旅行記



2009/12 屋久島


屋久島は、九州南方に浮かぶ鹿児島県の島である。
世界遺産指定。

計画編
まずは何にしても島の最高峰の宮之浦岳には行きたい。
ただ羽田からの直行便がないということで行くのに苦労する場所である。
しかも宮之浦に登るには、通常1泊2日を要する。
天候はどうせいつも雨なので、心配する必要はない。
しかしながら、冬だと寒波が来るときに、標高1000m位からギリギリで雪になる気温になる。
所詮マイナス数度の範囲なので全く問題がない、と思いきや、
年間10,000mmも雨が降る屋久島の山間部では、
一度雪が降ると猛烈なドカ雪となってしまう。
僅か100mmの降水量でも、一晩で1mの積雪になってしまう。
気温が高いため寒波が去ったあとは速やかに溶けるが、
それまでの数日はラッセルとなり強力なパーティ以外の入山を許さない。


交通手段
鹿児島の離島ということで遠い。
最近では、高速料金がデフォで半額、あるいは1000円なので、
車を使うのが一番安いのだが、
さすがに首都圏から鹿児島までは1600kmありかなり厳しいので除外。
やっぱり現実的なのは飛行機だろうが、
これだと現地でのアシを確保する必要がありレンタカーとなる。
レンタカーはおおむね1日6000円だが、
車中泊装備を持っていけば宿代が浮くので実質殆どゼロとも言える。
なので結論としては飛行機+レンタカーの定番の組み合わせだ。





まずは鹿児島までは飛行機。
鉄路も検討したがやっぱり飛行機が最速。
年末ということもあり空港は混雑している。





天気はあまりよくない




が、離陸すればやっぱり上には雲1つない(当然だ)





紀伊半島の先端のあたりは、雲が標高1000m以下に出ていた。
谷を埋めるようになっており、なかなか不思議な感じである。





室戸岬。
四国はあんまり行ったことがないので実感がわかない。




宮崎市のやや北をフライパス。
ここからは鹿児島空港に向かって高度を下げる。
着陸は強い向かい風。
機内の飛行諸元ディスプレイを見てみると最低速度は対地206km/h(110kt)であった。
B777ではフルフラップ・空荷でも110KIASでは飛べない。
こういう低速だとストールが怖いが、
迎え角はそれほど大きくないのでまだ速度には余裕があるのだろう。
B777だとフルフラップ中だとAOA15度くらいまではストールしないようだし。




鹿児島空港に到着。




バスで鹿児島市内へ。
バスは10分毎に出ていて非常に便利。



鹿児島からは、鹿児島商船の高速船トッピー。
翼走タイプの高速船である。
スペック上の最高速度47kt、最大巡航速度45kt、最低巡航速度40ktだが、
鹿児島商船では43ktで運行されているようだ。

流木に衝突してけが人が出て一時期話題になったが、
おかげで「シートベルトを装着しろ!」としつこい。
まぁ翼走速度80km/hに達するので、高速バスでシートベルトとしないようなもの。
装着は当然ともいえる。
ちなみに、事故をうけて、
船内の柱に衝撃吸収用のウレタンマットが巻かれていたり、
客室の前面部にクッションが設置されていたり、
衝撃に対する最低限の備えはされているようだ。

ちなみに船舶では通常はブレーキは搭載されない。
この高速船も同様だが、翼走中に船体を着水させること急減速が可能で、
80km/hでも制動距離は80mという噂。
ちなみに電車の半分くらいの制動距離である。
そんなんやったらシートベルトがないとマジで怪我人が出るだろうな。




佐渡島航路では、
クジラが多い海域は38ktでの減速航行を実施しているようだが、
翼走による揚力で船体を持ち上げるという構造上、中速航行はできない。
船体を着水させた艇走モード(10ktまで)か、
水中翼による翼走モード(38kt〜45kt)のどちらかしかない。
ちなみに38ktで1Gを稼げるとすれば、43ktで1.28Gまではいける計算。
1.28Gであれば、28度のバンクまでは取る事ができる。
28度も取れれば、緊急回避も含めて十分ともいえる。
旋回半径は100mくらいになり、旋回Gは0.5Gである。
車でも80km/hで0.5Gの旋回をするのは結構大変だ。
スポーツカーなら問題ないだろうが軽自動車なら横転モノ。
というわけで船としては異例の超高性能である。





