旅行記
2011/03 横浜ヘリフライト
以前(2010年12月)、東京スカイツリーを見るために
浦安へリポートからのヘリを使った。
同じように横浜の「みなとみらいヘリポート」からも、
ヘリを利用できるという話を聞いたので、早速使ってみた。
秋葉から横浜へ。東北縦貫線の工事が始まっている。
横浜にはいくつかへリポートがあるが、
横浜市消防局や神奈川県警が使用する横浜ヘリポートが最大で、
他にも海上保安庁のヘリポートなどがある。
また横浜駅から徒歩15分のアクセス便利な「みなとみらいヘリポート」もある。
今回使うのも「みなとみらいヘリポート」だ。
これだが、ちゃんとエプロンも1機分あり、
また夜間離着陸に対応する照明設備もある。
「みなとみらいヘリポート」までは横浜駅から徒歩15分ほど。
特にヘリポートの名前の表示はないのでわかりにくい。
既に「横浜ヘリポート」があり「YOKOHAMA」と書かれているため、
区別するために「YOKOHAMA MIRAI」とか「MINATO MIRAI」とかでも良いと思う。
今回搭乗するJA355E。
なお今回は貸切運行。
チャーター料は30万円/時の計算。
479馬力×2=900馬力オーバーの高出力ということを考えれば安いはず。
この機体は浦安から回送されてきたものだ。
夜は横浜の夜景遊覧飛行をするらしいが、
まだ時間はあるため、間合い運用的に乗ることができる。
ちなみに浦安⇔横浜の回送便に乗ることもできるようだ。
15分ほどの搭乗だが回送便だけあって値段は結構安かったはず。
しかもずっと市街地上空を飛ぶため大変面白そう。
しかし貸切でも副操縦士席に座るのはダメなんだってえ。
で、後席に座るが、当然飛行中の座席移動はできないのが難。
離陸。
基本的に海上しか飛べないのは、騒音防止のためである。
東京の場合は陸上を飛んでも、他にも飛んでいるヘリが多いためにOKだが、
横浜でこれをやると一発でバレて苦情が来るからだそうな。
横浜ベイブリッジの直上を通過。
首都高速湾岸線大黒JCT&PA。
よく深夜に走り屋が集まるところである。
こいつらなら横浜浦安を15分で走破することも不可能じゃないかも。
まあヘリの場合は直線で飛べるとはいえ、100ノット(180km/h)くらいだし。
車が流れる様子が、まるでピタゴラスイッチのような感じ。
あと車が大量においてあってきもい。なんなんだろう。
ランドマークタワーは高さ300mあり、結構高い。
高度は最高でも1500ftまで。
というのも、横浜上空は羽田空港からのSID(標準出発経路)上になっていて、
羽田空港出発の旅客機が上空を通過するからである。
といっても、横浜を通過する頃には高度3〜4kmくらいにはなっているが。
ひたすら直線の湾岸線。
ちょっと夕方だと暗いかな。
海上保安庁の巡視船が泊まっていて面白い。
SANKANと書かれたヘリポートがある。
海上保安庁第三管区のSANKANだそうだ。
ぱっとみだとさっぱり意味がわからん。
ヘリポートへ帰投する。
飛行時間8分。
また横浜駅まで歩いて戻る。
その後は湘南新宿ライン(SSL)で埼玉まで戻る。
夕暮れの横浜駅。
SSLは武蔵小杉のあたりだと東海道新幹線と併走して面白い。
埼京線vs東北新幹線と違い、
この区間の新幹線はATC現示170km/hとなるのでなかなか高速。
ちょうど、横須賀線をN700系が追い抜いていったところ。
以上、無事に帰還。
今回の飛行経路。
最高速度178km/h
最高高度463m
参考
お手軽格安に横浜の遊覧飛行がしたいなら、
調布⇔伊豆大島の新中央航空便に乗る手もある。
往復18000円ほどで安いし、3000ft程度の低空飛行で眺めも良い。
ちょっと横浜の中心部から西方向を通過するのが難点か。
新中央航空の便は行き先によって微妙に横浜を通過する場所が異なる。
ほかにも、羽田⇒九州方面の出発便が横浜の直上を通ることがある。
朝一で離陸した、羽田熊本便が横浜直上を通過した。
既に高度は4kmくらいになっているはずで、かなり小さく見えるが、
それでもみなとみらいヘリポートは確認することができる。