旅行記




2008/08 仙丈ケ岳

3000m級の山としては初心者向きとされる仙丈ケ岳にいってきました。



前日夕方に、甲府まで移動しておく。
甲府からのバスは朝4時発なので、前泊しないと間に合わない。



甲府駅前のホテルに宿泊。
素泊まり5000円で、やや狭いが全く問題ない。



朝4時のバスで、広河原まで移動。(甲府4:00⇒広河原6:11)
さらにそこから市営のバスに乗り換え北沢峠へ。(広河原6:50⇒北沢峠7:10)

ちなみに南アルプススーパー林道全体がマイカー規制中なので、
超不便なバスに頼るしかない。
ちなみに北沢峠へのバスはピーク期間中は1日4往復ある。

バスはもちろん補助席も使いぎゅうぎゅうに詰め込まれる。
みんな巨大なザックを膝の上に抱えていた。
できればもう乗りたくないが、どうにもならない。



7時10分北沢峠。
さて、帰りのバスの時刻をチェックすると、
12時55分のものがあり、次は3時間待ちになる。

5時間45分で、仙丈ケ岳往復は可能だろうか。



最初は樹林帯の登りになる。
展望がきかず面白くないので、
他のパーティを追い越しつつガンガン登ることにする。
ちなみに最初のバス(7:10到着)で登り始めたパーティをあらかた追い越すと、
あまり人がいないので快適に登れる。

「若い人は足取りが軽くて良いねぇ」とか言われるが、
そもそも装備が超軽量・3kgくらいしかないので当然。
水1L・食料少々・レインウェア・非常用装備で計3kg。
暇潰し用のノートPC・雑誌・時刻表」・着替えなどは、北沢峠の山小屋に預けてきた。



近くの甲斐駒ケ岳が見える。
仙丈ケ岳とセットで、1泊2日で登る人が多いようだ。
だが、北沢峠付近の山小屋が全て満室だったため、あきらめる。


飛行機の音が頻繁に聞こえ、しかも結構音量が大きい。
これは、この付近が羽田⇒西日本方面への航空路になっていることによる。
便数も多く、短距離の国内線なので高度もそれほど高くない。



約1時間半で小仙丈ケ岳に到着。周囲の展望が素晴らしい。




氷河に削られた地形だという。
仙丈ケ岳を目指して稜線を進む。
分岐点には案内標識が必ずあり、仮にガスってても迷う心配はないだろう。



この濃い青い空が好きだ。


尾根沿いを歩いている人多数。
土日は人が多く、登山には適さないのではないか?
と思う人が多いだろうが、
初心者にとっては人が多いと迷いにくかったりトラブル対応が楽だったりするので、
実は土日のほうが適している。
ただ、山小屋が混雑しているのが最大の難点。



こいつは巡航高度が低いのか随分近くに見えた。
羽田から上がった来た便だとは思われるが、どこ行きなのだろう。
時刻表を見ても、本数が多すぎるため該当する便が多く特定できない。



すぐ下には仙丈小屋が見える。
太陽光発電と風力発電を併用しているのだろう。



微妙に残雪が残る。青い空が美しい。



八ヶ岳。距離30km。



雲の上には富士山が見える。距離60km。
ちなみにすぐ左に見えるのは、北岳3193m。

日本一高い山は富士山だが、
日本で二番目に高い山がどこだか知っている人、実はあまり居なさそうである。



(C)Microsoft

フライト・シミュレータで見てみると同じ状態で見える。



左は中央アルプスの山々。右は北アルプスの山々。
距離100kmはあるがはっきりと見える。
夏なのに随分と空気が澄んでいる。



頂上からの眺めは360度の視界があり、非常に素晴らしい。



頂上に到着。

随分人が多かったが、
結構若い人も居た。
白馬では95%以上が30歳以上だと思われたのに、
今回は30歳以上は80%くらいだろう。



ALT3033m、気圧717hPa。
頭は痛くない。高山病の症状が出るのはもっと時間が経ってからだろう。



素晴らしい展望のもとに、高山植物が咲く。
ところどころに花畑になっている。雲上の楽園といった感じだ。


仙丈小屋まで降りてきた。
森林限界より上にある山小屋は良いな。

やはり太陽光発電と風力発電が行われているが、
軽油のタンクもあったためディーゼル発電機もあるのだろう。

水に関しては、近くの沢の源流(流量はほとんどない)からポンプアップが行われていた。



草原を下っていく。
昼が近くなってくると、遠くでもくもくした雲が出てきた。
やはり山登りは朝が一番良い。



樹林帯に入ったところで、沢沿いのルートとなる。

仙丈小屋のあやりは水道がちょろちょろ出る程度だったのに、
いつのまにかどんどん流量を増してくる。
地下水が供給されているのだが、
雨が何日も降らなかったときは枯れたりしないのだろうか。



日当たりが悪い北側斜面だからだろうか、
雪渓が盛大に残っている。



この雪渓、意外と薄く、下には水が流れている。
冷たい空気も一緒に流れてくるので雪渓の空洞の中に入ると非常に涼しい。
ストックで雪渓をつっつくと簡単に貫通する。
踏んだら崩壊する可能性が高い。


2時間ほど樹林帯を下ると、林道に到達。
ここから先は車道歩きで北沢峠まで戻る。

それにしても下山時樹林帯の体感時間の長かったこと長かったこと。
展望が効かないと今どのへんにいるのは良く分からないし。
一応高度計で計れるが、勾配が少ない区間ではあまり信頼性は高くない。

12:55のバスになんとか間に合いそうだ。



甲府で飯を食べた後、スーパーあずさで帰還。

中央道の渋滞で+3時間は勘弁だったが、
鉄道は混雑しているだけで時間通りには走ってくれるので非常に助かる。


区間 標高
標準所要
(分:累積)
実際所要
(分:累積)
備考
北沢峠 2030 0 0 登山口
5合目 2500 120 60  
小仙丈ケ岳 2855 180 95  
頂上 3033 240 150 頂上
馬の背 2550 310 205  
北沢峠 2030 435 320 下山口

登りは時間短縮のためにMAXパワーで、
下りは怪我防止のためゆっくり慎重に。




羽田→伊丹便から見た南アルプスの山々。3月撮影。