旅行記



2010/02 伯耆大山

大山とは、中国地方の最高峰で1,729mの山である。
通常は大山というと神奈川県の大山(おおやま)を指すので、
区別するために伯耆大山という。
(IMEだと一発変換できる)

日本海側に面し、冬季は非常に厳しい気候であることから、
冬の間は登るのは困難を極める。
今回は冬型が弱まったということで、登頂に挑戦してみた。


鳥取県の米子までは高速バスである。
750kmの行程で所要時間は10時間ほど。
片道11,200円と安いのも良い。
浜松町バスターミナルから乗る。



バスは2階建てではないが、
これは浜松町バスターミナルの車高制限のため。
2階建てではないので天井が高く開放感があるが、
どうせ寝るだけだし、狭いほうが落ち着く気がする。



今回辛かったのが3列シートの中央の席があたってしまい、
窓に寄りかかれずになかなか眠りがよくなかった。
とはいえ、僕は大抵の場所なら熟睡なのであまり問題はないのだが。
(山小屋で1畳2人とかでも熟睡である。
さすがに山中で不慮のビバークとかは経験ないのでわからないが、
街中でのビバークなら何回かやったが12月でもそれなりに寝れた)



米子駅。
曇っているが天気予報は昼から晴れとの予報。



大山寺まではバスで55分。
閑散期ということでバスには僅か4人。
うち同業者が3人。



ここから登るが、前日に大量(100人)の入山者があったようで、
トレースはかなりはっきりとついている。



6合目から上は斜度50%くらいの斜面となり、
アイスバーンだとかなり怖いとのことである。
今回は雪が緩んでいたので全く問題はなかった。




樹氷が美しい。


8合目から上は頂上台地の一角となっており、木道が続く。
厳冬期で積雪が多く木道が埋まって見えない+視界がない状況だと、
結構道に迷うことになり怖いらしい。





頂上の避難小屋。
頂上といっても、最高峰の剣ヶ峰(1729m)ではなく、隣の弥山(1709m)である。
弥山から剣が峰までのルートは激しく崩壊しており通行不能である。
もちろん反対側からも激しく崩壊しており通行不能。
つまり最高峰に行くには激しく崩壊しているルートを通行するしかない。



小屋の中は満員!
これは、最高峰へいく人たちが準備を整えていたため。
登攀器具やアイスアックスやロープ・ヘルメット等で完全装備である。
(ATCや下降器などをみんな身に付けていたので懸垂下降もあるのだろうな・・・)
なかなか清潔で宿泊には適する。



気温は結構高い。


「大山頂上」の標識。
全然頂上じゃないけどな。



もちろんノートPCも持参。


なかなかよい眺め。


で、本当は「立入不可能」であるはずの
剣が峰の方向へ30mほど進むとかなり眺めが良い地点に出る。
この30mももちろん両側がすっぱり切れ落ちている雪の斜面で結構怖いが、
厳冬期の赤岳天望荘ほどではないな。
落ちたら死ぬのはどっちも一緒だし。
ちなみに山岳会のメンバーと思しき人が、
頂上標識の杭と本人をロープで連結してこの斜面にダイブして遊んでいた。
ちょっと面白そうだが、ようやるわ・・・。


おっかなびっくりで通過する。



とはいえ、この弥山から見る剣ヶ峰はなかなか北アルプスっぽい感じがして綺麗。
まるで西日本の1700mの山とは思えない景観である。
同じ1700mでも奥多摩にはこんな場所はないよな。




大山寺も見える。



剣が峰はこんな感じでとてもじゃないが行ける気がしない。
とはいえ、足を置いただけで崩れる脆い土だが、冬はそれが凍って固まり、
雪でビレイも取れるのでだいぶ難易度は下がるようだ。
登山道がない場所なので完全にバリエーション・ルートである。
冬の西穂〜奥穂と同じくらい難しい予感もする。



こんな感じで雲海になっている。
どうも天気予報は外れたようだが、山の上は快晴か。
眩しいので久々に人間用NDフィルター(サングラス)を装着。
純白の世界が茶色の世界になるのであんまり好きではないのだが。



小屋も満員になるそうなので、小屋の隣には雪洞とカマクラがそれぞれあった。
かなり快適そう。


さて下山することにする。


無事に下山。
下山後も神社仏閣めぐりが楽しめる。
山の上の快晴が嘘のようにガスっている。

麓の大山寺集落のあたりはすっかりと閑散としていた。
今日は100人くらい登っていて随分人が多いなと思ったが、
オフシーズンでこれなんだから夏は一体どんなんなんだ。
調べたら年間登山者数十万という話も。
夏は1日1万人くらい居そうで困る。
まあ富士山だって7・8月の2ヵ月しか登れないのに30万人だし、
こんなもんだろう。
富士山と違って余裕で日帰りできる行程だし。



米子に戻る。
暇なので徒歩20分くらいの米子城城址へ。



標高90mの場所に天守閣跡があり非常に眺めが良い。
大山も良く見える。



こんな超1等地に三角点が。
超1等地だからこそともいえるが。



割と360度の眺め


米子駅。


日本海へ続く


夕日が沈んでいった。



夕食は全日空ホテルで食べることにする。
大山そばである。
この内容で1,500円は安い。
僕は旅先ではあまり食べ物に気にするほうではないが、
前回出雲に行ったときも蕎麦食った気がするな



帰りも同じく高速バスで浜松町まで戻る。
「両夜行日帰り」というやつである。
本当ならサンライズ出雲が良かったが・・・、
と思ったら津波の影響で東海道線が運休になっててわろた。
同様に東名高速も通行止めとなっていたが、
バスの場合は、やや時間が余計にかかるものの中央道に迂回すればよいだけである。



京急だからといって速い訳ではない。


途中で何回かSAで休憩して東京へ。
こういう夜のSAは独特の雰囲気があって面白い。



ま、眠いのは難点だが。




無事に帰還。
浜松町到着は、中央道迂回の影響もあって遅れるかと思ったが、
結局東名高速の通行止めが解除されたようで予定通りとなったため、
定刻0625のところ0555に到着した。
以降、無事に帰還。



(C)Microsoft
フライトシミュレータからの頂上からの眺め
こんな感じで島根県を一望できるはずである。