旅行記
2010/12 雲取山 (追記分)
再び登ってきました。
今回は、登山の経験はないがマラソンランナーの人と一緒。
登山経験なしで厳しいかと思いきや、
フルマラソン3時間半と超絶な体力があるため、余裕かと思われる。

朝8時にスタート。

2週間前に来たときよりもだいぶ雪が増えている。


奥多摩小屋で休憩。
素泊まりオンリーなので、頂上の避難小屋のほうがよいか?

ガンガン進んで頂上に到着。

東京スカイツリーが見える。
はっきりと棒のほうがシルエットが見える。
もう500mを超えていて、だいぶ存在感は大きい。
最終的には634mとなり高尾山599mを超えるのだな。

富士山が綺麗だ。

頂上の三角点。

厳冬期に避難小屋に泊まってみたいもんだ。

内部は非常に綺麗に保たれていた。

相変わらず眺めが良い。

下山にかかる。

無事に下山。
さすがにマラソンランナーといえど、雲取山日帰り往復はかなり堪えたよう。
まあ使う筋肉も違うし。
僕だってフルマラソンなんかそもそも走れるかどうかわからないぞ。

帰りは奥多摩駅至近の「もえぎの湯」へ。
冷鉱泉だが、pHは9.9とアルカリ性の温泉が楽しめる。
肌がぬるぬるするのが面白い。
筋肉痛にも効果がありそうだ。
(このくらいでは筋肉痛にはならないけど)
以上、無事に帰還。
以下当初分↓
2010/12 雲取山
雲取山は、東京都最高峰で2017mの山である。
山頂には避難小屋が建っており、「東京で一番高い宿」である。
これは首都圏2000万の夜景が一望できる日本一の夜景スポットとして有名である。
しかし、この夜景を見るためには避難小屋に宿泊しなければならず、
食料・水・寝具などを担がなければならず結構大変だ。
で、空気が澄む冬まで機会を伺っていたのだが、晴れなので行ってみた。
また、別に雲取山の中腹1100m地点には、三条の湯という温泉がある。
これは歩いてしか行けない温泉で、まさに秘湯と呼べるものである。
というわけで、東京で一番高い宿に宿泊と、歩いてしか行けない温泉へ、行ってみた。

とりあえず鴨沢からスタートする。

三条の湯へは、鴨沢から国道2km+林道8km+登山道2km=計12kmの徒歩になる。

むかしは林道は通れたのだが、工事のため通行止めである。
工事なんかすぐ終わるだろと思うのだが、1年のうちほぼ1年を通じて工事中である。
工事している間に別の工事箇所が発生して、
また工事をすると、また別の箇所で工事箇所が発生して、みたいな感じ。
よく歯医者で虫歯を治すと、
虫歯が治ったあたりのタイミングで次の虫歯が発見されて再び治療が必要になる、
みたいなパターンに似ている。

これなら十分車で通れる。

とにかく文句を言ってもしょうがないので12kmを歩く。
平地で空身だったらジョギングすれば12kmなんて1時間もあればいいが、
実際には標高差が500m以上あり、しかも12kgくらいの荷物を背負っている。
結局頑張っても2時間を要した。

登山道は幅員1mの絶壁。

神社があった。

三条の湯。

事前の電話確認では、「10時からですよ」と聞いていたのだが12時からの入浴だという。
12時に入って、その後山頂を目指すと、日没間近になってしまうので、諦める。
帰りに寄ればいいのだが、そうすると帰りも12km歩くことになる。
一気に気が重くなる。
本来の予定では、帰りは鴨沢バス停に至る尾根を下って、
2時間くらいで戻れる予定だったのだが。

頂上へ向かう。

頂上へ到着。
荷物が重かった。

早速避難小屋の隅っこの一等地に展開する。

今回の荷物の内容は、
食事(カップめん×3、米400g、肉、菓子類など)1.5kg
水4L、4kg
寝袋2kg
マット0.5kg
ザック本体2kg
調理器具0.5kg
アイゼン0.5kg
ツェルト0.5kg
雨具0.5kg
その他2kg
計14kgのはず。

なお頂上へはコースタイムよりやや速い程度で到着。
荷物が重いのでこんなもんだろう。

快適な避難小屋。
一応20人収容ということにはなっているが、
実用的には10人まで、快適なのは5人くらいまでだろう。

となりのおっさんが手を振ったため、警視庁のヘリがこちらに接近。
異状がないことを確認したのか飛び去っていった。

東京方面は抜群の展望だ。
富士山も綺麗だし。
富士山、もう雪は5合目くらいまで来てて登るのは全く無理かな。
(今週の富士山の登山記録を見ると既にザイル使用だそうだ・・・)

