旅行記



2009/12 伊豆



西日本から羽田空港への航空便を使うと、
必ず伊豆半島上空を経由するルートとなる。
伊豆半島は上空から見ると意外と急峻な地形であり、
先端の石廊崎は複雑な海岸線が織り成す複雑な絶壁となっている。
ぜひ行ってみたいと思い、行ってみることにした。



伊東駅まではJRで行く。
普通列車のグリーン車で寝ながらにして移動。
ちなみ最長で、黒磯から伊東まで290kmを僅か750円の料金となる。
290kmとはいかないまでも、100km以上であればG料金はオトクかもしれない。





伊東駅からはまずは伊豆半島最高峰の天城山へ。
途中の県道もなかなか良い感じ。
気温は低く、標高1000m超えたあたりから路肩に雪が現れる。





登山口。いざスタート。
この時点で気温は氷点下。かなり寒い。





樹林帯なので風はないのが助かるが・・・。
シモバシラが凄いことになっていたが、
常に気温が氷点下なので解けてぐちょぐちょになることはないようだ。





展望はまったくないと悪評であるが、
冬枯れするこの時期であれば、
枯れ木の間からある程度の展望が望める。





富士山は見るたびに雪のラインが下がってきており美しい。
今の時期が一番富士山がよく見える季節であろう。
ちなみに、左よりも右側斜面のほうが勾配が緩いことに注目。
このため、厳冬期に登る場合は右、つまり御殿場口からの登攀が一般的。
しかしそれでもなお、
風で磨かれたマイナス20℃のガチガチに凍りついた雪の斜面は、
スケートリンクのごとく滑る。
一瞬でも気を抜くと元F1レーサーのように滑落してしまう。

とはいえ、雪山初心者(八ヶ岳の赤岳は行ける人のことを指すらしい・・・)でも、
5合目くらいまでなら行けるらしいとの噂。
今後チャレンジしてみようかな。





有名なアセビのトンネル。
高さは2mくらいのトンネル状にアセビが覆い茂っており、
花が咲く4月くらいは大変美しいであろうな。
ちなみにフラッシュを強制発光で撮影。
影の部分が持ち上げられてだいぶダイナミックレンジの圧縮が可能になる。
内蔵フラッシュは暗いところで使うとかなりイマイチな写真になるが、
中途半端に明るいところで、こういう使い方はなかなか便利である。





正面が最高峰の万三郎岳





ちなみに携帯(DocomoのFOMA)は余裕で通じる。
最近は携帯での遭難救助要請が多いらしく、
携帯のキャリアの違いにより、
もしかしたら遭難時の死亡率にも影響がありそうだな。
FOMAは稜線なら、かなり深い山奥(黒部五郎岳とかでも通じる)でも、
通話が可能である。
もはや厳しい冬山でないかぎり、
アマチュア無線の必要性は低いかもしれないな。





ここが頂上。
周囲に展望はないのが残念。
10人くらいの人が休憩していた。予想外に多い。




山頂からは沼津の市街がよく見える。
しかし、風が盛大に吹き込んできてめちゃくちゃ寒い。
tenki.jpの予報ではマイナス5℃くらい。
まぁ標高1400mであるので下界より10℃低いわけだ。





1等三角点。
N:34度51分46秒.2396
E:139度00分06秒.4913
H:1405.32m

しかし山頂標識は1406mになっている。謎。





帰りは別のルートを戻る。
雪が残っており滑りやすく注意。
展望はまったくない。





無事に戻ってきた。




次は伊豆半島の先端、石廊崎へ。
爽快な国道を快走。天城山からは距離80kmの行程。
こういう植物が生えてると、
いかにも南国という雰囲気でなかなか良い感じである。
ただし国道は流れが悪い。





石廊崎。
伊豆半島の先端ということで海上交通の要所。
多くの船が行き来するのが見渡せる。
結構ギリギリ(でも5nmくらいは離れてそう)を通過するのはなぜなんだろう。





石廊崎の神社。
交通の要所ということもあり、神社については「海上交通安全」「縁結び」がご利益である。
縁結びについては、不倫のアベックの定番スポットだとのこと。
だって未婚の10〜20代のカップルは伊豆に来ないでしょ?普通。

あと、断崖絶壁でかつ潮の流れが速いということで自殺の名所にもなっている。
ただし死体があがらないというのはただの噂で、実際には・・・






断崖絶壁に収納されるように建つ神社。
鳥取の投入堂を思い出すな。(行った事ないけど)






断崖絶壁の先の神社。
スリリングという噂があったが、山で慣れてるせいもあり全然何とも無いが・・・





なかなか良い眺め。




駿河湾に夕日が暮れる。
美しい夕日。
冬型気圧配置により概ね北西風だが、
海上に出たところで水蒸気が供給されて雲が発生する。
なので水平線に沈む夕日とはいかない。
せっかく空気がすんでいるのになぁ。


水平線まで何マイル?

水平線までの距離(km)は、3.57×√(視点高さm)で求められる。
高さ30mなので19.6kmといったところ。意外と近い。
マイル(海なので当然ノーティカルマイルnm)では、10.6nmだ。





伊豆急下田駅からは、スーパービュー踊り子(以下SVO)で帰る。
レンタカーは総走行距離110km、燃料消費量5L弱。
安全走行でかなり燃費は良かった。
トヨタ・パッソ(1000cc)ということも大きいだろう。
後席は倒すと完全フラットになる。
やや狭いが足を伸ばして寝ることは可能だろう。
これはヴィッツでは不可能なので、むしろパッソのほうがありがたい。




SVOはこの時期なのに客がめちゃくちゃ少なくて心配になるほど。
乗車率10%といったところか。
伊豆半島東方沖群発地震の影響は大きそうであるが。





子供室。無人なのが寂しさを重ねている。




車掌に許可を得て先頭車にかぶりつく。
こんなに面白いとは思わなかった。
小さな台があるのでデジカメを乗せて撮影。
5秒の長時間露光でもブレずにこんな感じで撮影できる。
大変面白い。
動画にするとオンボードカメラのような感じになる。





うむ。




横浜駅に停車。
なかなか良い感じに撮影できる。
しかしSVO、首都圏ではNEXとともに珍しくA特急料金となるので、
遅い割には随分特急料金が高い印象。
これならば、普通列車のリゾート21(これも快適)で熱海まで出て
そこから東海道新幹線のほうがいいかもしれないな。



無事に新宿まで行き、その後自宅に帰還。








参考




航空機から撮影した伊豆半島。
なかなか山がちな半島である。
青々として自然が豊富であるのはもちろんだ。





航空機から撮影した石廊崎。
石廊崎に限らず断崖絶壁が続く。
波が砕けて真っ白になっているのがわかる。





低空から見るとこんな感じに、伊豆半島は独立した山なのである。
左手前は伊豆大島。






航空機から撮影した天城山。
ここに限らず、山にゴルフ場が激しく自然破壊なのがわかる。
特に航空機で千葉上空から着陸するとゴルフ場ばっかり。
なんとかならんものなのかな。
実はゴルフ人口はかなり多いらしく、900万人だとか。
しかし、基本的に数人でかなり広い面積を占有するスポーツなので、
このことを考えれば妥当である。