旅行記




2008/08 富士山

富士山に観光にいってきました。


深夜に5合目到着。
人も少なく静か。
ここで一晩寝て、高地順応する。



1時40分登山開始。
普通、山頂で日の出を見るためには夜10時〜11時くらいには登り始めなければいけないが、
これでは徹夜になってしまい到底耐えられそうもないので、
頂上で日の出を諦めて日帰りコースとすることにする。



早朝にも関わらず結構な人がいる。

ちなみに7合目までは馬を使うことが可能、たしか14,000円くらい。
標高2700mまで上がれるので、かなり楽になることは間違いない。
年配の人や、下りで負傷した人には良いかもしれない。


富士吉田市街が見える。
空が微妙に明るいのは、日の出が近いからではなく関東平野の街の明かりが反射しているため。
肉眼では空は黒一色にしか見えない。
下に見える人魂みたいのは、登山者のヘッドランプ。

露光時間60秒。




7合目のあたりは山小屋が多く、
適度に休憩を取って登れるので非常にらくちん。



早朝でもちゃんと営業している。









少しずつ、空が黒から紺色に変わってくる。



空が明るくなってきた。






日の出を見ようと、宿泊者が次々と山小屋から出てくる。



下を見ると山小屋が連なっている。





太陽が昇ってきた!
遥か先まで続く雲海。なんとも感動的な日の出である。
たしかにこれを拝むために徹夜で登る人が多いのも頷ける。



地平線の先から太陽が顔を見せる。
赤外線を強く含むためか、ややピンク色に写っているが実際には赤色だ。


非常に美しい日の出。
ちなみに8合目、標高3200mから。
空気が澄んでいるので地平線近くから太陽が見える。


朝日に照らされて山が赤くなっている。



なんだかあったかそうだが、強風が吹いているうえに気温は5℃くらい。
立ち止まると非常に寒い。
ゆっくりと歩くくらいのペースが保温になってちょうどよい。


あたり一面真っ赤だ。



出発準備を済ました人が続々と出てくる。

みなさん結構重装備だが、
富士山の日帰り登山であれば、山小屋が沢山あるため物資の補給には困らないので、
極端な話レインウェアだけ着込んで手ぶらで登山することも可能。

今回僕も、水を最小限(1.4L)と若干の食料とレインウェアだけを持って上がったため非常に身軽だった。
その代わり天候が悪化した場合は余計なことをせず一目散に下山することを条件とした。



アルプスの屋小屋は、相部屋というだけで殆ど旅館に近い設備を持つものもあるが、
一般に富士山の山小屋は非常に簡素で、
簡単な食事スペースと寝床を持つのみである。

しかしどの山小屋も結構な混雑だ。
平日でこれでは土日はどんな感じなのか。
寝られるのか怪しいところである。



ずっと下まで山小屋ばっかりだ。
どんだけ登山者が多いんだ。



空がだんだん青くなってきた。



頂上で日の出を見た登山者が下ってくる。




吉田口と須走口の分岐点あたり。
下りに間違えると偉いことになるので要注意だ。



時折鳥居が立っている。

登山道の近くには色々なものが落ちていた。
帽子・地図・酸素缶・ゴミその他もろもろ。
実はこれ、頂上から吹き飛ばされてきたものである。



空が青く美しい。



このへんから頂上に掛けては、くたばっている人多数。
意外と若者が多い。

富士山の登頂率は、一般に2/3。
(子供の場合は8歳以上で1/2、それ以下で1/3というデータも。)

やはり非常に厳しいのだろう。






山頂に到着!
所要時間6時間。
かなりゆっくり歩いたためと、5合目で高度順応したため、
今のところ高山病の症状はなし。
足もそんなに疲れてないし、呼吸も苦しくない。

やっぱりゆっくり上がると良いようだ。



頂上の神社



頂上の神社の上には、青い空が広がる。



みんな苦しそうだ。
だがそれ以上に、風がめちゃくちゃ強い。

お鉢めぐり(火口を1周すること:所用1時間半)をしようかと思ったが、
風が非常に強く、立っているとそのまま倒される。
這えば進めるが、
砂が物凄い勢いで当たるために進行方向に顔を向けられない。
下から吹いてくる成分もあるため、ポケットの中身が飛び出そうになった。


これにはかなりの被害者が出たようで、
デジカメと財布を飛ばされた青年や、メガネを飛ばされて途方にくれていた人など、
モノを飛ばされた人多数だった。
という僕もヘッドランプと帽子を飛ばされた。

あまりに風が強くお鉢めぐりは危険と判断、諦めて頂上でちょっと休憩する。



菓子の袋がパンパンに膨らんでいる。



高度計のメーターが振り切っている。
高度3720m、気圧653hPa。




飛行機が空を飛んでいる。相対的な高度差は少ない。


ちなみにこのあとデジカメが故障する。
レンズ周りに細かい砂が入ったようで、
レンズを覆うシャッターが動かなくなる(手動でやれば開けられる)し、
光学ズームが使用できなくなった。



下山することとする。
砂走りの要領で大股で砂利の厚いところに着地し
衝撃を緩和するという方法で高速に歩行することができる。
ゆっくりと歩く下山者をガンガン追い抜き、2倍以上の速度で歩き続ける。



人も少なく快適に走り続ける。

少し先にブルドーザーが見える。
基本的に富士山は物資の補給を全てブルドーザーに頼っている。
あまりに高度が高いため、通常のヘリではホバリングできない。
ましてや物資を持っていくなんて無理だろう。

ブルドーザーはコストも安く、
山小屋の物資がなんであんなに高いのかが納得できないが、
人が多いため単純に観光地価格もプラスされているのだろう。



ちなみに右下がやや暗いのは、故障によりシャッターが開ききっていないため。



一気に6合目まで降りてこれた。

左上がやや暗いのは、同様に故障によりシャッターが開ききっていないため。


下を見ると広大な樹海が広がっている。
時折、花火のようなバンバンという音が聞こえる。
これは東富士演習場で陸上自衛隊が火力演習を行っているためである。
高火力の火砲は、10km以上離れたところからでもはっきりと発射音が確認できる。



いつのまにか山頂には雲が掛かっていた。
かなり激しく横に流れており、頂上の風がいかに強いかが分かる。



はるか上まで山小屋が続く。なんだか要塞のよう。




5合目まであと500mといったところ。
河口湖口では、最後に標高差30mくらいの微妙な上りがあり、
バテバテな人にはこれがかなーり辛いとのこと。


5合目に到着。
途中の高速下山が効いたのか、頂上から2時間で到着できた。

楽勝楽勝〜♪と思っていたが、翌日に物凄い筋肉痛になってしまった。
明らかに下山が原因である。
2時間節約できても、この筋肉痛ではむしろ損をしたかもしれない。
慣れないことはしないほうがいいな。







富士スバルラインもなかなか良い道路だ。
距離30km、標高差1400mの、平均勾配4.8%。
高度によるパワーダウンのため、エンジンにはなかなかきつい道路であった。

帰りの高速道路は80kmh固定で走行。
燃費は13.8km/Lをマークした。
走行距離324km、燃料消費量23.5L。