旅行記



2009/10 青森











いつものように大宮駅からスタート。






今回は「寝台特急あけぼの」の1人用個室を利用。
狭いが、個室なので非常に快適である。

今は夜10時。弘前に着くのは9時18分なので、今夜はゆっくり寝れそうである。
大宮から乗り、寝る準備をして、ベッドに入ると、ちょうど高崎線の鴻巣駅を通過したあたりであった。




翌朝起きると、もう秋田を過ぎていた。






せっかくなので車内を探検する。
これは同じB個室の上段。
下段と広さはほぼ同じで設備には大差はないが、
上段のほうが揺れそうなので寝心地は下段のほうが良さそうかもしれない。





こちらは開放型B寝台

B個室が1両で28人の定員にたいしてこちらは1両で30人。
であれば、全編成B個室にしてほしいところである。




こちらはA個室。
1両で11人の定員。B個室が6300円に対してこちらは2倍くらいする。
中身は見ていないが、B個室でも寝るには不便しない広さなので十分であるように思う。




弘前駅に到着。






ここからはレンタカー(2日で9000円)を借りて出発。






下界は紅葉の見ごろである。






ロープウェイで八甲田山の中腹まで行くことができる。残念ながらガスの中。






下を見ると有名な八甲田山の湿原がある。





山頂はこんな感じ。三角点とケルンがあるのみで特になにもない。






1等三角点。






山頂直下には快適そうな避難小屋がある。




中身をみたところ30人は宿泊できそうな感じ。
常設寝具等はないが、トイレはある。
完全装備で泊まるならなかなか快適そうで面白そうである。




ロープウェイまでは行きと違う道で戻る。






ガスはなかなか晴れてくれない。






ガスが晴れないというか、山頂部が雲の中というだけの話なんだがな。






遠くには青森市街と、はっきりと建設中の新幹線が見える。

新幹線青森開業は2010年12月の予定。
「はやて」が青森まで疾走するのが今から楽しみである。



ロープウェイで下山。






今度は奥入瀬渓流へ。紅葉のピークで、観光客で混雑しているがさすがに美しい。

ダイナミックレンジ32倍(±2.5EV)
露光時間1s、1/2s、1/4s、1/8s、1/15s、1/30sの6枚を合成。



ダイナミックレンジ32倍(±2.5EV)







ダイナミックレンジ32倍(±2.5EV)

美しい渓流





ダイナミックレンジ32倍(±2.5EV)

美しいが、隣が国道になっているせいで車が映りこみHDR写真撮影の邪魔になる。





ダイナミックレンジ32倍(±2.5EV)

2秒〜60秒の6枚を合成。
1秒以上の長時間露光は、同じ時間のダーク露光をしてノイズを低減しているので、
都合この1枚を撮るだけでも合計4分以上の露光をしていることになる。



奥入瀬渓流を遡っていくと、十和田湖に出る。
日はすっかり暮れてしまった。
遊覧船が停泊している。遊覧船に乗るのも面白そう。

ダイナミックレンジ4倍(±1EV)

明るそうに見えるが、これは15秒〜60秒の長時間露光による。実際はかなり暗い。
なんだか肉眼で見るのとだいぶ雰囲気が異なる写真になった。



次は、暗い国道を移動して白神山地へ。
夜20時に到着し、車中泊の準備をする。

アイドルを自粛するために寝袋を持参。
後席を倒してフルフラットにして眠る。
意外と寝心地は良く、朝6時まで10時間近く熟睡してしまった。

ただ、夜中に1回トイレに起きた時は寒く、
一旦機関を始動して暖を取り、速やかに機関停止して再び寝た。
同じように車中泊をする同業者が他にも2台いた。




朝6時半。






世界遺産緩衝区域内にある暗門の滝。
世界遺産区域内には白神岳くらいしかないため、ここは結構な人気のスポットになっている。
かなりの混雑と聞いていいたため、6時半と早めに観光することにした。





こんな紅葉の渓谷を歩いて1時間くらい滝まで行くことができる。



こちらがその暗門の滝である。

ダイナミックレンジ32倍(±2.5EV)



