旅行記


ここは 秋葉原系のいろいろなページ の別館です。


2008/01 台北 電気街めぐり 





今回は東武伊勢崎線→京成本線のルートで成田に向かったが、
この乗換駅が普通列車とか止らない、完全に乗換えを考慮していないダイヤでなんとも。

写真の正面には、首都高速中央環状線・小菅堀切JCTが見えるが、ああこんなところを通るんだなぁと思う。
東京の地図で、鉄道と高速道路がうまく重ならない。
例えば○○ランプの最寄り駅は?と聞かれて即座に答えることはかなり難しい。




成田空港

乗る飛行機は、エバー航空・ハローキティジェットだった。


東京を一望


デジカメでISO1250で撮ったが、
これ以上ISO上げると縮小してもノイズバリバリだし、ISO下げると露出時間が長くなってうまく撮れない。
つまり光量不足。



機内食




大阪湾の夜景

大阪、神戸あたりを一望できる。



かなり強い向かい風の中を飛行。
新幹線の2倍程度のゆっくりした速度で飛行する。
フラップを上げている巡航中では、普通は570km/hまで速度を落とすと失速してしまう。
従って向かい風が吹いていることがわかる。








台湾政府




とりあえず普通の観光地を回っておく。

巡ってる途中、上着を着てきてしまったために暑過ぎて脱ぎたくなる。気温24℃。
良く考えれば沖縄とほぼ同じ気候なんだし。




台北駅。日本の東京駅に相当。




台北市役所。

台北市はどの県にも属しておらず、独立した県のような特殊な行政体系になっている。
日本の政令指定都市をパワーアップしたようなものか。




世界2位の高さのビル、台北101

高さ500mオーバーは真下で見ると異様な迫力があるが、
周りに高いビルが無いので、開放感はある。




ビルの展望台から見た台北中心部。
紫外線・赤外線カットガラスのせいで、全体に緑っぽい写真になってしまう。




同様



地下鉄の駅は、どれも最近開通した路線だけあって日本以上に綺麗。
運賃は日本の半額程度。
(そもそも台湾の物価が日本の半額程度)

1人あたりGDPで比較すると、台湾は日本の9割くらいの数値なので、
安い物価も相まって実は暮らしやすいのでは?と思う。







車両。




台北駅。




台北の電気街。

なんというラジオ会館。中身もほぼラジオ会館を想像してもらえばよい。
あまりにも雰囲気が同じで異国にいる感じがしない。




なぜか中国語なのに価格表がだいたい読める。




中身もラジオ会館に近い。


iPodにそっくりなMP3プレーヤーが・・・




中古のDVDが。



DVD-BOXはおそらく正規品と思われる。
1枚のDVDに6話ほど入っていて、13話で200元=700円と安い。まぁ古いせいもあるけれど。




こちらの通りは電気街というかカメラ街のようだ



アニメイトの入り口はごく普通。(この街にしては)
客も店員も当然ながら現地人のようだ。



日本の本がそのまま売っている。
輸送コストのため、値段は当然日本よりも高いし、発売日から1週後れくらいだ。
現地人が買っていくのはいいが、読めるのか?




「涼宮ハルヒの憂鬱」→「涼宮春日的憂鬱」
「夜明け前より瑠璃色な」→「夜明前的瑠璃色」
ってかキホンは、「の」≒「的」なのか?

「治癒系超萌女孫○○○」(←キャラ名)とか書いてあるのもあったが、なんとなく意味が分かるのがなんだかな。




アニメイトの台北店はまるで日本のアニメイトじゃないかと思うほどアニメイトだった。
ポスターはともかく、お知らせなどの掲示物も日本語で書いてあるし、
いつも行っているアニメイト大宮店とあんまり雰囲気が変わらなくて、
逆に衝撃的。

っていうか台湾のヲタは日本語読めるのがデフォなのか?
同じ漢字とはいえ、漢字の読み方はかなり異なる。
だが、意味は似たようなものなので、日本語の単語さえ勉強すれば、
おそらく英語を習うよりは楽に習得できそうだ。
俺も台湾語を読んでも漢字の意味は似てるから大まかな意味は理解できるし。(発音はできないが)

