旅行記
2009/06 尾瀬
雨の尾瀬もそれはそれでなかなか楽しめる。
だがやっぱり晴れのほうが良い。

高速道路で尾瀬へ。
今の時期はマイカー規制が敷かれているために、
手前の戸倉(標高1100m)に車を停め、バスに乗り25分で鳩待峠(標高1591m)に入る。
しかしR2に4人+山装備は非常に狭い。
副操縦士席まで足元に荷物があるし。

鳩待峠から入ると物凄い混雑。
学校登山をやっているようで、小学生の超巨大パーティが居た。

尾瀬ヶ原を歩く。

池と浮き島が美しい。
今回は4人での行軍となったが、
山を歩くのに何人が最適か、というとやっぱり3〜4人となるだろう。
1台の車(またはタクシー)に乗り切るので交通費が安い、というメリットもあるが。
例えば、誰か1人がケガをして歩行不能になった場合。
| 単独 | 単独では、その後ろに誰かが来なかったら終了となる。 人の少ないルートで、日曜日の夕方だったとしたら、 次に人が来るのは下手すると6日後の土曜日か? そうでなくても落っこちて見えない藪の中に入ってしまったりしたら終了だ。 実際、行方不明になる人の9割は単独というデータもある。 |
| 2人 | 1人を1人で介抱しなければならないので大変だが、 それが不可能であれば至近の小屋などに走って救助を求めたりと、 単独に比べてかなり安全性が高い。 |
| 3人 | 1人を1人で介抱し、残りの1人が3人分のザックを持つ。 これで自力搬出が可能となるし、 1人を連絡役で小屋まではしらせる場合でも、1人がついておけるので安全。 |
| 4人 | 1人を2人で介抱、たとえばツェルトとストックで即席の担架を作って、 などといったことも可能。 ただ、3人の場合とそんなに大きな違いはないだろう。 |
といった具合だ。

バックにはまだ残雪残る至仏山。

後方から「雨の壁」が迫ってくるのが見えた。
急いで雨具を装着する。天気予報は雨。当然完全な防水装備で臨んでいる。

とはいえ降水セルがまだまばらなのだろう、雨も降ったりやんだりを繰り返している。

浮き島

今回宿泊の「温泉小屋」に入るために尾瀬のメイン・ルートを外れると一気に人が少なくなる。

川とそれに沿ってミズバショウが。
しかし大量に咲いてるとさっぱりありがたみがない。

この木道には国民の皆様から拠出される道路特定財源が湯水の如く使用されています(嘘)
ということを言いたくなるくらい、物凄い立派な木道が続く。
地面から1mくらい高くなった高架式の木道であるが、ほんとにこんなに必要なの?
地面に木の板を敷いて固定するくらいでいいんじゃないのか。

東電小屋

小屋の周りには花が咲いている。
リュウキンカ?
花の名前はよくわからない。

今回、傘を試験運用するのも目的の1つである。
傘は100gと超軽量であり、
雨具の重さ(600g)を考えると雨具の付属装備と考えても悪くない数字である。
結論から言うと、
・雨が上から降るとは限らないので、傘があっても雨具は必要
・しかし傘があるとフードをしなくてよく、ザックの背面の濡れも少ない
・急峻なルートでは危険のため、林道くらいしか使えない(雨の木道は滑り危険)
雨の日に行く、とかならともかく通常は普通は晴れの日に登るわけだから、
雨具を雨具として使うことは非常に少ないはずだ。
実際、過去30回くらいの山行で、雨具を雨具として使ったことは1回しかない。
そのために100gが追加されるのは、ちょっとなんだかなぁという気がする。

木道

巨大ミズバショウ。
ストックの長さから比較して50cmくらいか?

鳩待峠から4時間ほど歩くと、今回宿泊の温泉小屋が見えてきた。
尾瀬には沢山の小屋があり、合計の収容人数は1500人に達する。
これは、車道が近くまで通っており、便利で観光客が多いという事情もさることながら、
尾瀬なので水は基本的に使い放題ということで、
快適な小屋の環境が実現されていることによる。
多くの小屋には風呂が備え付けており、個室もある。
今回宿泊の小屋は、温泉が湧いているのだ。
予約時に個室を確保したため、「風呂+個室」という環境である。
これは、山奥の民宿とそう変わらない。

小屋の中はこんな感じ。

ダイナミックレンジ32倍。なんだか不思議な写真となった。

ダイナミックレンジ32倍。

雨ということもあり玄関には大量の雨具が陳列されている。
ほぼゴアテックスの雨具は標準装備といったところか?
靴の数からすると今回宿泊は80人程度、
小屋の収容人数が100人なので満員に近い。

で、素泊まりなので食事を作る。
ちなみに素泊まりだと5500円、2食付だと8500円で3000円差である。
金の節約、というわけではないが、
こういう自炊は尾瀬みたいに難易度が低い山行ではないとできないので、
もちろん自炊である。
というわけで、4人分の食事を作る。
カレー×3、ハンバーグ定食×1である。
NARUの割り当てはハンバーグ定食。
このメニューは山行の前日に機長と打ち合わせて決定、買出しを行ったものである。

部屋はこんな感じ。8畳に4人は超快適だ。
寝具が11セット置いてある。夏はめちゃくちゃ狭そうだ。

嫁も当然持参。(※外から見えないように配慮しています)

さわやかな高原の朝といったところか。
薄いガスに包まれており、さわやかな雰囲気。

引き続き行軍。

見晴十字路は6軒の山小屋とテント場があり、尾瀬で一番賑わっているポイントである。
そこを貫く道は、まさに尾瀬の目抜き通りといったところか。

雨が降っていてやむ気配がない。

尾瀬沼のあたりは尾瀬ヶ原とはまた違う雰囲気となる。
沼といってもほぼ湖だし。

こういう山小屋の周辺にも木道があるが、
こういう場所はよく踏み固められておりどこを歩いても構わないと思うのだが。

最後に三平峠(1760m)を越え、大清水登山口へ、そこからバスで車を回収、車に戻る。
その後、戸倉の温泉に入り、うどんを食べ、無事に帰還。
総走行距離270km、燃料消費量16L。
4人のため交通費は激安となったが、
マイカー規制によるバス代(4人で6000円)が痛かった。
これは埼玉からの交通費よりも高い。