旅行記



2010/05 旭川


久々に飛行機に乗って、かつ山にも行ってきました。

※今回の旅行はこいつが本体です。




蒲田に前泊する。
朝イチの便に乗るには前泊するとかなり楽である。
もう深夜に起きるのは嫌なので、羽田の早朝便に乗るときは蒲田前泊だな。
ホテルが5000円掛かっても睡眠時間は大切だ。



そろそろ北海道がいい時期になったきたので北海道へ。
6月一杯くらいまでは航空運賃が安いので助かる。
今回もSKYMARKの羽田旭川便で往復してきた(25,000円)。
「前割3」なので3日前までの予約が必要だが、
購入は前日まででOKなので天気を見ながら判断できるのが助かる。



離陸すれば眼下に関東平野。
旭川までは距離1000km、飛行時間80分、平均速度750km/hの予定。




東北新幹線と東北道のバトルポイント。

「空を飛ぶ速さは私の右にでるやつはいないんだぜ!!」

ということで、では比較してみましょう。

  Kirisame_Marisa Boeing 737-800
最高速度(Mach) M0.15 M0.78
最高速度(KIAS) 100KIAS 340KIAS
最高運用高度 3,000m 12,500m
制限荷重倍数 0.0〜2.0G -1.0〜+2.5G
失速速度 0KIAS(空中停止可) 120KIAS(FlapMax)
離陸滑走距離 0m(S/VTOL) 1200m
燃料 体脂肪 ジェット燃料
エンジン 魔術 ターボファン×2
燃料搭載比率 20% 25%
航続距離 500km 5500km
最大推力 1kN 125kN×2
定員 2 177


「なんだって・・・」
「ってか体脂肪率は秘密だって!!」

でも垂直離陸できて空中停止もできるので大変便利。滑走路要らないし。
羽田までも楽々来れる。

ちなみに単発機の羽田乗入は禁止なので、
自宅からとりあえず東京ヘリポートまで飛んで、
そのあとは湾岸線直上を超低空飛行でこっそり羽田まで飛んでいくのが、
魔法使いのただしい嗜み。
あんまり高度を上げると百里から戦闘機がスクランブル発進してきたり、
大型旅客機にバードストライク(ウィザードストライク?)するし。
でもモロに風を受ける生身の体で距離1000kmとか飛びたくないから、
長距離の移動は旅客機でしょう。
そう、技術は魔術を超えているのである。




先月行った吾妻山。
のっぺりとした山容が特徴的である。




山形。
山形城がわかりやすい。



田沢湖。
むかし田沢湖のスキー場にスノボーしにいったな。

自機の飛行機雲の影が写真に写っている。


盛岡の直上をパス。
八幡平。
まだまだ雪が残ってるな。




十和田湖。
地上から行くと大変なんだなこれが。



鋭意建設中の東北新幹線。
今年の12月に開通のようだ。開通したら乗りにいくぞ。




青森県の形がわかる。
よく晴れてていいかんじ。



今日は雲が全体的に低い。



で、徐々に高度を下げて旭川空港にアプローチ。
現地の天気は曇りのようだが、雲が低く、どうやら山は快晴のようだ。
雲が低くて本当に着陸が大丈夫なのかと心配になったが、無事に着陸した。

シミュレータだと(VFR)で雲中飛行すると、
滑走路だと思ったら地面でした⇒ゲームオーバー
みたいな流れがあるので。
ちなみにIFRでも本当にそうなった事故例がある。嫌なパターンである。
http://ja.wikipedia.org/wiki/CFIT



ここからはレンタカーで移動。
軽自動車は
・安い(普通車に比べて2割減)
・当たり判定が小さい(横幅1475mm)
・フルフラットになって車中泊に最適
などのメリットが大きい。
ワゴンRのNAだと、100km/hで計算上4400rpmとなって、
それなりに苦しい巡航となるが、
北海道では基本的に一般道なので問題はすくない。
60km/h2700rpmだし。




