旅行記
ここは 秋葉原系のいろいろなページ の別館です。
2007/02 小笠原(父島・母島)

おがさわら丸
定員1043人、総トン数6700トン 巡航速度22.5kt(1kt=1.852km/h)

羽田空港の滑走路直下を通過

東京湾内は非常に混雑するためか、12ktを維持して巡航。前に遅いタンカーが詰まっているためか。
水道を抜けると、一気に加速して遅い船を追い抜く。巨大な船同士のバトルもなかなか。
こちらは20kt前後、タンカーは12kt前後と思われる。

八丈島付近で夕日。
水平線が見える。高さ20mの最上位甲板から見える水平線までの距離は15.9km。

夕食。
¥1260
移動中の乗り物の中ということを考えれば十分な値段&クオリティか。

主機関。メインエンジン。ツインターボV18気筒4ストディーゼル×2機で2.7万馬力。
負荷60%なので、1.6万馬力(1.2万kW)を今まさに発生されているところか。
当然ものすごい爆音+室温40℃以上
気筒の直径は目視で400mmくらいか。
ボアストロークが同じだとすると、50Lくらいか?18気筒で900Lの排気量だ。
リッターあたり15PSだが、これは500rpmにしてはパワーが強いが、ターボなのでこんなもんだろう。
ターボのタービンの音はしなかったが、計器を見ると、
2つのターボはそれぞれ9000rpmと8400rpmで回転していた。
この回転数では、「キーーーーン」とか「ピーーーーーーー」というあのタービン音は発しないのか。
ちなみにターボのタービンは最高回転数18400rpm。つまりまだ全開運転ではない。
9000rpmでの過給圧は0.5barほど。
軽自動車のターボでも0.7barくらいで、高性能ターボ車だと1.5barくらいになるのでかなり低い。

艦橋のスラストレバー
本物は無駄なくカッコイイ。現在の設定はプロペラピッチ角推進20度、負荷60%
航海士の人に質問する機会があったのでまとめ。
| Q | A | 僕のコメント |
| レーダーは波長の異なる2種類を装備しているようですが、潜航中の潜水艦を発見できますか | 無理です。 | そりゃそうだ。だが暗礁も判別できないことになる。 |
| 巡航速度の22.5ノットを維持する出力はどのくらいですか | 65%です。 | 車で言えば、最高主力6000rpmのところを3500rpmアクセル全開で使う感じか。こんな使い方をしていればガソリンエンジンは燃費が悪くなるが、このディーゼルは高負荷の燃費が良いのか。 |
| 機関の回転数はどのくらいですか | 通常500rpm、低速時400rpmで、プロペラまでは減速機で40%に減速して接続しています。 | 500rpmとはかなり遅い。巨大なので当然だが、車のエンジンのアイドリングよりも低回転なのには驚いた。 |
| 巡航速度のときの最小旋回半径と制動距離は | 半径600mくらいで、制動距離は全速後進のとき550mです。 | 電車並みの制動距離。意外と短い。だが旋回半径はかなり大きい。狭い東京湾内では大変そうだ。 |
| 最高速度はどのくらいですか | 24.7ノットです。 | 65%⇒100%まで向上させても、たった2.2ノット(1割)しか向上しない。推進効率が落ちるのか。 |
| フィンスタビライザーのON/OFFで燃費は変わりますか? | ONの時は0.3ktの速度ダウンがありますが、常時ONでも定時に到着できるダイヤ設定になっています | フィンスタ使用中は余裕時間が無くなるということか。しかし意外と波が無いときでも使用しているので、むしろ常時使用を前提にダイヤが作られているのだろう。 |
| 巡航時の燃費と燃料消費量はどのくらいですか? | 14m/Lです。往復で160kLの燃料を消費します。燃料はA重油とC重油です。 | ちなみに1043人の定員なので、1人あたり14km/Lとなり、車1人乗りと同じくらい。意外と悪い。だが、貨客船なので荷物も運べる。換算は難しい。 |
| 艦内の発電設備について教えてください。 | 1000kWの発電機を3機搭載し、そのうち2機を使用します。更に非常用発電機もあります。現在はそれぞれ発電量600kWで作動しています。発電はDC24V、AC100V、AC200V、AC440Vの4種類です。 | かなり冗長性の高い設計になっている。発電用エネルギーなど、巡航中はメインエンジンから貰ってくれば良いのでは?と思うが…。ちなみにメインエンジンが1万kw前後なので、発電機はその10%くらいの出力。推進用に比べて発電用のエネルギーは結構大きい。冷房を使う夏季はもっと消費電力上がりそう。 |
| スラストレバーは艦橋と機関室両方にありますがどちらが優先ですか? | 設定用の切り替え機があります。巡航中は機関室優先、港内では船橋優先のことが多いです。 | 妥当な設計。 |
| 自動操縦はありますか? | あります。現在も作動中で進路165度に設定してありますが、これは進行方向を維持するのみで横流れは修正してくれません。 | 黒潮を横方向に横切るが、このときも同じ方向を維持していると燃費が悪くなるのでは。少し上流側から黒潮に入り、下流側に流されつつ抜けると燃費が最も良い気がするのだが。 |