ちなみに通常撮影(ダイナミックレンジ1倍)ではこんな感じ。
暗い部分はそのままに、白飛びが殆どなくなっているところに注目されたい。

朝ということもあり人は少なく(それでも10人以上に会った)、写真撮影の邪魔にならない。



滝は3つある。
どの滝も規模は似たようなものである。



次は津軽富士の名で知られる岩木山へ。

岩木山は標高1625mの山であるが、
8合目にあたる1250mまで自動車道が通っており、
更に9合目にあたる1430mまで登山リフトが運行されている。

森林限界は1300m程度。
従ってリフトに乗れば登山口から100%の景観が得られ、
しかも頂上まで往復2時間のお手軽なハイキングになるわけだ。



とはいえ、もう10月末なので余裕で氷点下である。
十分な防寒装備が必要であるため、観光客はそれほどでもない。





もちろん氷も。そろそろ根雪になりそうだな。






山頂の三角点。岩の間にひっそりとある。
この三角点の高さを以って岩木山の標高としているので、実際には+1mくらいあるかもしれない。





山頂の避難小屋とトイレ。トイレは閉鎖中。






避難小屋の中はこんな感じ。
前夜に宿泊した人がいた。絶景の朝日だったようだ。

たしかにここに泊まるのも面白そうだが、
8合目までの有料道路が8時〜17時の営業なので、
車で来ると泊まることはできないのが難。





ダイナミックレンジ32倍(±2.5EV)

山頂の岩木山神社奥宮。





で、昼飯タイムに。今回は生ハムを持参。






津軽平野を一望しながらの昼食である。
それなりに寒いのでレインウェアを着込む。
最近防寒着としてしか使ってないような気がするがそんなもんだ。







360度の大展望






大展望その2.津軽半島の、というか青森県の形がわかるぞ。





上空を小型機がパス。




実はすぐ下には8合目までの道路が見える。
69あるカーブの形もよく分かる。

かなりカーブが多いが、勾配を考えればもう少しカーブは少なくても大丈夫だったのではないか。
下半分だけで言えば直登しても勾配は17%となる。
若干うねうねする線形にすれば15%くらいになって十分問題ない範囲だと思うのだが。




9合目近くにある避難小屋。
高校生が遭難死したのをきっかけに整備された。





中はちょうど寝る場所が4人分。
緊急避難には十分。





リフトまで戻ってきた。






8合目から離陸するパラグライダー。






なかなか眺めの良い道路である。
急坂が続くのでエンブレは必須。





下山後は岩木山神社へ。

ダイナミックレンジ32倍(±2.5EV)





ダイナミックレンジ32倍(±2.5EV)







人が多くHDR撮影が難しい。

HDR画像ばかり見ていると普通の写真が変に思えてくるから面白い。




ダイナミックレンジ32倍(±2.5EV)







ダイナミックレンジ32倍(±2.5EV)

拝殿の奥にある本殿。入ることはできずひっそりと佇む。





まさかここでこれを発見するとは。
鷲宮神社から絵馬を持参しているのも頑張るな。





正面には岩木山。
ちなみにここから登山道も伸びており、ここが標高200mだから標高差は1400m程度。
5時間もあれば十分にあの山頂まで達することができるだろう。





ダイナミックレンジ32倍(±2.5EV)







弘前からは青森経由ではやてで帰ることにする。






八戸からははやてが速い速い。
特に275kmh運転の区間は特に速く、
盛岡⇔大宮では2時間だから表定速度は230kmhに達する。

ちなみに八戸⇔東京では190kmhくらいである。


以降、無事に帰還。
燃料消費量22.57L。
総走行距離279km。



参考




羽田⇒千歳の航空機から見た十和田湖。
湖の形は一度見ればはっきりと分かる。





羽田⇒旭川の航空機から見た八甲田山。
5月であるがたっぷりと雪が残っている。

八甲田山というと雪中行軍遭難事件で有名で、
その影響からか恐ろしい山というイメージがあるが、
冬型が荒れ狂う厳冬期以外は、のっぺりとした山容でイメージには程遠い。
なんというか、会津駒ヶ岳とか安達太良山とかそのへんの雰囲気に近いものを感じる。