まずは十勝岳(2,077m)へ。
標高930mの登山口から登ることになるが、
ここは登山口の時点で既に森林限界を超えていて非常に見晴らしがよい。
なかなかお勧めのコースである。

いまは10時半なので、コースタイム7時間弱だから夕方になってしまうが、
標高差1140mなので、頑張れば登り2時間・下り1時間くらいだろう。



途中にある避難小屋。2008年に再建されたとか。帰りに中身を見てみたい。



まだまだ雪が残る。



意外と雪が多くしかも腐っており苦戦する。
その代わり下りは楽そうである。




途中で火山性ガスが横切るところもあり硫化水素臭がすごい。
濃度が濃くなると咳が出てしまう。




ガスに巻かれると道迷いに注意らしいが、
しつこいほどペンキがぺたぺた塗ってあるので大丈夫でしょう。



なかなか雪崩そうな斜面で嫌である。
(雪崩注意報発令中である)
実際登ったら雪が滑り落ちていくのが見えて少し怖かった。
ほかのパーティは斜度が緩い部分を選んで登ったようだ。



で、山頂。
山頂のほんのちょっとの部分だけガスが掛かっており、
残念ながら見晴らしがきかない。



三角点。

「寒いんだぜ」

そりゃ一応北海道の標高2000mですからね。



雲が低い。



で、避難小屋。



内部は綺麗で宿泊に適する。

「これはなんなんだ?」



非常用の毛布、非常用の蝋燭・ライターも設置されており、安心感は高い。




雪渓の下りは速く、結局登り1時間50分、下り1時間であった。
下っていく途中にこれから登る人にすれ違う。
本当に大丈夫か?

無事に下山したので今度は阿寒湖方面へ。



途中に駅とかに寄り道していく。

ダイナミックレンジ±2EV(16倍)


ダイナミックレンジ±2EV(16倍)




ダイナミックレンジ±2EV(16倍)

逆光のほうが明暗差があってHDRに適する。
まるでCGのような写真になった。


その後は雌阿寒岳登山口まで移動。
距離240km、うち高速道路もあるので5時間くらいだろうと思ったら、
これが6時間を要してしまった。
直線距離だと100kmくらいしかないんだけどな




登山口の駐車場で車中泊とする。
マイナス16℃対応の寝袋は暑い。
ワゴンRだとほぼフラットな面が出現するので、
1人であれば車中泊は快適。
2人でも荷物を整理すれば可能だろう。
移動もできる便利な宿である。


今回新導入の高倍率ズームデジカメ。
36mm-432mm相当をカバーするがサイズがでかいのであくまでサブ機。
普段撮りはいつものようにPowershotS90で。
432mm相当は結構すごく、月を撮影するとこんな感じである。
(クロップして撮影画像を等倍で表示している)
1/200sくらいなら手持ちでもOK。




で、朝5時半スタート。
一応明るくなってからスタートが北海道では基本だ。

「ヒグマが怖いんだぜ」




一応ピッケルとストックを時折打ち鳴らしてヒグマに警戒する。
ピッケルを武器として使用するのは、
ツキノワグマならともかくヒグマ相手ではほとんど効果なさそう。
ヒグマ相手には拳銃でもないと対抗できないだろう。



眺めがよい。
道東らしい、なだらかな未開の原野が広がるのは、
本州とはかなり違った眺めである。




朝一なので雲が低い。



ちなみに十勝岳については明らかに雪があったので、
10本刃アイゼン+ピッケルのフル装備だったが、
阿寒岳についてはまったく雪が残っていない。
1箇所だけ雪渓を横断するところがあるが、登山道のうち99%は地面が出ている。
やっぱり火山は地熱があるので雪解けが早いのか、
と思ったが単に道東なので雪が少ないだけである。