さっきの写真は一般客室だがこちらは上級席。しかし誰も使っている人はいなかった。




超長い航跡。見ていておもしろい。
基本的に立ち席厳禁なのでトイレに行ったついでに撮影。



遅い船をガンガン追い抜く。
窓の高さは10mほど。
どっかで見た風景だなと思ったら、セスナでの低空飛行もこんな感じだったな。
まぁセスナのときは、高さ30mで速度は90ktだったけど。
セスナでもフラップをフルダウンすれば43ktでも飛べないことはない。
「速度は命・高度は保険」そんな低速で低空飛行はしたくないけどな。





屋久島に上陸。

ここからはレンタカー。
これは宿も兼ねる。
そのためにわざわざ寝袋を持参した。
気温は山間部でも0℃程度なので、環境としてはたいしたことはない。
車中泊とすることで、宿代を浮かせることができるほか、
登山口の駐車場は早朝5時には埋まるという噂なので、
車中泊で前夜から陣取れば問題なく駐車場を確保できるメリットがある。





屋久島空港。
鹿児島からは、高速船で2時間ということもあり空港アクセスを考えるとかなり不利。
鹿児島空港からなら、伊豆諸島みたく19人乗りドルニエ機で高頻度で運行してくれたほうが、
便利な気がするな。





滑走路は1500mのため、長距離のジェット機は不可。
ボンバルディアのターボプロップ機が鹿児島4往復と大阪伊丹1往復に就航している。





レンタカーはフルフラットになる車種を選択したかったが、なかったのでヴィッツになった。




暗くなった林道を走るのは少し気味が悪い。
サルとかシカも出てくるし。



途中にある紀元杉。
既に真っ暗となり、夜空には星が輝く。
PowershotS90,ISO800,F2,15sec

星を点像で仕留めるには15秒くらいが限界。
あとはどれだけISOを上げられるかが勝負。
手前の紀元杉は、車のヘッドライトでライトアップした。



屋久島の主な見所は、縄文杉と宮之浦岳か。
とりあえず縄文杉を見ないと何をしに屋久島に行ったかはわからないが、
宮之浦岳は晴れてないときつい。
縄文杉は雨・雪でも余裕であろう。
特に宮之浦岳は登山口が標高1,360mになり、そのアクセス道路は悪路で、
ちょっと寒波が来ると簡単にどっさりと雪が積もり3日は通行止めになる。
できれば、宮之浦を先に見ておきたい。
淀川⇒宮之浦⇒縄文杉⇒白谷雲水峡という縦走ルートは魅力的だが、
車の回収ができないのが最大の難点。
また避難小屋泊まりの重い装備を担いでいく必要がある。
なので、どちらも日帰りという無難な方向に落ち着いた。

まずは翌日、晴れてれば宮之浦、曇・雨なら縄文杉と考えた。
食事をとり、車中泊の体制となる。
起きると天気は雲ひとつない快晴。

宮之浦へは7時半スタート。
看板には、「山頂まで所要10時間。遅くとも7時までには出発せよ。」と警告がある。
これは夏の場合で、冬はもっと余裕を持つ必要があるだろう。
とはいえ、10時間は観光客ベースの所要時間。
山ヤなら8時間程度であろう。





登山口から30分で淀川小屋に到着。
中身は帰りにゆっくり見ることにして、とりあえずここはスルー。
中から物音がしたので誰か居るのだろう。





淀川小屋の隣には透明な清流が流れる。
ダイナミックレンジ±2EV(16倍)





ダイナミックレンジ±2EV(16倍)

