旅行記


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2008/02 セスナで空中散歩





今回も桶川飛行場から離陸。






強い北風が吹いているため、滑走路32から離陸。
600mの滑走路のうち、200mくらいの滑走で離陸した。
20kt程度の向かい風と思われるため、滑走距離は半分程度になっているはずだ。

JR高崎線の桶川駅・北上尾駅・上尾駅が並んで見える。
実は1駅ってたいした距離じゃないんだなぁ。






埼玉県最強のターミナル・大宮駅。



大宮公園



氷川神社とその参道。参道は2kmに渡って整備されている。
埼玉県が誇る最強の神社。


さいたま新都心。
埼玉県を代表する高層ビル群。何気に上はヘリポートになっている。


浦和駅とその周辺。


首都高の車をぶち抜いて飛行。こちらは100kt(190km/h)なので余裕で追い抜く。
電車も楽勝で追い抜いた。

空から見ると、手前に浦和駅、奥に大宮駅、
その先に分岐する東北新幹線と上越新幹線を見ることができる。




上尾の自動車工場


上尾の巨大な団地

なんだかジオラマっぽい。


無事に桶川に戻ってくる。滑走路32に着陸。40ktの高速タクシングをして到着。

※HUDは合成です。


セスナの操縦特性について



45度バンク中は、復元力が作用するために
操縦桿をややバンクの方向に傾けていないとバンク角を維持できないようだ。
中立位置に戻すとバンクがゆっくりと水平方向へ復帰してしまう。

画像の矢印が示す角度だけ内側に舵を切り続けていないとバンクを維持できない。



なお、機首上げ操作を行わなくても、45度バンクに伴い高度が低下、速度が上昇、
揚力が上がりある程度のところで釣り合い勝手に高度が維持されるようだ。



機長が3Gの高機動を行ったが、機首があがったせいで70kt程度に減速、
「プーーーーーー」という失速警報が鳴り、3Gの荷重が一気に抜けた。
失速警報は聞いててもあまり気持ちの良いものではない。
冷や汗が出るが、機長は全く気にしていない様子。
警報の意味が判らない友人も気にしていなかった。
なお、3G下では失速速度は1.7倍になるので、40kt程度が1Gでの失速速度と思われる。


シミュレータで試してみると、
失速すると⇒勝手に機首下げ⇒高度が下がり⇒速度が上がり⇒失速から回復する。
高度は失うが、十分な高度を維持している巡航中ならば失速しても問題ない。
着陸時の失速はそのまま墜落に繋がる可能性があるし、実際そのような事故例も多い。


無重力状態を実現するためには、いったん機首を上げ、その後操縦桿を前に倒す。
友人は「ストラップを持っていたら、携帯電話の本体が空中に浮いた」と言っていた。
もう1人の友人は、「体が浮き、必死に天井を押さえた」といっていた。


もし仮に無訓練の一般人が操縦したらどうなるか?
もちろん計器の見方が判らないのでは話にならないが、
とりあえず「速度計」「高度計」「昇降計」「水平儀」「機関回転計」あたりの見方が判り、
シミュレータで操縦特性について練習しておけば、
高度が変化しない機動であれば、多少は可能なのではないかと思われる。
高度が変化する機動をする場合、速度の上限(127kt)と下限(失速速度)に気をつけなければいけないし、
引き起こし中は速度の下限が上がるので尚更気をつける必要がある。
その他気を付けなければいけないことは山ほどあるのだが。
あともちろん離陸・着陸は無理だと思われる。

ちなみに、例のフライトシミュレータマニアがB747-400をハイジャックした事件では、
一時的に飛行機を操縦できたようだが、
すぐに地上接近警報が鳴り墜落寸前になっているので、
シミュレータマニアがマトモに操縦するのは無理だと思われる。





さすがに埼玉県民なのに氷川神社に行ったことがないのは問題なので、
空から散歩したあとだし車で見に行くことにする。
飛行機だと5分で見えてきた神社だが、車でいくと30分以上掛かった。まぁ当然か。


長さ2kmの参道