都心方面も抜群の展望。

とりあえず昼食にして、その後昼寝。

日が暮れてくる。

夕闇だ。

なかなか綺麗な夕暮れ。
薄闇に沈む帝都。

と・・・小屋の中から派手に焼肉を焼く音が・・・。
人が密集する小屋の中で臭いの強いものを焼くなよ・・・。
寒いと思って寝袋にエマージェンシーシートをかけてねるが、そうすると激しく結露することに。
この方法はダメのようだ。
しかし外気温マイナス2度に対し、室内は6度もあったため非常に暖かい。
今回もモンベルの寝袋#0(-16℃まで対応)で全く問題がなかった。
むしろ少し暑いくらいで、朝まで12時間は熟睡。

夜になると満点の星空に、宝石箱をひっくり返したような夜景だ。
東京で一番高い宿は前評判どおりすばらしいな。

東京湾アクアラインか?もしくは首都高の湾岸線か?
一列の光が見える。
手前の黒い土地は狭山湖や西武遊園地、右の黒い土地は横田基地だ。

東京湾の上空にはゆっくり動く光の点が列をなしている。
羽田空港に着陸誘導される旅客機の光である。

朝5時半。
薄明るくなってくる。

金星が輝く。

富士山も赤く染まる。

ダイナミックレンジ±2EV(16倍)のHDR撮影なので、
手前の山も明るく写っているが実際には結構暗い。

日の出。
地平線は理論値だと160km先だから、ちょうど千葉の九十九里浜沖になる。
そこからあがってくる太陽。

頂上の三角点。
これは明治時代のもので、日本に現存するのは2箇所のみだそうだ。

南アルプスも真っ白になっている。
特に標高3000mオーバーの北岳・間ノ岳・農鳥岳あたりがひときわ白い。
急峻な甲斐駒ケ岳は雪がつきにくいのかそれほど白くはなっていない。

富士山。

さて、朝食に、片づけをし、出発。
ちなみに今回の宿泊は12人だった。1人1畳半はあるので十分。
三条の湯へ。

三条の湯、外観。
なかなか秘湯感あふれる感じ。
ダイナミックレンジ±2EV(16倍)
なおマイクロ水力発電を導入しているらしい。
400W×2基の水力発電により、常に800Wの発電出力を得られるため、
ディーゼル発電の燃料消費量が1割になったとか。
800Wとはいえ、24時間常時発電するため、
1日19.2kWhの発電量で、69MJのエネルギーが得られる。

三条の湯へは頂上から1時間10分で到着してしまい、風呂が沸くまで50分待たされることに。
ちょうど2日で4Lの水を全部消費してしまったので、500mlのジュースを買う。
300円と安いのは、後述のように車両による搬入が可能だからである。
冬なので風呂を1つしか沸かさないので、男女交代制らしい。
とはいえ、今の時間は人が少ないので貸切だ。

風呂はこんな感じ。
大きさは2m×1.5mくらいで、4人が入れば一杯の感じだが、今回はひろびろだ。
しかも10時ジャストに入ったので一番風呂。最高のパターンだ。
単に温泉のためだけに来るのも良いだろうが、それは空いてる時期がいいだろうな。
10℃の源泉を薪で沸かしてるため、大変だろうな。
湧き出し量は4L/min(毎時240L)と量は少ないが、pH10と強力な湯だ。
入っているとぬるぬるしてくる。
なお、10℃の源泉を50℃に加熱するには、1トンあたり168MJ、だいたい石油4Lが必要だ。
これは大変なので、薪を使っている。
薪は、元々腐食するはずだった木を使っているので、
腐食してしまえばCO2に戻ってしまうので、
結局薪として燃やしても追加で出てくるCO2はないことになる。
バイオエタノールと同じで、ライフサイクルで見た場合のCO2排出は無い。

さて、下ることにする。
林道終点〜三条の湯までは、均一の幅員1mの車道が確保されており、
小型の無限軌道の車両で、物資搬入を行っているようだ。
だるい林道歩きを8kmで国道まで出る。
林道終点には自転車が置いてあった。
今回のように往復の行程なら自転車も良い方法だな。
登りはあまり時間短縮にはならないだろうが、下りはかなり楽だ。
国道411号まで出たらさらに2km歩く。
非常にしんどい。
その後は車で帰還する。

参考
航空機から撮影した雲取山。
防火帯として刈り払われた一帯が非常に目立つ。
中央には避難小屋が確認できる。
右下の赤い建物は雲取山荘。