旅行記



2010/05 札幌


このところ、関東地方は天気がぐつつき気味であったが、
北海道はいい感じに晴れてたので、また北海道に行くことにした。
先週の道東ドライブが結構楽しかったので、今度は札幌方面に行ってみたい。




例によって蒲田に前泊する。
今回は20時に蒲田入りして、明日は7時起床予定なのでたっぷり寝れるはずである。

朝イチのスカイマークの便で札幌まで。
やや曇っているが北海道は晴れのようなので期待大。
朝7〜8時くらいだと離陸待ちで10分は待たされるのだが、
もう9時近いのでほぼ待ちなしで離陸。
いい感じだ。
あの離陸待ちの間も大量に燃料を使ってるし、
アイドルでもエンジン整備の基準となる稼働時間には算入されるので、
実はアイドル待機してるだけでもかなりのカネが掛かってるはずである。




離陸するとすぐに雲の中に突っ込んでしまい、
その後はずっと雲上飛行となる。
雲に突っ込む直前で東京スカイツリーが見えた。



函館


北海道の形がわかる。



羊蹄山。
はっきりとわかる円錐形が印象的。



苫小牧行きのフェリーだ。



で、新千歳に到着。
まわりはいかにも北海道という原野山林に囲まれ、
空港に着いた時点で北海道に来たことを実感させてくれる。

ここからは札幌まで電車で移動。
切符は、道央圏全域(南は長万部から北は美瑛まで)が
乗り放題で2200円という安い切符があるのでこれにする。
http://www.jrhokkaido.co.jp/network/kipp/d_4.html

新千歳空港駅は、なかなか非日常感を演出した駅のデザインが秀逸。
でも改札内にトイレはないのな。
(列車内のトイレをご利用ください)



札幌までは距離があるが、
あまり「千歳空港は遠い」という悪評は聞かない。
高速な快速が15分毎に出ているし、
なにより「道民の遠いの基準はおおむね100km」なのだからな。

ちなみに千歳空港⇔札幌で36分、表定速度78km/hだ。
停車駅が多い割にはなかなか優秀な数字である。
車両も転換クロスシートだし快適。



札幌〜白石間は複々線(ただし複線並列)になっており、
ひっきりなしに電車(気動車)が行き交い面白い。
というか気動車ばっかりである。
ただ、札幌駅は屋根付きということもあって、エンジン音がかなりうるさい。



さて、札幌で昼食として、
その後は札幌駅ビルの展望台でしばし時間をつぶす。
38階というだけあって眺めは良い。
もちろんこれは北海道で一番高いビルである。



東側方面。



望遠ズームを持ち込むとこんな感じ、鉄道写真にも最適だ。
隣の駅まで見えるぞ。



その後は倶知安駅まで移動。




小樽までは海岸線沿い。



北海道新幹線ができたら札幌までは30分以下になるのだろうな。
ちなみにE5系で320km/h走行だと函館〜札幌は1時間以下の予定。
現状の高速気動車で3時間強、高速バスで6時間を要するのが、
圧倒的に短縮されることになる。
しかも大雪・暴風雪・霧であっても安全確実に定時運転。
新幹線の速さ&強さは道民にはカルチャーショックのレベルである。



レンタカーを借りて今夜の宿とする。
結構眺めが良い道路が多くて気持ちよい。



明日の羊蹄山登山に備えて偵察撮影を行う。
事前の情報(約1週間前)では、3合目から雪が入り混じる状態になり、
5合目からは雪渓直登になり、ルートファインディング能力が必要だそう。
まぁ私にはGPSによる支援があるのであまり問題はないのだが、
その状況とルートを確認する。

望遠で撮影すると、どうやら上部のあたりまでは尾根上に雪はなく、
最上部で雪渓直登になりそうな感じだ。
急速に雪解けが進んでおり、先週から状況はかなり変わっていそう。

ちょうど中央の雪渓にジグザグに登山道が重なっているのがわかる。


やることがないので18時には登山口に到着し、とっとと寝てしまう。
18時だとまだ明るいので寝るときに夕日が眩しかった。

「TOYOTAパッソ」は後席を倒すと完全フラットな面が出現するので、
1人であればかなり快適に寝ることができる。
今回もモンベルのマイナス16℃対応寝袋を持ち込み、むしろ暑いくらいの感じで熟睡。


起きてみると3時。
まだ暗いので、2度寝をして日の出となり4時に起床。
準備をして4時45分スタート。
人が多い地域だからヒグマも大丈夫だろう。
さすがに道東だとヒグマが怖いが。



円錐形の山なので、登山口は東西南北各4つある。
どのコースも登山口の標高はほぼ同じだが、
もっとも人が多いのが西から登るこの比羅夫コース。
駅からのアクセスが良いのが理由か。
ただし最高地点は東端にあるので火口を1周する必要がある。



登山口350m、頂上1900mなので、標高差1550mとなって、
日帰りだと1日掛りの登山となる。
ちょうど富士山が標高差1400mなので富士山日帰りくらいのイメージだ。
なので登り3時間、下り2時間くらいだろう。
ただ、最高地点は火口の反対側なので火口1周で1時間くらい必要である。



こういう単純な地形の山は登山も単調と相場が決まっている。
ひたすら我慢の登りだ。
本当は5合目から雪渓に取り付いて大展望の予定だったのだが、
結局雪渓に取り付いたのは8合目であった。
ほとんど登ってきたじゃんか。
帰りもシリセード降下で時間短縮だと思ったら、滑走できる距離は長くなさそう。



