旅行記



2010/11 那須岳 三斗小屋温泉


三斗小屋温泉は、那須岳の奥深くにある温泉である。
宿は2軒存在するが、歩いてしか行くことができない秘湯である。

(PowershotS90、105mm相当、ISO250、F4.9、1/20s)

朝発で行くため、急ぐために新幹線を利用する。
大宮駅から那須塩原駅までは2520円と結構新幹線代は痛いのが難。
早朝の大宮駅に、やまびこが入線してくる。



低い雲がどんどん動き、面白い。



高速で走行する新幹線からの日の出。背後には筑波山。



ロープウェイで一気に山頂駅へ。
ここから温泉へは茶臼岳頂上に登ってから峠を下るルートと、
茶臼岳の外周部を回るようにして標高差を抑えていくルートがあるが、
当然頂上経由のルートでいく。
外周部経由のルートは温泉までの最短ルートで所要1時間45分。
特に年配の人が温泉に行きたい、という場合には検討に値するかもしれない。




頂上。



頂上にある那須岳神社奥宮は当然まだ健在だが、
以前に見た十字架は撤去されたようだ。なんだかな。



眺めは良い。


途中の峰の茶屋。
ここは季節風の通り道になっており、冬型の気圧配置のときは飛ぶくらい強い風が吹く。


途中には避難小屋。


峠からは少し下ると、あとは基本的に平坦な道だ。
過去には物資搬出のために牛が通ったルートのようだ。


三斗小屋温泉。
小屋への物資の搬入は、那須岳の峠を越えるのではなく、実は反対側から行っている。
この場合、許可車は標高1170m地点まで行くことができ、
クリアしなければいけない残りの標高差は350mとなる。
そのため生鮮品などは人力で搬入しているとか。
重いものはヘリだそうだ。


三斗小屋温泉には2軒の宿が存在する。
煙草屋と大黒屋だが、
露天風呂は煙草屋、宿のクオリティは大黒屋、というのが定説のようだ。
というわけで煙草屋に宿泊を申し込む。
2食付のみしかやってないので、2食付だ。8500円。

(ダイナミックレンジ16倍(±2EV))


内部はこんな感じ。
山小屋というよりは、古びた山奥の旅館、といった趣。
ちなみに「煙草屋」だが館内全面禁煙である。



露天風呂。
混浴なので、明るいうちは年頃の女性には辛いかな。
15時〜17時は女性専用タイム。



(Lumix-FZ7、432mm相当、ISO80、F3.3、1/1000s)

入っていると、上空を飛行機が通過する音がする。
ここは首都圏〜北海道方面の航空路の直下となっていて、
3分に一機くらいは通過しているような感じだ。

高空を巡航する航空機は、飛行機雲の先端の米粒のような感じあるが、
超望遠レンズで撮影するとこんな感じ。
JALのマークもはっきり確認できる。




まだ12時なので誰もチェックインしてないので、風呂は貸切だ。



なかなか山奥な雰囲気。


こちらは大黒屋の内部。


こちらは内風呂。
露天風呂もすばらしいが、内風呂も湯冶湯の雰囲気があり、なかなか良い。
3つに区分けされた浴槽は、一番右に源泉が、一番左には沢水が投入され、
それぞれ左から、38℃、40℃、45℃程度になるように調整されている。
好みの温度のお湯に入れるのでなかなか面白いシステムだ。



温泉神社。


この2軒の宿には無線LAN機器はないようだな。
FOMAも圏外なので、ネットをする方法はないということになる。



ノートPCは重かった。


だんだん雲が広がってきた。
(ダイナミックレンジ16倍(±2EV))


夕食。


夕食が終わって外に出てみると、雪が降っていた。
雪が降るのを見るのは今年初だな。
静かに降る雪もまた、冬の到来を実感させ、情緒があって良い。

その後寝ようとするが、
隣の部屋の8人パーティが宴会しててうるさい。
大部屋だと派手に騒ぐ奴はいないのだが、こういう風に個室になっていると、
酒が入ると大騒ぎするんだよなあ。
個室でも実際には薄い障子1枚なので声は筒抜けなんだけどな。




朝食。



快晴の朝だ。
(ダイナミックレンジ16倍(±2EV))


朝風呂に入る。みんな出発して貸切に。
つーか24時間入浴可能、ということは特に清掃もしてないらしく、
コンビニのおでんと同じで、お湯の継足し継足しでやっているということは、
衛生的にはちょっとどうなのよ、という感じもする。
pH3以下でないと殺菌効果は期待できないし。



で、再出発。



一転して雪山の様相。


再び茶臼岳頂上。



始発のロープウェイで戻る。
始発で下る奴なんか僕だけなので110人乗りロープウェイを貸切。
110人乗りの巨大ゴンドラは輸送力が高くてなかなかいい感じだ。
ぜひ駒ヶ岳ロープウェイとか谷川岳ロープウェイにも採用して欲しい。



バスで戻る。
多くの人はマイカーなのでバスは無人。
午後から冬型が強くなるそうなので、朝は晴れていたが雲がかかってしまった。
もちろん冬型なので関東平野は快晴である。
帰りの温泉は北温泉に寄って行く。
北温泉は徒歩でしか行けない秘湯である・・・、
といいたいところであるが実は徒歩10分で到着する。
単に駐車場が遠いだけ、という感じではあるな。



江戸時代の建物はなかなか貫禄があり、内湯が非常に良い雰囲気。
計7つの風呂があるが一番秘湯の雰囲気があるのが天狗の湯。
しかしあまりの人気のためか人が多く、しかも混浴なのでちょっと・・・。



とはいえ、非常に秘湯の雰囲気で、人気があるのもわかる。



帰りはバス→列車と乗り継いで帰る。
黒磯駅で待っていると「はやて+こまち」(通称はやこま)が轟音をたてて通過していく。



利根川橋りょうを通過。



新白岡のあたりで建設中の圏央道がオーバーパスしてくる。
新幹線も一緒にオーバーパスするようだな。
物凄い高さと延長になって大変だろうな。
まだ建設中なのでエリンギの薄切りのような橋台が並んでいるだけだ。



帰る途中、長瀞で紅葉のライトアップをしているそうなので立ち寄ってみた。

(ダイナミックレンジ16倍(±2EV))


紅葉
(ダイナミックレンジ16倍(±2EV))

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(ダイナミックレンジ16倍(±2EV))


(ダイナミックレンジ16倍(±2EV))



参考




航空機から撮影した那須岳。(5月)
山麓は新緑で緑に染まるが、まだまだ雪が残る。
茶臼岳は相変わらず茶色である。


同・11月
秋枯れに沈む那須岳一帯。薄く冠雪しているような感じがする。