日本人は外国語が苦手というが、それでも英語は短文レベルなら一般的に通用するし、
台湾でも日本語を話せる人が居てもおかしくない。





というわけで台湾人に突撃取材

俺「Can you speak JAPANESE?」
現地の人「はい、わたしは、ちょっと、話せます」
俺「おお、すばらしい!この店には日本の本が沢山あるね。この店に来る人は日本語を話すことができるの?」

難しい言葉や敬語を使わず、判りやすい日本語表現を心がけて、少しずつ区切りながら、ゆっくりと話す。
以下印象に残ったフレーズのみ。

「日本のアキバは本当にすごいね。ヲタクの街だ」
「この前のコミケも行ったよ。あれはすごかったね、"マツリ"だね」
「台湾のヲタクでも、さすがに僕のように日本語を話せる人はそんなに多くないけれど、好きな人は段々と覚えていくよ」
「話せる人はちょっと少ないけれど、読める人は多いよ。同じ漢字だしね。」
「それに好きな人は必死で勉強するしね」
「ファッション系の雑誌を読む人(女の人)は、あまり日本語を読めない。雰囲気を楽しむんだ」
「芸能系の雑誌を読む人(女の人)は、だいたい日本語を読めるよ」

との事。
ヲタは趣味ではない、生き様だ。というのはこちらの国でも同じようだ。




18禁本

ただし18禁部分をそのまま陳列してはいけないらしい。



これはもしや


やっぱり同人誌だ

バーコードも付いてるし、もはや正規品の如く売ってるが、どっちなんだろう。
「正式授樫中文版」とか書いてあるし。



これらも

裏表紙は18限制級すぎてお見せできない。



このへんもそうだ





ここまで日本語読める前提になってると、日本語読めないヲタの人は大変だろうなぁ。




これキャラは分かるがなんの画像だっけ・・・

ところであちこちの店で飲食禁止の掲示あり。地下鉄もそうだし。普通は店の中でモノを食べないぞ。




アキバのように、パーツショップが1つの店を構えているのではなく、
ビルの中に密集しているのが印象的。



日本のパーツショップにしか見えない。




なぜか普通に中国語で話しかけられる。
そりゃぁ手ぶらでアニメイトの袋を持ってれば、まず旅行者だとは思われまい。




こちらも都心から2駅ほど離れた場所にある電気街




路地の奥にはひっそりと同人ショップが。




CD-Rのバラ売りが目立つ値段は秋葉よりやや安い。



といわけで、電気街は台北市のあちこちに分散しており、
アキバのように巨大な電気街を形成しているわけではない。
そういう意味では秋葉は最強の街と言えそう。

台北の電気街を全部集めると秋葉の3倍くらいになりそうだが、
日本の1/5の人口の国でなぜこれだけ巨大な市場が形成されるのかが不思議。

ヲタク街としては、やはり日本が発祥だけあって秋葉の優位は圧倒的。
しかし人口比を考えると、日本に近いヲタ率かもしれない。




かなり疲れたのでホテルに戻り、夜の街に繰り出す。



夜市





夜の路地はやや怖



なんだか日本と変わらない



夜1時の大通り
さすがに異国の地、深夜はやや怖い。

台湾の治安は世界的に見て相当良いが、
日本と比較すると凶悪犯罪率だけでも日本の3倍なので油断は禁物。いや、たった3倍とも言えるが。




台湾桃園国際空港




機内食




藍色の空が広がる。



帰りは行きの倍以上の速度で飛行。
この気温では音速は1095km/hなので、マッハ1.07で飛行していることになる。
旅客機で音速(対地速度)突破かよ。
実際にはM0.25程度の強い追い風に乗っているものと思われる。




帰りの飛行機は満員だった。
こういうのって隣に人が居るか居ないかで快適性がめちゃくちゃ違う。