旅行記
2010/08 富士山(トレラン)
ということでまた登山の練習に、富士山をトレランしてきました。
「おいおい今年何回目なんだよ」
というツッコミを各所で受けているところですが、今年で6回目です。
(3月1回+7月3回+8月2回)
まぁ日帰りでこれだけ高いところまで行ける山というのもそうそうなく、
日本最高所なのでかなり涼しく、登山口から森林限界なので眺めもよい、
日の出も見れる確率が高い、ということでオススメである。
行程としても半日のお手軽登山なので、練習にも最適。
ということで再びトレランである。
大混雑のスバルライン5合目である。
ポイントとしては日帰りの場合でも前日夕方に到着すべきである。
日没後は徹夜登山の人が大量に到着するので、
平日であっても5合目の駐車場は満車とのこと。
今回は5合目の駐車場に停めることができ、ゆっくりと仮眠ができた。
大混雑の様子なので、8合目で御来光のプランにすると、
前夜からの徹夜登山渋滞の最後尾に追い付くことが予想される。
なので、7合目で御来光となるよう、朝3時40分にスタート。
静まり返った5合目。
ヘッドランプをつけて登り始めるが、4時くらいには早くも空が白み始める。
もうこうなるとまもなく日の出のように感じて、
観光客の方々が諦めて路肩に座って御来光見物に入るが、
実は日の出まで1時間はあったりする。
高度が高いので遠くの光が雲にあたり、実は日の出までの時間は長い。
7合目、鳥居荘と東洋館のあいだ、2900m付近で日の出。
いまのところ富士山では毎回日の出を見られている。
高度が高いので雲海の上になるのがポイントか。
日帰りでも日の出を見られるのは非常にお得感がある。
なかなか良い空の色。
撮影をしていると、上の山小屋(東洋館)から「あれは何だ、亡霊か!!」と言われた。
たしかに後姿は・・・・。
東洋館の前を通過して登り続ける。
だんだんAWBの色温度が上がってきた。
8合目白雲荘で小休憩。
ここから上はずっと登山者が連なっていて渋滞の様相。
・徹夜登山による眠気で路肩でくたばっている人
・牛歩でゆっくり登る人(これが一番正解!)
・敗退して登り登山道を戻ってくる人
などが入り乱れており、かなりカオスな状況。
これらを尻目にガンガン追い越して登るが、
それでも登山道が狭くなるところでは待ち時間も生じる。
日が上がると一気にまぶしくなる。
さっきまでは1秒とかのシャッター速度だったのに、あっというまに1/500秒とかに。
高度が高いと明るくなるのはめちゃくちゃ速い。
日焼け止めを塗り、耐紫外線被曝モードとなる。
無限九十九折登山道。
9合目から上は死屍累々の状況だ。
みんながんばれがんばれ。
頂上到着は6時35分、所要時間2時間55分、登り標高差530m/時。
昼食をとり、高所順応をする。
神社内は大混雑。
ぼくもそう思います。
お鉢めぐり。
空が青くて美しい。
日本でもっとも青い空。
剣が峰。
富士宮口頂上は比較的静か。
浅間神社。
吉田口頂上は大混雑。
今回は、水・食料を持ってきたため、山小屋で買わずに済んだ。
9時40分に下り始める。
ザラザラの一定傾斜の斜面を疾走するのは結構たのしく、
(実際のペースはジョギング程度だが・・・)
快適に無限つづら折りの道を下る。
土日でもブルドーザの荷揚げをしていて、
登りのブルドーザとすれ違う時は1分ほど待機するだけでいいが、
下りのブルドーザを追い越すのは大変のはずだ。
トレイルランナーの皆さんがどうやっているのか気になるところである。
5合目へは10時50分到着、所要時間1時間10分、下り標高差1340m/時。
実際には下山路の距離は12kmであるので、5.8分/kmである。
ハーフマラソンだと2時間3分の計算。
帰りは5合目より車で下るが、
スバルラインの渋滞は5合目から4.5km伸びており、
5合目駐車場に入るのに3時間待つか、1時間歩く必要がある。
ここまで酷いことになるならマイカー規制もやむをえないか。
なのでオススメはバイクだそうな。
マイカー規制中でも通れるし、5合目でも余裕で駐車できる。
以降、無事に帰還。
いろいろ質問を貰ったのでQ&A
■何回も富士山登ってて面白いの?
富士山は以下のような特徴があり大変おすすめ。
・ダントツで日本最高峰である
・首都圏に近くアクセスが非常に容易
・日帰りで余裕の行程であり1日の休日でOK
・上記の条件を満たす唯一の3000m峰である
・登山口の標高が非常に高く、夏でも涼しい
・登山口から森林限界以上で眺めが非常に良い
・標高が高く日の出が見れる確率が高い
■筋肉痛にはならないの?
登りはどんなに急いでも筋肉痛にはならないが
(先に心肺能力が限界に達するため)
下りは極端に急ぐと筋肉痛になってしまいます。
■この程度でほんとにトレランなの?
本人がそう思えばそうだと思います。
■トレーニングって言っても効果あんの?
富士山往復+お鉢巡りは、合わせればだいたいフルマラソンと同じ運動量。
1日のトレーニング量としては適正だと思います。
またダントツで日本最高所なので高地トレーニングとして、
これ以上適する場所はないと思います。