旅行記




2008/09 奥秩父


DEEP FOREST UNDER THE DARK BLUE SKY



早朝に塩山を目指す。


奥秩父山塊は、埼玉県・山梨県・長野県・群馬県にまたがる大きな山塊である。

今回は、奥秩父で最高の展望と評判の金峰山(きんぷざん・きんぽうざん)2595mと、
最高峰である北奥千丈岳(2601m)を目指した。



この山域は、大弛峠(2360m)まで車道が通じており、
ここから連続した急登もなく、ほぼ稜線歩きのみで目的の山を目指すことができる。

ただしこの大弛峠への林道はよく通行止めになるので、
地元の役場に問い合わせてから行くことを推奨する。
ちなみにここの林道については、山梨県のウェブサイトで確認できる。

この標高のため、既に大弛峠で空が青い。



静かな森の中を歩き続ける。
つーかこの写真、「後姿がオバチャンに見える」と言われてワロタ。失礼な。



良好な展望が開ける。
主要な山の距離と方位は以下の通り。

  距離 方位
富士山 60km 170°
北岳 40km 235°
木曽駒ヶ岳 75km 265°
御岳 100km 270°
八ヶ岳 25km 295°



奥穂高岳など、ケルン積み上げ作戦で日本2位の標高争いをしているが、
ケルンは山の標高には算入されないらしい。
地面と固定された物体ならOKらしいので、岩でも大丈夫なようだ。




距離60km先には富士山が見える。




森林限界は2600m前後にあるため、
ほんのギリギリで頂上が森林限界の上にでることになる。



山頂は広い岩場となっており、100人は居た。
丁度昼時だったため、皆が食事を楽しんでいた。




山頂より




深い鬱蒼とした樹林帯が魅力の奥秩父であるが、
この金峰山だけは例外で、
まるで南アルプスのような稜線歩きの気分が味わえるのである。

手前には小さな鳥居が見える。

その鳥居の先、頂上には小さな祠がある。
0礼1拝で登山の無事を祈る。




金峰山の山頂直下にあるのがこの巨大な五丈岩。



写真では人が登っているが、
登るのはかなり怖く、大抵の人は頂上直下で断念することになる。
やはり僕らも断念した。

なんといってもこの岩、頂上の休憩ポイントから非常によく見えるので、
落っこちたりしたら非常に恥ずかしい。



紅葉が美しい。



深い森の上には濃い青い空が広がる。


さて、金峰山とは反対側の、北奥千丈岳を目指すことにする。
北奥千丈岳は奥秩父最高峰なのだが、大弛峠から僅か40分で登れる。
時間は2時になってしまったが、まぁ余裕であろう。
道も半分以上の区間で木道が整備されており、迷う心配も無い。



そんなわけであっというまに頂上に到着。




青い空。




森林限界は頂上のほんのちょっとだけで、遥か先までずっと深い森が続く。



やはり頂上も岩場である。
人が入っているほうがスケールが伝わるので良いな。
化石の横にタバコの箱を置いて写真を撮るのと同じだ。



雲がすぐ横を通過する。



非常に涼しいものの、太陽は暖かい。

さて北奥千丈岳を満喫して下山する。
大弛峠からの稜線歩きであったが、
総計の標高差は登り下りとも700m程度で、そこそこの標高差をクリアしたことになる。
所要時間は6時間程度。
なかなか良い運動になった。



高空は気流が安定しているのだろう、
かなり安定した飛行機雲が残っていた。

先ほどから何度も飛行機を見たが、飛行機雲が出ていたのはこの1機だけ。
4発機だし、国際線で高度が高いのではないかと推測される。

国内線は高度が低く飛行機雲が出てないが、
燃料を満載した国際線は成田を離陸してから十分な高度に達していないはずなので、
もしかしたら日本を通過する国際線(※北米⇔韓国等)かもしれない。

知らない国から知らない国への便が自分の頭上を通っている。
なんかロマンを感じる気がするのは僕だけか。



帰りは中央道の極悪渋滞を回避するために、国道140号を利用して帰還する。
写真は雁坂トンネルの料金所。



140号は途中で360度ほどループして高度を下げる区間がある。
あたりは暗いが、雲に秩父の光が映っており若干空が明るい。



成田→仁川行きの航空機から見た奥秩父最高峰周辺。
撮影は11月、すでにうっすらと雪をまとっている。
特に森林限界以上が広い金峰山が白く見えるほか、大弛への林道も白く見える。





以上、総走行距離290km。燃料消費量20L。

大半の写真は友人撮影。多謝。撮影機材NikonD80。