝日連峰。
最高峰の大朝日岳は奥かな。


飯豊山。登ったことがないので地理がわからない。


磐梯山。
猪苗代湖とセットなので上空からの確認は非常に容易。
尖った山体は結構カッコいい。


猪苗代湖はでかいな。


茨城空港。



その後は徐々に高度を下げて羽田空港へ。
羽田空港への進入はC滑走路へだったが、
A滑走路に進入するJAL機と同時並行進入となって、
窓の横には1nm程度の間隔をあけてJAL機がずっと横に。
めちゃくちゃかっこよかった。



着陸。


羽田に到着したときにはまだ12時20分で午後が空いてしまったので、
上野公園まで桜の様子を見に行ったが、かなり満開だった。
以上、無事に帰還。


航空券  28k
宿代    1k
交通費   2k
減価償却  1k
食費    1k
==============
計    33k



参考

白地図は(C)CraftMAP
今回の飛行経路

※空港付近の飛行ルートは、標準経路からの推測のため、若干の誤差が考えられる。
(離着陸中はGPSが使用できないため)