シリセイダーの友人が喜びそうなくらい良い斜面である。
地形図から計算する斜度は60%。
結構急勾配で雪崩が心配。
ニセコアンヌプリ方面の道路は雪崩危険のために閉鎖されてたし。




火口まで上がると一気に大展望だ。



お釜の中はまだまだ雪が残っている。



標識もしっかりしており心配は少ない。



こちらは小さいほうの噴火口。


こちらは大きい方の火口。

なかなか良い感じの火口だ。
でも風が強いと大変だそうな。
実際過去にそういう遭難事例もあるし。
ちなみにスキーで滑り込むとかなり楽しいとの噂。
スキー場にはハーフパイプはあるけどこういう球状の地形はないし。
でも登り直すのは大変だろうな。



1等三角点。
実は頂上ではなく徒歩5分ほど離れた場所に設置されている。
最高地点は岩場で崩れやすいのでこっちになったのであろう。



頂上だ。


あっちは留寿都(ルスツ)方面。
4年ほど前にスノボーしに行った覚えがある。
空港から直行直帰だったのであんまり観光した記憶はなし。
でも航空券・宿・滑走券全部で4万とか安かったし、
さすがに北海道だけあって上のほうは極上のパウダースノー。
なかなかよかったな。



洞爺湖は湖の中に島が見えてはっきりとそれとわかる。



山頂標識はひっこぬけていた。
こういうシーズン外の雪山だと無人。
もっとも、これから登ってくる人もいるだろう。
普通は登り5時間は掛かるかもしれないわけだし。




単純往復は勿体無いので火口を1周して戻ることにする。
途中で細い岩場があるが落ちる心配はない。



9合目にある避難小屋。
雪の重みで壁と柱がぐんにょり曲がってしまい、今年の6月から緊急工事となる。
このままだと倒壊の恐れがあるとか。

ここに泊まれば絶景の朝日夕日が眺められそうだ。
遠くは青森の山まで見えるんだとか。
しかも営業期間中(6〜10月)は、管理人が常駐し、毛布の提供もあるようだ。
これならだいぶ装備を減らせそうである。
1泊800円と値段もリーズナブル。



独立峰なので眺めはすこぶる良い。
高度感はあるが落っこちそうな危険があるところはほとんどない。



眼下の倶知安の町並みが美しい。



ニセコアンヌプリ方面。
かなり上のほうまでスキー場が開発されている。
標高1300mなのであちらのほうだだいぶ低い。



というわけで戻ることにする。
最近ずっと雪山だったので、こういう地面を下るのは膝につらい。

帰りの雪渓下りはアイゼンを付けるのが面倒だったので、
ピッケルでスピードブレーキしつつシリセードで急降下。
ステップは崩さないように、登りルートと違うところを滑る。

7合目あたりでフランス人から、
「雪があるけど頂上まではいけるのか(英語)」とか聞かれたが、
とりあえずアイゼンがないと厳しい旨を伝える。
登山用語は基本的に世界共通なのである程度は通じる。
まぁ「シュタイクアイゼンSteigeIsen」はドイツ語だけどな。

で、無事に戻ってきた。




あとは小樽まで車で戻る。
北海道のドライブは快適。



その後は快速エアポートで千歳空港までだ。
300円のuシートにしようかと思ったが、先頭車両で眺めたほうが面白いだろう。
この時期は虫が多く、電車の前面がかなり汚くなるので、写真写りが非常に悪い。



千歳空港の展望台は午後は順光なので非常に写真撮影に適する。
滑走路の端っこなのでちょっと距離が遠いのが難点だが。



望遠だとこんな感じ。
陽炎で画面がゆらゆら動く。


あっというまに飛び立っていく。


千歳空港は相変わらず活気があって良い。
時間が余ったのでラーメン屋で昼食とする。



離陸してしまえば羽田まで一直線。
直線距離500nmを1時間20分の予定。

写真は八戸航空基地。


八戸駅。
ここからはほぼ東北新幹線をトレースして南下となる。
窓が汚れていて写真写りが悪い。
デジイチなら窓の汚れをボカすくらいは可能なのだが、
5cmの距離にあるガラスの汚れが写ってしまう。
絞り開放にすると今度は1/1600sのシャッター速度限界に達するし。



青空だ。


仙台。
青葉城が良く分かる。



磐越自動車道を通過したあたりで巡航高度から降下モードに入る。
土浦上空を通り、守谷VOR/DMEを通過して、
一旦富津近くまで南下してA滑走路にアプローチ。



無事に到着。
もう今年に入ってからスカイマークに搭乗するのは10回目である。
マイレージクラブでもあれば、下から2番目くらいのステータスになりそうな予感。
というかチャーター機(セスナ172等)を除けばスカイマークにしか乗ってない。



(参考)フライトシミュレータXによる千歳空港 (C)Microsoft

新千歳空港と千歳基地は隣接しているため、
北側からアプローチすると、先に千歳基地の誘導電波に乗ってしまうことがある。
そのため、ほかの空港に比べて誤着陸が多い。
また、2つあわせて3000m級滑走路を4つ持つ、日本最大級の空港の1つである。
(うち1つの滑走路は900mの過走帯を持っているため実質4000m級となる。)