駐車場がすぐ近くに見える。



で、やっぱり山頂はガスってしまった。



山頂には三角点はなく単なる標高点である。
山頂は無人。
しばらくガス切れを待つが、切れそうな気配がないので下山することにする。



変な色をしたオンネトー。



道東らしい景色である。



一面の大平原だ。



遠くにはオホーツク海が。
計算上は太平洋も見えるはずなのだが。




登り1時間20分・下り50分で終了。
今日はこれから旭川空港まで戻り、
17:30の飛行機に乗らないといけないので結構忙しい。

まだ8時なので、これから登る人も結構いるようだ。




道東のドライブは楽しい。
メーター読み65km/h(GPSによる実測60km/h)を維持。
ときおり後ろに車が溜まってしまうので適度に退避する。
ワゴンRでスタッドレスタイヤなので限界は低く、あまり飛ばさないのが賢明である。

たまに50〜70ノットくらいで走ってる車がいるが、そんなもんである。
免停を恐れぬ地元民なら十分可能であろう。



ちほく銀河鉄道は廃線になってしまったが、レールや駅舎はまだ残る。
廃線になるくらいなんだから、これらの撤去の金があるはずもない。
当然そのまま放置である。
ただ、中心駅のものは改装され、これは道の駅になっている。

ダイナミックレンジ±2EV(16倍)



こっちは朽ち果てるのみの駅舎。

ダイナミックレンジ±2EV(16倍)



兵どもが夢の跡 状態。

ダイナミックレンジ±2EV(16倍)



快適なドライブ。



こっちは網走方面への鉄路だ。
こっちは現役で「オホーツク」をはじめとする都市間特急が通っており、
当然ちゃんと維持されている。


駅はこんなんでシンプルだが。



旭川紋別自動車道。
実質高速道路規格であるが無料である。もちろん看板も緑。
無料であれば「赤字だ!」とか言われないし、
無料なので交通量も多くなり「熊しか通らない」とか言われなくなる。
誰が考えたんだか知らないが賢い方法である。
2010年3月に未開通部分が繋がり、
遠軽方面から旭川まで全て高速道路で行くことができるようになった。
ただし制限70なので、一般道に比べてそれほど速いわけではない。



旭川空港に戻ってきた。
背後には大雪山の連峰が。



空港ターミナルビルから見ると終始逆光なので、
反対側の丘にいくと、同業者が多数。




432mmだと、米粒にしか見えなかった飛行機がこのとおり。
これで悔しい思いをして撮影できなかったのが激減するはずだ。



ANA機も着陸してきた。




望遠はこういう圧縮効果がおもしろい。
ちなみにトリミングなしである。



のどかである。



HACのサーブ340函館行。
遠くに旭川市街が見えてなかなかいい感じだ。




向かい風10KT。すぐに離陸していった。

HOKKAIDO AIR SYSTEM と書いてあるが略称は「HAC」なんだよな。
HOKKAIDO AIR SYSTEM CO LTD.の略なんだそうだ。



その後ヘリがめちゃくちゃ追い風のなかを離陸していった。
普通は10KT以上のテールウィンドでは離陸しないはずなんだが。



こんな感じの良い撮影スポットになっている。
航空無線を聞いている同業者多数。



美瑛にはこういう有名な木がいくつもある。
しかし写真とは違い、観光客が多くて写真栄えしない。




これは「親子の木」。



「マイルドセブンの木」というそうな。



空港に戻る。




旭川を離陸してしまえばあとは羽田まで一直線である。

もう田圃に水が入っているのか。早いな。うちはこれからである。



B737-800のわりに結構巡航高度が高い。
すぐ下に雲が垂れ込めており、
これを回避するためにあえて高い高度をとったか。
速度は800km/h、まさにチート級。




途中でさらに高い高度との飛行機雲と交差する。

「わたしもこんな高い空を飛んでみたいんだぜ!」

外はマイナス50℃ですけどね。



その後は千葉の夜景を見つつ、無事に帰還。