メインエンジンの回転数 490rpmを維持している。

メーターパネル
| 減速機油圧 | 過給機油圧 | バルブ油圧 | メインエンジン 油圧 |
負荷計 | 舵角 | プロペラ ピッチ角 |
| 過給圧 (左バンク) |
過給圧 (右バンク) |
冷却水圧 | 燃料系冷却水圧 | 燃料圧 | タービン回転数 (左バンク) |
メインエンジン 回転計 |
| ? | 燃料タンク 液面高 |
? | タービン回転数 (右バンク) |
主軸 ODOメーター |

おがさわら丸

ははじま丸
500トン程度の小さな船なので揺れまくる。こういうときは寝るのが正解。
寝ていると、船首が浮いた感覚と、そのあと着水してプラスGが掛かる感覚が。

ちなみに小笠原全島では、MOVAの通話は可能なもののiモードは使えない。
FOMAの場合はiモードもパケホーダイも使えるようだ。
ちなみに他のキャリアは全て無理。島旅好きはDOCOMOが定説のようだ。

母島 南崎 バイクで行ける最南端から更に徒歩1時間
青い海がかなり綺麗。小さく見えるが、標高90mの山の上から見下ろしている。
右に見える白い砂浜は200mの長さがある。

母島 南崎

母島ヘリポートとバイク
ちなみに燃費は20km/Lくらい。かなり悪い。
まぁ、10〜15%以上の坂道を走りまくったので妥当なところか。
15%とおぼしき坂道の上りでは、全開でも30km/h弱が最高速度。50ccとはいえエンジンの力は偉大だ。
ちなみにガソリンはレギュラーで272円/L 本土の倍以上の値段。

おそらく標識がある坂道では最高の勾配なのでは?

3泊目の宿
3人部屋だがオフシーズンだったので1人で使えて広々

父島では自転車を借りた。
南北に長い母島と違って父島は1周できる道路があるので、自転車でも面白そうだから。
ちなみに21段変速。

50ccのバイクと違い、10%の坂は非常にキツイ。
そしてそれが延々と続く。
漕いで登れるのは6%くらいが限界で、連続した10%の勾配では登ることすらできない。
よって、上りでは歩き、下りではチャリに乗って爆走(30km/h〜40km/h)という感じだった。

父島最高峰の中央山315mの頂上から
海抜0mから全て人力でここまで上るのはかなり苦労した。本当にガソリンエンジンは偉大だと思った。

ワインディングの横には延々と青い海が
歩きながら苦労して上った道なのに、下りはあっという間。
上り4km/h 下り30km/hくらいか。
ちなみに下りに関していえば、原付よりもチャリの方が速い。
原付は重く、旋回時にあまり大きくバンクを取れない。下手すると転ぶ。
まぁ、自分がチャリには乗り慣れているが原付に乗り慣れていないだけだと思う。
あと法規上の話では、チャリには法定速度がないので、
制限40の道路では30以上出せない原付に対してチャリは40までOK。まぁ細かい話ではある。
小笠原の人は、おおむね制限速度は守る傾向にある。
原付では30km/h以上出すことは滅多になく、20km/hくらいでトコトコ走っていることも多い。
漕がなくても進む便利な自転車程度に思っているようだ。
結局、チャリでの走行距離は30km程度だった。
| 母島 | 父島 | |
| 移動手段 | 50ccバイク | MTB21段変速 |
| レンタル費 | 3000円/day | 1500円/day |
| 燃費 | 20km/L | ? |
| 最高速度(上り) | 25km/h | 4km/h |
| 最高速度(下り) | 30km/h(法定速度) | 40km/h前後 |

急患が出たということで、海上自衛隊の飛行艇US-1が出動
港内で離陸滑走を開始、こちらへ向かってくる。
意外と短い距離で離水して、集落の真上を飛び越えて北(東京方面)へ飛び立っていった。
US-1のせいで出航できず、帰りのおがさわら丸は7分遅れで出航。

おがさわら丸の出向にあわせて、様々なクルーザーが船と並走する。
ちなみに並走から離脱するときは誰かが海に飛び込むのがお約束のようだ。
写真のあたりは低速だが、沖合いまで出てくると航海速力まで加速しているので、
うねりがある中では小型船では限界いっぱいのスピードのようだ。
次々に見送りの船が脱落していくなか、最後まで追跡してきた船は兄島の沖合いまでついてきた。

ノートPC+GPSユニットで、現在位置と速度、進行方位は完全に把握できる。
狭い港内では何kt出しているのか?今どのへんなのか?
というのは船に乗っているときには意外と面白い情報だったりする。
ちなみに朝起きたときに見てみると、なぜか14kt前後しか出ていない。通常は22kt前後のはず。
おかしいなと思っていると、「2機のメインエンジンのうち1機が故障しました」とのアナウンス。
結局3時間ほどで修理は完了したが、実際には10分の延着で到着した。
父島で7分遅れで出発したことを考えると、実質3分遅れ。
この遅れを挽回するために、混雑する東京湾内で20kt以上出したり結構がんばっていた。

980円。
夜飯。
揺れまくっている船内で、カウンターから自席まで料理を自分で運ぶのはちょっと…。
味噌汁少しこぼれたし。
あと1人従業員を増やして、普通のレストランのように料理を運んでほしい。

300円。
朝飯。
船内にはレストランとスナックがある。
スナックはスナックなので酒も飲めるが、朝から営業していてこのように軽食も食べられる。

700円。
昼飯。
ちなみにレストラン以外にも、メシを食う方法はある。
菓子を販売している自販機もあるし、カップめん(200円)を売っている自販機もある。
給湯器もあるので、陸上でカップめん買って持ち込むのが正解か?