旅行記




2009/03 両神山・谷川岳





(参考)雲取山からの両神山

両神山は埼玉県にある、特異な山様を持った山である。
ギザギザの稜線が特徴。




登山口にある両神山荘まで車でいく。
ここから山頂までは往復6時間の行程だ。



杉林のなかをゆく。
デリケートな現代人のNARUは花粉症なので非常にくしゃみが出て困る。



何回か沢の渡渉がある。




途中にある水場。ほとんど涸れていた。




清滝小屋。




避難小屋として開放されている。
中は綺麗に清掃されており、寝具も一応置いてある。
完全装備でなくても、ビバーグは可能だと思われる。
さすが県営、よく管理されている。




小屋で休憩をしたあと、頂上を目指す。




途中にある両神神社。




中はこんな感じ。




ダイナミックレンジ4倍で撮影。





それにしても落書きが酷い。




頂上直下まで来ると展望がよい岩場となる。




頂上からは八丁峠への林道が見えた。




山頂は木々があり360度の展望というわけではないが、
森林限界以下の山だししょうがないな。



秩父の市街地が良く見える。




浅間山が真っ白になっている。




険しい稜線が続く。




八丁峠へのルートは確かに難易度高そうだ。




こんな注意書きがある。




さて、2時になってしまったので下山することとする。




無事に車まで帰還。
帰りはラーメン屋でつけ麺特盛を完食。
いつものことながら下山後のメシのうまさと温泉の暖かさは最高である。

  標高 時間 標準 実際
日向大谷 620 9:20 0:00 0:00
清滝小屋 1290 11:20 2:05 2:00
両神山頂 1723 13:10 3:30 3:50
日向大谷 620 16:10 6:00 6:50





谷川岳

谷川岳は上越国境に位置する山で、
直下に5本※のトンネルが貫いていることから、
鉄道マニアや高速道路マニアにも馴染みが深い山である。

※清水トンネル、新清水トンネル、大清水トンネル、関越トンネル(上下各線)




移動性高気圧に覆われ晴れの予報なので谷川岳へ。
普段は毎日猛吹雪のはずだが、今日は曇ってはいるものの風もなく、視程も良好。




スキー場まで来ると谷川岳の頂上が目視で確認できる。

積雪はスキー場で230cm。


夏であればロープウェイの天神平駅からリフトで更に高度を稼げるのだが、
冬はスキー場として営業しているために、登山者は利用できない。

仮にリフトを使えば、天神峠から谷川岳方面はゲレンデを歩くことになるが、
ゲレンデを歩かれたら穴ボコだらけになって、スキーヤーと喧嘩になること請け合いだからな。



稜線上は雪庇が盛大に張り出しておりかなり危険な雰囲気。

昨日は強い冬型の気圧配置により大量の降雪があったようだが、
今日の朝に強力なパーティが入山した模様で、トレースが残っている。
トレースが無ければ1泊2日めいっぱいのコースなので、これは大変ありがたい。




雪庇の反対は激しく切れ落ちているし、
安全側の斜面も結構斜度がある。



(参考)

途中にある避難小屋。
これは夏に撮影したものだが、
なぜ冬の今回の写真がないかというと、避難小屋の存在に気付かなかったから。
避難小屋の上にでっぱってる棒がちょっと雪面に顔を出していているだけで、
まさかその下に小屋が埋まっているとは思わなかった。

で、家に帰ってきて、夏の写真を見て、それが小屋だったと確認できた次第である。



遠くには関越トンネルの換気口。
この地点までは道はなく、関越トンネル内から行くしかないようである。



(参考)

関越道といえば関越トンネル抜きでは語れない。
写真は4月末に撮影したものであるが、
関越道からでも上越国境の山々がたっぷりと雪を従えているのがわかる。




このまま登り続けるとかなり斜度がきつい斜面が続く。
夏なら鎖もあるようだが、冬は当然全部使えない。
地形図から判読する平均斜度は40%ほど。

滑落しても自然に停止すると思われるが、
クラストして硬くなってる雪もあり、やってみないとわからない。
ちなみにこの斜度では雪崩はほぼ起きない。


下りはラクチンなスキーヤー・ボーダーも、登りはハイカーよりも大変そうだ。


遠くには天神平駅が見える。





関越道もはっきりと確認できる。




有名な指導標。
完全に雪がくっついており何がなんだかわからない状態。



(参考)

夏だとこんな感じ。一面笹原なんだな。




夏と違って好きな場所を歩けるのが楽しい。
下り斜面を爆走するのもよし。
ただし雪の中が空洞になっている場所もあり、
激しく着地すると雪面を突き抜けて腰〜胸くらいまで埋まる。


写真は肩の小屋。


(参考)

夏だとこんなかんじ。



で、山頂に到着。
山頂標識が雪に埋まっており掘り出すのに苦労した。

標識に気付かずに少し先まで行って、
高度が下がってきておかしいなと思い引き返し、
最も高くなっている場所に標識がかろうじてあったのである。



(参考)

夏だとこんな感じ。




隣の山頂(トマノ耳)にも人が沢山いる。
こちら(オキノ耳)のほうが若干標高が高い。
相変わらず高度感バグツン。

1m道を間違えたら落っこちて死にそうな場所もあるが、
僕が普段通勤している県道だって、
狭い歩道を1m間違えて歩いたらトラックに轢かれることになるだろう。
そういう意味では、下界の危険(特に道路)とあまり変わらないのでは?と思うのである。




はるか雪深い上越国境。




標識には雪が硬く付着している。




雲は相変わらず晴れなさそうだ。
だが高気圧のおかげか風はなく快適。



曇ってはいるものの遠くまでよく見える。




こちらはトマノ耳のほうの山頂標識。




あちこちにスキー場と思われる白い斜面が見える。




肩の小屋に戻って少し休憩。




肩の小屋の裏は立ちションのエリアになっていた。
雪が黄色くなっているので何をしたのかバレバレである。ちゃんと埋めとけよ。

谷川岳の雪は地面に染み込んで大清水トンネルから湧き出し、
JR東日本から「谷川岳のおいしい水」として販売されるのである。




モンベル(霧が掛かった時に位置を知らせる鐘)




(参考)

夏だとこんな感じ。




雪がびっしりと付着している。





肩の小屋は避難小屋として開放されており、
10人くらいは宿泊できそう。
当然ながらテント泊に準ずる完全装備が必要ではあるが。




さて、頂上を満喫したので帰ることにしよう。

ハイカーよりもスキーヤー・スノーボーダーのほうが多いが、
滑走用具を持っている彼らは一気に疾走して帰るのに対して、
ハイカーは歩いて帰らなければいけないので大変。




一箇所だけ、ピッケルがなければ通過できなさそうなところがある。
高度感もご覧のように抜群。
ザイルを使用して通過していた、スキーヤーのパーティもあった。

僕は頑張って雪面にステップを刻んで何とか登った。



天神平スキー場へ帰還。




ロープウェイで下山することとする。




ロープウェイからも頂上が良く見える。




帰りは電車で埼玉まで。
下山が13時と早かったこともあり、暗くなる前に自宅に到着。


  標高 時間 標準 実際
天神平 1320 9:15 0:00 0:00
谷川岳山頂 1977 11:20 2:30 2:05
天神平 1320 13:00 4:00 3:45


参考写真は友人撮影。