水の流れは極めて遅く、水面は鏡のごとく平坦だ。




樹林帯ののぼりが続く。
薄暗いところもあり、1/30秒くらいのシャッター速度になることも。
だが、基本的に標高が高いのであまり屋久島らしくはない。





たまに展望がよいところもあるが樹林帯ののぼり。





途中にある湿原。
日本最南の湿原だそうだ。
積雪は20cmほどであり、ややラッセルになる。
歩行ペースには若干の影響が出るくらい。






だんだん木が低くなってきた。




登るに従い、植生が冷帯性針葉樹林から頂上植生帯となる。
ぱっと見にはハイマツっぽいが、よく考えれば日本最南のハイマツは南アルプスの光岳。
これは笹である。
シカが好むために、頂上付近でもシカを見ることができる。
あちこちにシカ道ができており、
もしトレースがなかったら登山道と誤解する可能性があるため注意とのこと。





こういう奇岩も多い。
台風で落ちないように頑張ってほしい。



頂上直下では急登になり、アイゼンを装着したくなってくる。
一応今回は6本刃アイゼンを持参。
結局面倒なので使わなかったが。





下りに誰かがシリセードで滑り降りたのか、トレースがばっさり消されている。
シリセードで降りるときはトレースから外れたところで頼むぜ?
まぁ僕も結構急斜面ではアイゼン付けていないときは、
自然にグリセードっぽくなってしまうこともありあまり人のことは言えない。





頂上は、360度の快晴。
宮之浦岳は、島のどの集落からも見ることはできない。
つまり、山頂から見ることができるのはひたすら海と山のみである。
今回は下界は雨のようなので、ひたすら山と雲だけ。





日帰りで時間に余裕がないが、
予想より早く到達できたので1時間ほど昼食をしたり休んだり写真撮影。
途中で追い抜いたおっさんは、先に下山してしまい頂上に1人となる。
ここから先、縄文杉方面はトレースがなく、
どうやっていくのかと思っていたが、その間に1人上がってきた。
これでトレースはばっちりであるが、
やっぱり、淀川⇔宮之浦岳、もしくは、荒川⇔縄文杉に比べて歩く人は少ないのだろうな。





1等三角点。
国土地理院によると平成元年に設置されたっぽい。
http://www.gsi.go.jp/kyusyu/chiri_data-kijyunten-miya-tr_table.htm
三角点は1935mだが、山の標高としては、
1m高い岩の頂上の高さ、1936mが採用されている。






隣の永田岳はかなりかっこいいかんじ。
こういう森林屋久島とは思えない光景である。





集落が見えないのに携帯の電波は3本立っているのがすごい。
ちなみにソフバン&AUはまったくダメとのこと。
ただAUは島民でもそれなりに利用者がいるようだ。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100106-OYT1T00881.htm
ドコモならばいずれは有名なところは全て携帯可能になる見込み。
このへんも余裕で通話が可能になるのか。

さてそろそろ下山することにする。




奇岩の隙間にひっそりと祠が。
ザックを外さないと入れなかった。




淀川小屋内部はこんな感じで、今日の宿泊人数は10人ほどらしい。
氷点下にはなるのでそれなりの装備が必要である。





無事に登山口に戻ってくる。
時間は4時。妥当なところだ。
ネットではコースタイムどおりに歩けない!という報告が多かったが、
たしかに、出発から8時間半を要している。
雪が抵抗になったものの、意外が掛った印象。





ヤキスギランドに寄っていく。
30分ほど歩けばさまざまな杉を見ることができる。
縄文杉まで行けない観光客にはかなり良いだろうな。



こんな感じ。




屋久島空港前にある温泉で汗を流す。
ちなみに1500円で結構高かったが人が少なかったし大満足。



あとは夜メシにする。
ちなみにガス缶は航空機では輸送できない(手荷物でも預けでも不可)なので、
屋久島のスーパーで購入したが、
これは帰りに中身があるのに空港で廃棄されることとなる。
もったいないがしょうがない。

ちなみに航空機はだめだがBoeing929では輸送可。


次は縄文杉だ。
朝7時に出発。
やや遅いが、往復10時間というのは観光客ベースでの話で、山ヤなら7時間くらいだろう。
むしろ余裕を持って出発してるくらいだろう。
ちなみに多くの人は5時くらいからガンガン出発していった。

駐車場のキャパは少なく、おまけに今年は工事のため使用不可。
おかげで登山口まで結構歩くことになるパターンが多いようだ。
今は12月でオフシーズンだからいいものの、繁盛期は大変だ。
というわけで、2010年からは3月〜11月についてはマイカー規制が実施されるとのこと。
雇用保護のためのマイカー規制は感心しないところであるが、
こういう真にやむをえない事情であれば仕方ないところである。
観光客としても、何十分も歩かされるより麓に車を停めてバスのほうがありがたいはず。





こういうトロッコ軌道は、枕木が不規則な間隔で置かれており大変歩きにくい。
列車が現役で通行することもあるらしく、
要注意らしいがむしろ見れたらラッキーのレベルだろうな。

ちなみに橋もあるが手すりがないので要注意である。
暴風雨のときであったら、地面の木の板がそこそこ滑るし、それなりに怖い予感がする。





約8km歩いてやっと登山道入口に到着。
大株歩道とは書いてあるものの実質的には登山道である。
40人ほどが休憩していた。





途中にも見所があり面白い。
全体的に暗いのでシャッター速度がつらい。
ギリギリでコンデジの手持ち撮影では駄目なくらいの暗さだ。
ISO200、1/10sとかになる。


ウィルソン株。
ダイナミックレンジ±2EV(16倍)





途中にある切り株。激しく苔むしている。




縄文杉。
雲の中になってしまい、ガスっている。おまけに雪も降り出した。





途中で観光客をだいぶ追い抜いたので、なぜか自分が先頭に。
誰もない縄文杉をひとりじめ。
こういう数千年の樹齢の樹はなかなか生命の神秘を感じるものがある。









ウィルソン株の中には清流が流れている。




有名な角度から。
ダイナミックレンジ±2EV(16倍)

HDRで撮るとかなりよいかんじになる。
でも±2EVでも少しまだレンジが狭いかんじ。
SONYのデジイチだとオートHDR機能が搭載されているが、
これは最大で3EV差までなので8倍となる。
こういう特にレンジがある被写体だと、6EVくらいはほしいところではある。
とはいえ、大半の被写体では3EVで十分であろう。

ちなみに寝転がるような感じで撮影しないと、こうは見えない。
よく、どこから撮影するのか探してウロウロする人を見た。






ダイナミックレンジ±2EV(16倍)
苔むしてていい感じ




最終便のトッピーで戻るので時間は結構余裕がなかったりする。





トッピーの最終便。
まずはこれで指宿まで。





始動音はガスタービンエンジンというだけあって、
かなりかっこいい。
船に搭載のディーゼルエンジンで圧縮空気を作ってそれで始動するようだ。
航空機は補機もガスタービンエンジンだったりするのだが、
さすがにこれはディーゼルのようだ。
鹿児島港ではタンクローリーを見たが(搭載物は全部軽油)、
トッピーのガスタービンも軽油なのだろうか。
さすがにジェット燃料(要するに灯油)じゃないのか?






水中翼を下げた状態だと喫水は深い。
こういう深い港ならば、翼走状態でギリギリまで来れるので効率が良い。



ノートPCもデジカメの母艦として大活躍。
WindowsXP完全互換Windows7(?)を搭載。XPとの互換性は、100%。




途中は種子島に寄航。
屋久島と違いのっぺりとした地形が印象的。





バンクはこんな感じ。
ちなみにいくらバンクしても通常船と違い、遠心力を感じることはない。




種子島港




ちょうど2隻のトッピーが。




トッピーの下り便とすれ違う。
相対速度85kt。かなり長い航跡を曳いて爆走している。


ちなみに43ktでは燃料消費量は2150L/h、燃費は27m/Lである。
乗客1人あたりでは7km/Lとなって、お世辞にも燃費は良いとはいえない。
フェリーと違って貨物も積めないし。
(手荷物ですら15kgまでと結構厳しい)

まぁ運賃も距離を考えるとバスよりもかなり高いしな。
というか、毎秒600ccの燃料消費量もびっくりである。さすが7600馬力。



九州最南端の佐多岬。
かなり標高がある印象。





指宿港に到着。
既に暗くなっていた。
トッピーはこれから鹿児島までいくが、夜間の航海は大変であろうな。
ちなみに夜間だからといって特に減速航行するとかはないようだ。





ここからは再びレンタカーを借りてこれを宿とする。
帰りの便は、明日の鹿児島中央発大阪行きの高速バス。
約24時間時間があるので、これを利用して鹿児島の山に登ってみたい。


JR最南端の駅である指宿線の西大山駅。
沖縄にモノレールが開業してからは日本最南端の表現はされなくなった。
ちなみに最初は「本土最南端」という表現だったそうだが、
沖縄は本土じゃないのかよ、というツッコミが入って修正された。
よく北海道の人は本州のことを内地っていうけどな。





ダイナミックレンジ±2EV(16倍)
背景は開聞岳。
おなじみの構図である。

秘境駅とも言われているが、国道の至近であり車でいくのは大変容易。
列車本数は少ないので列車で行くのは大変であろう。





おおっと人工衛星だ。撮影に成功。




翌朝は開聞岳。




開聞岳の登山口。
実際の駐車場はここから徒歩10分。
ちなみに地元の人は、草スキー場の駐車場がすぐ近くにあるので
みんなそれを利用しているとのこと。






7合目までは樹林帯ののぼりが続く。
冬だからいいが夏は暑くて大変であろうな。
冬は視程もよく、暑くないので登山のベストシーズンだそうだ。
九州で、かつ標高900mくらいなので積雪を見ることはまずない。

1合目ごとに標識があるが、距離ベースで出しているのか、
所要時間とは比例しない印象。




影になった山が見える。




頂上に到着。




頂上からは360度の展望。
鹿児島湾の形がはっきりとわかる。
ただ若干視程が悪い。
黄砂が観測されているらしく、桜島さえ見えない。






三角点。922.2mだが、隣の岩が更に高く、
山としての標高は924mとなっている。
これは、登山者より「三角点よりも高い岩があり2mは高い」
という指摘が国土地理院にあり、
これを受けて測量をした結果、2001年に924mに修正されたのである。
http://www.rikanenpyo.jp/kaisetsu/chigaku/chigaku_002.html
参考






もちろん人里に近いここはで携帯は使用可能だ。




無事に下山。近くの車では猫が寝ていた。




指宿スカイライン。
いい感じのドライブウェイである。
雲1つない快晴なのもそうだし、携帯が圏外になるほど山の中を通っている。





途中には大きな石油備蓄基地。
これは、そういえば飛行機から見た覚えがあるな。
ちなみにENEOSのものだそうだ。





北上する。




鹿児島空港からB777が上がってきた。羽田行きだろう。




次は霧島山である。
山名としては霧島山というのは存在せず、最高峰は韓国岳となる。1700m。

登山口のえびの高原はなかなか良い感じの観光地である。
火山なので温泉にも恵まれている。




登山口の駐車場が工事中で使えず、徒歩5分の場所からスタート。
夏だと駐車場のキャパが足りずに、徒歩20分の場所になるそうだ。
最近はどの山にも限らず、だんだん登山口に行くのが大変になってくる気がするな。
縄文杉は、マイカー規制らしいし、
開門岳は、徒歩10分が追加に、
霧島は、徒歩5分が追加に。





火山ということもあり、最初からかなり見晴らしが良い。
最初登り始めは硫化水素の臭いがする。
現役バリバリの火山なのである。





いい感じに樹氷のトンネルになっている。
よく歩かれ、トレースははっきりしているが、はっきりしていすぎて圧雪されていて滑る。
6本刃アイゼンがあるとよい。




このデジカメは、
望遠端だとフルサイズ換算でF40相当の被写界深度になるが、
これでもコンデジとしては大きなボケが得られるほうで、こんな感じになる。
背景は韓国岳。
ちなみに広角端だとF16相当。
マニュアルフォーカスでも距離5mに合わせておけば距離2m〜無限遠までジャスピン。
これは便利。





火口に水が溜まって湖になっているものもある。




韓国岳の頂上。
360度の展望である。

三角点は標高1700.3m。
開聞岳と同様に、岩の最高点は1mは高そうな感じがする。



となりの火口は直径900m、深さ300m。
かなりスケールがでかいが、あまりにでかすぎると実感がわかない。
雨が降り続くと、火口の底に池が出現することもあるんだそうだ。





鹿児島空港から見えるということは、鹿児島空港もここから見えるはずだが、
よくわからなかった。



背後にはかなり立派な韓国岳。
往復2時間弱のお手ごろなハイキングである。
かなり良い感じ。観光客も多いわけだ。






えびの高原を見下ろす。
まだまだ人が上がってくるのにびっくりである。
もう15時だぞ。
とはいえ、九州なので日没は東京より30分は遅い。





鹿児島からは、高速バスで大阪までいく。
続行便なので4列シートのバスになってしまったが、
乗車人数は10人くらいなのでかなり快適であった。
むしろ2列シートみたいなもんだな。
ちなみに大阪までは距離900km。
はかた号の1150kmには及ばないものの、かなり長距離便である。
東京広島便のほうが距離が長いが、それに次いで日本3位の長距離路線の予感。

もっと長距離を夜行で移動したいという需要はあると思う。
でも高速バスの速度の問題から通常は1000kmが限度。
夜行列車は似たような速度だし、新幹線の夜行はできない。
残るは飛行機だが、こちらは速すぎる。
羽田⇒那覇だとジェット機で2時間40分か。
M0.8のジェット機で飛ぶとそんなんだが、
M0.5のボンバルディアDHC-8-200であれば、4時間は掛かる計算。
羽田深夜1時出発、早朝5時到着の便なんて面白そう?
新幹線も、はかた号が14時間半を要している
東京博多間を8時間で結べればそれなりに競争力はありそうである。





19:40鹿児島中央発で、大阪駅には翌朝6:55の予定。
夜飯を食べて、その後ぐっすりと睡眠。
途中、SAで休憩をしたらしいがまったく気付かなかった。

朝起きると、阪神高速を走っている。
高速バス、燃費は3km/Lくらいという噂だが、
距離900kmにもなる路線では燃料消費量300Lにもなる。
夜中に途中でどっかで給油したのかな。
(ちなみにはかた号は途中給油をするようだ)
燃料を300Lも使うが、実は乗客1人あたりだと(満員なら)燃費は80km/Lとかになる。
これは3人でプリウスに乗るのと同じくらい。
十分といえる。





大阪に到着。
定刻より10分ほど早い。




その後、9:10発のSKYMARKの神戸⇒羽田便に乗るために神戸まで戻る。
やっぱり飛行機は最速である。
大阪からなら新幹線が妥当なところであるが、僕は飛行機を使うポリシーなのである。
SKYMARKは普通運賃で12,800円。
年末ということを考えればかなり安いのでは。
実は、当日朝に高速バスの車内で予約・支払をした。
携帯で予約はできるのはもちろんだが、クレカならそのまま支払もできる。
ついでに座席指定まで可能。これは便利だ。
移動中の車内なのでセキュリティも問題ないだろう(たぶん)。





何故か飛行中の航空機を見ることが多い。





まただ。




曇っていてあまり視界は得られなかった。残念。
冬型なんだしもう少し晴れてくれれば良かったんだけどなぁ。
房総半島先端を通過して羽田空港にアプローチ。
200ktの低速で千葉上空を飛行する。





羽田空港にやや遅れて着陸、無事に帰還。
費用は高かったが年末だったのである程度はしょうがなかった。



参考資料



鹿児島湾にあるENEOSの石油基地。
香港→成田の国際線航空機から撮影したもの。筆者撮影。





上空からみた霧島。
激しく火山なのがよくわかる。
鹿児島空港への着陸が近いが、まだフラップは出てない状態。





(C)Microsoft
フライト・シミュレータで見た霧島。
鹿児島空港の管制塔からの眺め。
駐機しているのはいろいろ有名なボンバルディアDHC-8-Q400。



こちらは実際に鹿児島空港から眺めた霧島。
ほぼ同じ眺めとなる。





上空から、翼走中の高速船を見る。
航跡はおおむね速度の3乗に比例する距離になるので、
20ktくらいの低速船よりも相当に長い航跡となる。